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先日、撮影もかねて日本橋は人形町まで出かけてきました。人形町は江戸時代からつづく老舗が多く、また、安産にご利益があることで知られている水天宮があるために、多くの観光客で賑わっています。「人形町通り商店街」には、すでに「謹賀新年」と書かれた提灯が用意されていました江戸時代、日本橋人形町には人形芝居の小屋があり、多くの人形使いが住んでいたことから、「人形町」という町名になりました。商店街の一画に、上の写真のような時計台があり、江戸の庶民の様子が漫画で描かれています。なかなか粋な時計台です。人形町の名物といえば、やはり「人形焼」ですね。買い求める人が並んでいました。商店街から一歩裏道に入ったところに「あづま軒」という中華料理屋があります。町で良く見かける、普通の中華料理屋さんですが、この店で評判なのが醤油ラーメン(500円)です。来店する客の半数は、このラーメンを注文します。安いうえにさっぱり系の東京ラーメンで、小生の追い求めている味に近いラーメンでした。ストレート麺とスープのコンビネーションが絶妙で、「二日酔いの日には良いね」と常連客が絶賛していました。
2011年12月24日
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もう、ご存知の方も多いと思いますが、9日に釣りに出かけて使った、万能フライといわれる「Xカディス」を紹介します。このフライは、シーズンを通して有効ですが、特に今のメイフライがハッチするような時期に威力を発揮するようです。なぜ「Xカディス」というのか、というと「カディス」のようでもあり、「コカゲロウ」のシャク(ハッチした後の抜け殻)のようでもあり、はたまた「ダン」や「イマージャー」のようにも見えるからでしょう。つまり、あらゆる水生昆虫のダンからアダルトまでをカバーする、なんでもありのフライなんですね。巻き方はエルク・ヘア・カディスとほとんど同じです。●フック:TMC900BLかTMC102Y(ワイドゲイプ)の14番から18番に巻きます。●テイル:ジーロンの「ジンジャー」かエアロドライ・ウイングの「タン」を巻きつけます。シャクの透明なテイルをイメージするなら「ジーロン」、浮力を考慮するなら「エアロ」を巻きますが、結果は大差はありません。●ボディ:FKタブの「タン」を少量づつ巻きつけます。ボディはなるべく、すっきりと巻くほうが良いでしょう。●ボディ:シャンクのアイからの3分の1くらいの箇所にブラウン・ハックルを巻きとめます。ハックルのファイバーは長くても、どうせカットしまうのですからかまいません。パラシュート・タイプのフライには使えないようなモノで充分です。●ボディ:ハックルをセットしたらFKタブを、ヘッドを部分を残して巻きます。その上にハックルを3回転させて巻きとめます。●ウイング:エルクヘアの毛先を揃えて、ヘッドに巻きとめます。エルクの分量を、ついつい巻きすぎてしまう人が多いのですが、ちょっと少ないかな、なんていうくらいで調度良いようです。特にオーバーウイングを乗せるような時は、少なめにするといいですね。●オーバーウイング:本来エルクを巻きとめればOKですが、小生は少々、老眼気味なので蛍光ピンクの「エアロドライ」を乗せています。ナチュラル・カラーのエルクヘアをキャストすると、見失いがちなのですが蛍光ピンクのおかげで、やや沈み加減でも見えますね。最後にハックルをゲイプの幅の半分くらいでカット。ヘッドやテイルをカットすれば完成です。簡単に巻くことができます。フックのサイズで14番くらいから18番くらいまでのサイズを巻いておき、魚の出がシビヤーならサイズを落とすと良いようです。ボディが水面に張り付くように浮いたところは、ダンに見えるようです。このフライは水を含むとやや沈み加減になりますが、波にもまれてやや沈み、浮上してくるところはイマージャーやピューパ見えるのかもしません。浮上してくる瞬間にヒット、ということもありました。上の写真はカワゲラ(ストーンフライ)のアダルトです。こんな昆虫やメイフライがハッチしていましたから、水温もハッチに適した温度になったということでしょうね。上は最後に釣れたヤマメです。小生の「Xカディス」をくわえています。サイズは25センチと、先に釣った28センチのヤマメには劣りますが一番きれいな魚でついつい見とれてしまいました。
2008年05月11日
