カラダにメスを入れる前… ―Part.2―

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成長のキセキ・２おしり編

December 8, 2007

テーマ：バストアップ(579)

カテゴリ：ぷりてぃＩ・MermaiDreamProject(肌)

もう、めちゃくちゃでした。

私の、嬢最後の日がやってきました。

その日についたお客が、隣に私がつくなり、体を触ってきたんです。

おさわりなんか、ない店なのに…。

荒れていた私は、その客に、つっかかったんです。

『ふざけないでよね！何であんたなんかに触られなきゃいけないの!!』

ものすごくモメました。(当たり前)

待機室で、ものすごく叱られました。

『貴子!!(私の当時の源氏名)いいかげんにしろ！

　お前は、指名は入るけど、 お客さんからのクレームも、最近多い んだよ！』

『…だったら、もう辞めます！お世話になりましたッ』

『そういう問題じゃないだろ!!反省しろ！』

『嫌です…もう辞めます…今日限りです…お世話になりました!!』

私は、もうヤケでした。

もう嫌なの…もう…

指名の取り合いも。人間関係と恋愛でぐちゃぐちゃするのも。

これ以上、悲しい恋に、自分の気持ちを賭けるのも…。

すべてを　なげだしたいの

いつも通り、送迎で、仕事の後は、家に帰ります。

そのとき、以前お客さんの取り合いでモメた、ナナちゃんが、

この時、こんな話をしてくれたんです…。

…彼女には、 仲直りした後、自分が変わりたいと思ってることを、話していた んです。

別段仲が特に良いわけでもなかったのに…どうしてなんだろう？

『タカコちゃん。

　全身整形するのは、簡単だよ。お金さえかければいいんだからね…

　でも、その前に、努力、した？

　出来る限りのこと、した？

　ダイエットしたり、メイクしたり。

　ダイエットやメイクだってね、劇的に変われるんだよ！』

私のワガママで、お客さんをめぐって、ケンカになった彼女。

それなのに…そんな私に、こんな風にアドバイスくれるなんて…。

本当、最低なオンナだったよね、私。

ごめんね、ナナちゃん…。

以前、この話をしましたが、

音楽関係で、 ユニットを組んだ意地悪な子 を見ていて、思ったんですよね。

見た目さえよければ、後ろでどんなにイヤナヤツだろうが、関係ないもんなんだ…

カワイコぶってさえいれば、裏では何やってもかまわない…

ちゃんとした考えの、 もうひとりの子 と、私は、

このオンナのワガママ、嫌な言葉、ぶりっ子に耐えて、がまんしてユニットを続けてたから。

でも、 ちっともいいことなんてなかった。

このオンナが、全部美味しいところを持っていくから。

でも、 この子の卑怯な部分を、私達ふたりは、知ってた。

でも、 周りの人に訴えても、誰一人、信じてやくれなかった。

それどころか、 ひがんでんじゃないの、とまで言われ ました…。

正直、許されるなら刺しちゃいたいくらい、この人が嫌いでした。

この時から、 優しくても…思いやりがあっても…ちっともトクなんてしない、

そう思うようなオンナに、私は…なっていきました…。

嬢仲間の子達は、その日、送迎の車を降りる時に、

私に、口々に、言ってくれたのでした。

『ちゃんと、明日もお店に来なよね！』

『辞めたらだめだからね！』

けれども、ごめん、みんな……私がお店に行くことは、二度とありませんでした。

次の日。

もう、生きてることさえ嫌でした。

でも、死ぬとか、そういうのやってない。

だから、逃げることにしました。　

今いる場所じゃない、どこかへと。