聖望学園高は昨年(2008年)のセンバツで好投手・ 大塚椋司
(現・新日本
石油ENEOS)を擁して準Vの実績をもつ。一方の本庄一高もブラジル人
留学生の 奥田ペドロ
や 伊藤ディエゴ
らの活躍で昨夏の北埼玉大会(記念大会)
に優勝、甲子園に出場した実績がある。「全国区」の注目を集めるチームどうし
の対決となった。
◇ 大塚椋司
の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「新日本石油・大塚椋司が絶好調だ」
(2009.4.7) →
こちら
へ。
◇ 奥田ペドロ
の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「本庄一・奥田のサヨナラ打」
(2008.8.5) →
こちら
へ。
本庄一 003 000 000 =3
聖望学 002 1 1
0 00X =4
(本)萩原-伊藤、(聖)佐藤
スコア0-0のまま迎えた3回表、守備の乱れが引き金となって試合が動いた。
無死満塁のチャンスに、本庄一の3番・ 田村和麻
は平凡な三塁ゴロ。
だが聖望の三塁手・ 小島尚幸
が打球を右手の指に当ててボールを前にこぼし
た。それでも本塁は十分に走者をフォースアウトできるタイミングだったが、
小島の送球は待ち構える 河合賢人
捕手のはるか頭上を通過・・・。
これでニ塁走者までも生還し、本庄一が2点を先制した(その後も捕手の野選
があり、3点目を追加)。
3点差を追う聖望は、その裏、すぐさま反撃に出る。二死一・三塁のチャンスを
つかむと、4番・ 城戸愉快
と5番・ 西村凌
が連続適時打を放ち2点を挙げた。
なおも続く4回裏、一死一・三塁のチャンスで1番・ 佐々木健介
の一塁ゴロの間
に1点を追加し、聖望が同点に追いついた。
勝敗が決したのは5回裏、聖望の攻撃だった。安打と四球で作った無死一・二塁
のチャンスに送りバントで確実に走者を進める(一死二・三塁)。そして先ほど
悪送球をして先制点を献上するきっかけを作った小島が打席に入る。本庄一は
エースの 伊藤ディエゴ
をマウンドに送る。聖望・小島と本庄一・伊藤の対決。
初球ストライクの後、小島は2球目を叩いて左中間に大きな犠飛を打ち上げ、
貴重な1点を挙げ、これが準決勝進出を決める決勝打となった。
小島尚幸
、3回の守備ではグラブの前に右手が出て、打球をまともに指に当てた
ように見えた。それ以降は「つき指」の痛みに耐えながらのプレーだったと思う。
それでも、自分のミスをちゃんと自分でリカバーしたのだから立派だった。
さて、プロ注目の本庄一・ 奥田ペドロ
。この選手を見たのは何度目だかボクは
憶えていないけれど、打撃・守備ともにセンスを感じるプレーヤーだ。今日で
高校野球は終わったけれど、次は今秋のドラフト指名を待つことになるのだろうか。
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