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大田区にある羽田空港が昨年、新しくなりマスコミを賑わしました。羽田空港は、多摩川の河口に位置していますが、実はこの河口が東京における有数の心霊スポットとなっています。上の写真は「五十間鼻無縁仏堂」と呼ばれ、陸から河口に突きでた祠に、お地蔵様が安置されています。多摩川で水難にあって行方知れずになった遺体や、関東大震災、1945年の東京大空襲の際には、多くの遺体が河口に流れついたそうです。もともと、河口というところは湾に流れ出た水が左右に分かれて渦を巻き、ふたたび岸近くに戻ってきます。ということで、流れ出た遺体が岸に流れ着くことが多いといわれます。夏になると、この沖合に無数の狐火のような青白い炎が立つのを目撃した人は、少なくないといわれています。羽田空港の入り口に大きな鳥居だけがポツンと立っています。この鳥居は、もと穴守稲荷神社に入る入り口にあったものです。穴守稲荷神社は、戦争前は現在の羽田空港内にあったのですが、戦後の1945年にGHQの命令で立ち退かされてしまいました。しかし、いざ鳥居を撤去しようとしたところ、工事中に怪我をする者や事故死する者まで出たことから、鳥居の祟りだと騒がれました。結局、神社は立ち退いたものの、鳥居はそのままに残されてしまいました。その後、羽田空港の拡張工事の際に、撤去しようとしたら、再び事故が頻発。動かすことができず、長い間、空港内の駐車場に立っていたのです。数年前に滑走路を、海上に増設することになり、羽田空港は新たに整備されることになり、駐車場に残されていた鳥居も、ようやく現在の場所に移されたのです。移す際にお払いをしたのかどうか分かりませんが、その時は何事もなく移転することができたようです。
2011年03月04日
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我が家の近くにソバを打つ腕を磨き、自分たちで打ったソバを食するという会があります。会員は20名くらいでしょうか。今年の春から「夏ソバ」を栽培してきました。それを収穫し粉にひいて、最終的には収穫したソバ粉でソバを打って食すのが目的です。上は収穫したソバを乾燥させたものです。さて、これからどのくらいのソバ粉が収穫できるかはおいておき、ここから脱穀しソバの実を取り出して、ゴミを払ってソバの実だけを取り出します。まず脱穀するのに、「くるり棒」という脱穀棒を使います。もちろん、昔使われて農具ですね。遠心力を利用して、先端の棒で乾燥させたソバを打ち、ソバの実を落とします。上が「くるり棒」という農具です。当然、ゴミがたくさん出ますから軽いゴミを吹き飛ばし、実だけを選別するのが「とおみ」という機械です。「とおみ」の側面をについているハンドルをまわすと、中に板の羽がありそれが回転して風を送り、ソバの実とゴミを分けることができます。さて、取り出したソバの実を今度は石臼で粉にしますソバ粉はゆっくりとひかないと、熱が出て香りが飛んでしまうのだそうです。よくおソバ屋さんの店先に「石臼でひいた粉を使用」と書いてありますが、機械でひいた粉ではないので「香りがいい、つまり「旨い」ということをアピールしているわけですね。もちろん、今では機械化されていて、このような器具は使われていませんが、昔は農家でよく見かけることができたものですねこの素朴な仕掛けの器具は、どんどん消えていく時代ですから、日本の農家で行われていた昔の作業の様子を知るには、貴重な資料ではないか思います。さて、昔の方法で取り出したソバ粉の味ですが、それは内緒です(~-~)
2008年08月10日
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フライフィッシングというと、「マニアックな釣り」と思っている人は多いと思います。正解です。だからこそ、面白いわけですが、フライをやる人に凝り性な人が少なくありません。俳優の國村隼(じゅん)さんも、その一人です。國村さんは、昨年から放送されていたサントリーオールドのCMで、娘を訪ねて上京してくるお父さん役に扮し、その渋い演技で話題になりました。彼の渋めの相貌と声から、バイプレーヤーとしてリドリー・スコット監督の「ブラック・レイン」、クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビルVol1」、日本映画の「ローレライ」「交渉人・真下正義」「日本沈没」など、実に多くの映画に出演してきましたが、NHKの朝の連続ドラマ「芋たこなんきん」では、主人公の夫・かもかのおっちゃん役で、お茶の間の顔として定着しました。國村さんは時間が空くと、渓に飛んで行き、フライを楽しんでいます。ニュージーランドの南と北の両島にも、一人で出かけていくほど熱中しています。実は、今月の22日に発売になる「フライロッダーズ」のインタビューページに、國村さんに登場していただいたんですね。1時間にわたってフライの楽しさ、フライ・タイイングの面白さを伺いましたが、國村さんの言葉の端はしに、フライフィッシングに対する熱い思いが伝わってきます。書店で見かけましたら、是非、ご一読ください。
2008年03月15日
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