入院そして出産


  AM 9:00入院する。と言っても前触れもなく元気に入院だ。そして荷物を置くなり、すぐ着替えていきなり浣腸(きゃーいきなりかよー!!)でも、がまんしきれずにすぐにトイレに行っちゃう。部屋に戻って、右手首に長~い針を刺して促進剤を打つ。さぁさぁ!始まりだぃ!
  PM 5:00終了!あれ?陣痛がつかなかった・・・痛い思いをしたのに。
  ヾ( ̄ー ̄) chichichi 妹達が、まだまだ本格的じゃないなぁ・・・と。先生と余裕で笑ってる。痛さの予感をまだ覚えず、今日は断念。へへへー
  のん気に、出されるご飯もペロリと食べて、TVを見て寝る。
  予定なら今頃あなたは、声をあげてるはずなのに!なんでまだお腹にいるのだ!?と赤ちゃんに問いながら・・・

2002年1月12日
  AM 9:00今日もまた促進剤。強めにするぞー!と言われ1時間もすると昨日とはぜんぜん違った痛さが。途中、内診の為1Fの診察室へ。そこで硬いといわれてる子宮口を指で開けられる。な・・・なにをーの痛さに仰け反る私。
  すっかり弱りながら再び部屋にもどって続きを。だいたい私は痛いのに弱いのだ。心音の測定器を見ながら、陣痛の波と赤ちゃんの心音の関係をチェック。午後になって、吐き気ももよおす。何度か先生が部屋へ来て、様子を見て、また子宮口を開ける。どーやら、私の子宮口は非常に硬いらしい。

  PM 6:00ようやく分娩室へ。この時、すでにゲロゲロ状態。そして夕方から強い陣痛の後、心音が下がることに要注意だと説明が。万が一の場合は、帝王切開にするから!と言われてしまう。そして訳もわからぬまま「いきんで!」と助産婦さんに言われる。なんせ、赤ちゃんは下りてこようとしないもんだからまったく「いきむ」と言う感覚がわからないのだ。もう何度となくもの「いきんで!」を繰り返して私は耳鳴りし始め、呼吸もしんどくなり、貧血状態になりかけた。

  PM8:00これで最後だ!と先生もひじでお腹を押し「らっぱ」というもので引っ張りPM8:04誕生する。
  「どろりん」・・・こんなたとえの産まれ出た瞬間。切開のタイミングと産まれたタイミングがずれた為、出血がすごかったのをもらったビデオで見て、うっときてしまった。血がついたままの璃恋を初めて抱く。ママだよ~
  この時、眼球が下に下がるのを発見。おまけに呼吸もぜぃぜぃ言う。
  すぐさま、隣りの部屋に連れていかれ、私は後産の処理をして着替えさせてもらって分娩台に寝たまま1人になってしまう。
  「え?赤ちゃんは?異常ありなの?説明してよー!!」ともんもんとする。
  どうか神さま、この子が5体満足でありますように。なんなら、私と交換して!

  2時間が経過する。先生から説明があった。肺に粘液が残ってて、呼吸がしんどかったんだと。目は、きっと生まれる時にしんどかったんだろう。心音が何度か止まったから。いわゆる「仮死出産」だったと。しばらく様子を見ます・・

助産婦さんが車イスで移動してくれる。
  璃恋は?「保育器に入ってるから朝まで様子を見ます」車イスで保育器に入れられワンワン泣いてる自分の子を遠目で見ながら部屋に戻る。
  不安だ・・・でも大丈夫だよね!?と言い聞かせベッドへ横になる。

  なんで?もっと早く産んでたら。いや、こんなきつい促進剤なら帝王切開した方が赤ちゃんにとって良かったのでは?
  友達が次々とメールを送ってくれた。でも大きな声で笑って言えない?

  夜中に何度も何度も新生児室を見に行く。ずーーっと泣いてる。

2002年1月13日
  AM9:00目が覚めて、すかさず見に行く。
  保育器から出て、1番手前に寝かされている。
  まぎれもない私の子だ!よかった~早く抱きたい。おっぱいは?いつから?
  ドキドキしながらもう、何回も何回も見に行った。

2002年1月14日
  AM10:00の授乳の時間に初めて参加。
  まず、アルコールで手を除菌し、赤ちゃんのオムツを換える、体重を測る、記録する、そしておっぱいを消毒してください。
  ・・・看護婦さんの言われるままに新人の私は、慣れない手つきでオムツも換える。そっと抱いて、そっと測りにのせる。なんだか、こわれそーで!
  だいたい、この時期は出産ラッシュで先生も看護婦さんも大忙し。おっぱいってどうやるの?って感じだった。手馴れた手つきで看護婦さんのされるがまま初めておっぱいをあげる。えらいよなぁ。赤ちゃんって誰も教えてないのに吸うことを知ってるんだ。他のママのオッパイときたらすごいんだけど。
  私はなーーんにも出てないような気がして。測ったら、減ってる。あれ?どーいうこと?残念ながら、まだちょっとしか出てないようで、ミルクを足してもらい授乳初日第1回目が終了した



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