1.事実
どの大学も「打撃力」は高くない。つまり東大の元来低い打撃力は、
他大学と比較して五十歩百歩の違いしかない。
(つまり、あまり差はないということ)
2.予想
上記1であれば、勝敗を左右するのは「投手力」である。大学野球の
場合は、最終学年の4年生の頑張りが顕著で、「自分しかいない!」
と意気に感じる環境下の、かつ絶対的なエースがいるチームが有利だ。
3.期待
各大学に4年生投手はいるが、そういった条件を満たす投手はそう
多くない。慶應義塾大・ 中林伸陽
(4年、慶應高)と、東京大・ 鈴木優一
(4年、西尾高)だけだ。とりわけ昨秋、予想外ながら2勝を挙げた鈴木
は、大いに自信をつけてこのリーグ戦に臨むことになり、期待は大だ。
◇ 「
慶應高、元エース中林伸陽
」
(2009.1.25) →
こちら
へ。
◇ 「
東京大・鈴木優一、ボロボロでも・・・
」
(2009.4.5) →
こちら
へ。
4.条件
ただ上記1~3だけでは、良くても「Aクラス」止まり。優勝するためには
他に次のような条件が必要になる。
条件(1)鈴木の防御率を2点以内に抑えること
鈴木の昨秋の防御率は3・78だった。ただ早稲田大に1試合で8点を
失った昨年9月20日の試合が数字に影響した。今季、早稲田の打撃力
は落ちており、早稲田戦も含む防御率2点以内は、決して難しい数字
ではない。
条件(2)鈴木の投打にわたる「フル回転」が必要
打撃も非凡な鈴木。登板しない日は野手となって6番あたりを常時打つ
ことで1試合あたりの得点を昨季の1・2点から3点に上積みをしたい。
昨秋の鈴木は34打席34打数10安打、打率.294であり、規定打席
(40打席)にわずかに及ばなかったが、もし規定打席に達していれば、
リーグ打撃十傑の堂々7位にランクインしていた。
条件(3) とにもかくにも濱田が出塁すること
1番・ 濱田昌平
(4年、茨木高)はセーフティバントなど小技を多用し、
とにかく出塁すること。そして塁に出たら俊足を生かして次の塁を盗む
ことで、得点力をUPすること。とりわけ開幕戦の 斎藤佑樹
(3年、早稲田実)
との駆け引きが重要。最初の打席では、粘りに粘って斎藤にリズムを作らせ
ない方法もある。
そして、 5.結論
。
これらの条件が揃えば、東大が優勝してもまったくおかしくないし、現状の
戦力からは決して無理なことではない。
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