■昨日(7月11日)、日米大学野球第5戦を観戦した。2勝2敗で迎えたこの試合が最終戦。、思わぬ伏兵が日本代表チームを優勝に導いた。
それは 岡大海
(明治大4年、倉敷商高)である。ただ岡は本塁打を打ったわけではない。貴重な適時打を放ったわけでもない。打撃成績は3タコと1つの死球である。 その死球こそがチームを救った。
(写真)スコア
■追いつ追われつの好ゲーム。そして4回裏、ドラマが起きた。一死後、7番・岡が打席に立った。初球、なぜか岡はセイフティバントの構えをみせ、身体が前方に傾いた。すると投球は岡の足に当たってしまった。倒れこみ、苦悶してのけぞる岡。そして立ち上がりかけた瞬間、被っていたヘルメットをはぎ取ると、思い切りグラウンドに投げつけた。
(写真)安打はなかったものの、この試合の真のMVPは岡大海である
■グラウンドでは両軍ベンチから監督・コーチ・選手たちが飛出し、一触即発のムードに。審判団が必死に両軍をなだめて事なきを得たが、この岡の戦闘姿勢が日本代表ナインの心に火を点けた。その後、四球、盗塁、ワイルドピッチでチャンスを作ると、9番・ 嶺井博希
(亜細亜大4年、沖縄尚学高)の適時打と1番・ 大城戸匠理
(法政大4年、藤井学園寒川高)の内野ゴロで2点を追加した。
さらに5回裏には4番・ 梅野隆太郎
(福岡大4年、福岡工大城東高)、5番・ 中村奨吾
(3年、天理高)が連続本塁打を放ち、勝利を決定づけた。
(写真)梅野隆太郎。5回、レフトスタンドに本塁打を放つ
(写真)中村将吾。梅野に続き2者連続本塁打を放つ
■前回のブログで、ボクは岡を「脱力系」の選手と書いたが、それは完全な誤りだった。岡は熱い闘志を秘めた頼もしい選手だった。訂正するとともに深くお詫びする次第である。
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