3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2連覇を目指す
日本代表の守護神、 藤川球児
投手(28)=阪神=が、仁王立ちだ。
先頭打者に四球を許したものの、その後、3連続奪三振。本格的なWBC
モードに突入した球児が、圧巻の投球で順調な仕上がりを見せつけた。
サムライジャパンのラストシーンは藤川が決める。浪速の野球ファンの歓声
が心地いい。風格を漂わせながらマウンドに上がり、その右腕で試合を締め
くくった。
「本番と思いながら投げました。いいものが出ても、悪いものが出ても、今は
すべてプラスに考えられますから。あとは力強く投げていけるように、ですね」
藤川にとってはリベンジの機会となる国際舞台。3年前の第2ラウンドでは米国戦、
韓国戦でリリーフに失敗。昨夏の北京五輪でも、大事な場面で失点した。
世界を相手にまだ結果を残していない。今回こそ勝利に貢献する。その重圧を
背負う覚悟はできている。 (サンスポ)
サムライジャパンのラストシーンを決めるのは、記事のとおり藤川球児か、
それとも 馬原孝浩
(ホークス、熊本市立高-九州共立大)か。 山田久志
コーチ
は馬原をかっている、という報道もかつてあったが・・・。
藤川球児
ボクが初めて藤川をナマ観戦したのは1997年8月、夏の甲子園・2回戦、
高知商高-平安高戦。ただ、お目当ては藤川ではなく、当時人気だった平安高
のエース・ 川口知哉
(元・オリックス)。
ボクに限らず、この日スタンドを埋めたファンの多くが注目していたのは川口だった。
試合開始前、川口がグランドに姿を現しただけで、 「
ウォ~!」
と地響きの
ような歓声があがったのには驚いた。だからこの試合の藤川、どちらかというと、
スター・川口の「敵役」といった役回りだったかもしれない。
当時、藤川の球が速かったかはまるで憶えていない(記録を見ると川口に伍して
10三振を奪っていたようだけど)。記憶にあるのはバッテリーを組んだ
兄・ 順一
(現・四国九州IL、高知GM)のほう。弟を懸命に支えているような捕手
ぶりと、気合いの入った打撃に注目したものだった(試合は0-5で藤川のいる
高知商高が敗退)。
<高知商高時代>
■チームメイト■
兄弟バッテリーを組んだ兄・ 藤川順一
。
■高知県内のライバル■
明徳義塾高・ 寺本四郎
(元・ロッテ)、高知高・ 土居龍太郎
(元・横浜、法政大)
らとトリオで 「高知三羽烏」
と呼ばれた。
■甲子園のライバル■
前出の川口知哉のほか、先頃、WBC代表選手から落選した浜田高の 和田毅
(現・ホークス、早稲田大)や秋田商高の 石川雅規
(現・ヤクルト、青山学院大)
らがこの大会に出場していた。
※川口知哉のいる平安高は決勝までコマを進めたが、 高塚信幸
(元・近鉄)
のいた智弁和歌山高にスコア3-6で敗退した。
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