あま野球日記@大学野球

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2010.03.22
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カテゴリ: 大学野球

「学生野球をめぐる歴史」 のこと。


■1911年(明治44年)、加熱する野球人気に対し、東京朝日新聞が8月29日から
約1ヵ月間、全22回にわたって「野球と其害毒」を連載。この記事をきっかけとして、
大論争が起こった。

◇関連記事  「野球と其害毒、東京朝日新聞より」


■今回の(1)は、「野球が与える悪影響」を主張した人と、その趣旨。

以下、wikipediaより引用。

新渡戸稲造 第一高等学校校長
「野球という遊戯は悪くいえば巾着切りの遊戯、対手を常にペテンに掛けよう、計略に
陥れよう、ベースを盗もうなどと眼を四方八方に配り神経を鋭くしてやる遊びである。
ゆえに米人には適するが、英人やドイツ人には決してできない。野球は賤技なり、
剛勇の気なし」

◇関連記事 「野球害毒論、新渡戸稲造」

乃木希典 学習院長
「対外試合のごときは勝負に熱中したり、余り長い時間を費やすなど弊害を伴う」

金子魁一 東京大学医科整形医局長
「連日の疲労は堆積し、一校の名誉の為に是非勝たなければならぬと云う重い責任の
感が日夜選手の脳を圧迫し甚だしく頭に影響するは看易い理である」

磯部検三 日本医学校幹事
「あんなにまでして(ここでは渡米試合のことを指す)野球をやらなければ教育ができぬ
というなれば、早稲田、慶應義塾はぶっつぶして政府に請願し、適当なる教育機関を
起こして貰うがいい」「早稲田、慶應の野球万能論のごときは、あたかも妓夫や楼主が
廃娼論に反対するがごときもので一顧の価値がない」

松見 順天 中学校校長
「手の甲へ強い球を受けるため、その振動が脳に伝わって脳の作用を遅鈍にさせる」

川田 府立第一中学校校長
「野球の弊害四ヵ条。一、学生の大切な時間を浪費せしめる。二、疲労の結果勉強を
怠る。三、慰労会などの名目の下に牛肉屋、西洋料理等へ上がって堕落の方へ近づ
いていく。四、体育としても野球は不完全なもので、主に右手で球を投げ、右手に力を
入れて球を打つが故に右手のみ発達する」

◇関連記事 「野球害毒論、川田府立第一中学校長」


■「脳の作用を遅鈍にさせる」「右手のみ発達する」。そしてトドメは「あたかも妓夫や
楼主が廃娼論に反対するがごときもの」といった下りは、いったい何をかいわんや。
ま、知識人とか教育人と尊敬を集めた人たちですら、所詮この程度の見識しかなか
ったということか?

※ちなみに赤線が廃止されたのは1958年(昭和33年)のこと。関係ないか???

(続きは 次回 に)



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Last updated  2010.05.05 10:59:47
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