あま野球日記@大学野球

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2011.03.17
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カテゴリ: プロ野球


巨人・渡辺恒雄球団会長が16日、3・25のシーズン開幕を厳命した。都内ホテルで行われた燦燦会で「明るい活力を持って、国民の大衆に見せることができるのはプロ野球選手」と、被災地復興のために全力プレーをみせるよう選手に要望した。
大戦争のあと、3ヶ月で選手から試合をやりたいと声があり、プロ野球を始めました。 フェアプレー、緊張した試合をすれば見ている人は元気が出て、エネルギーが出て生産力が上がる」と力説した。


■ボクは、 渡辺恒雄 さんの 「大戦争のあと、3ヶ月で選手から試合をやりたいと声があり、プロ野球を始めました」 という発言が気になった。ナベツネさんの言う終戦3ヶ月後の試合とは、 昭和20年11月23日、神宮球場で行われた「東西対抗戦」 のことを指している。

ただ、この「東西対抗戦」と今年の開幕を一緒に論じるのはいかがなものか。

終戦直後、たった3ヶ月で奇跡的に開催できたのは 鈴木龍二 さん、 小西得郎 さんや 川村俊作 さんのような「職業野球復活」に賭ける人たちがいたからこそ。道具類をかき集めることから始めた彼らの情熱的な行動が選手たちの気持ちを動かし、ファンを球場に誘った。また戦争が「終結」したという事実が人びとに安堵感や解放感を与え、その空気が下支えした。


■今回は事情が違う。決定的に違うのは、まだ何も「終結」していないこと。東日本ではいまも余震が続き、いつ再び大地震が襲うかまるでわからない。また被害からの復旧、原発問題、そして電力不足、何ひとつ解決していないのだ。

さらにナベツネ発言を支持する空気がないこともまるで違っている。もともとナベツネさんに野球ファンの支持などなかったことに加え、選手会も異を唱えている(選手会にしては珍しくまっとうな言動だ)。ファンだって、いったいどれだけの人がむりやり開幕することを望んでいるか極めて怪しい。

いつもながら、ナベツネさんの傲慢さに憤りを感じる。



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Last updated  2011.03.19 07:39:59
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