太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2006.09.07
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カテゴリ: アラカルト
感動するとき、命のリズムが蘇り、命がイキイキとしてきます。
感動する素直な心が、人や生き物、自然に対して優しく振る舞う心を支えるもとであり、そうした優しい心を持つことが人から愛される根本です。

感動を伝播させて人を感動させることができれば、人はあなたのために喜んで手を貸してくれます。部下は喜んで一生懸命に働き、成長していき、あなたを助けてくれます。子供は自分の才能を自然と開花させ、イキイキとしてきます。

感動というと、私たちはとかく何か特別なことがないと無理だと思いがちだが、そもそもこの世の中に、大きな喜びに浸れるような機会など滅多にありません。
大きな喜びばかりを求めていると、絶えず不満ばかり抱いて生きることになります。

特別な何かを求めるのではなく、普段何気なく見過ごしているものの中に感動の種を見つけることです。
いつもフレッシュな気持ちで、何事にも好奇心を忘れずに関心を持って見ることです。
すると、人生のいたるところで、小さなことにうっとりとする小恍惚を見出せます。
美しい花や星、風景や絵、音楽、心のこもった料理、こうしたものも、関心を向ければ、「美しい」「素晴らしい」「美味しい」と素直に感動することができます。


「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」
と芭蕉は詠んだが、好奇心もなく生きていると、そんなものはつい見逃してしまいます。

また、江戸末期の歌人、橘曙覧は、
「楽しみは 朝起きいでて 昨日まで なかりし花の 咲ける見るとき」
と詠んでいます。本当に心豊かな幸せとは、日常のささやかな生活の中の小さな喜びを拾い集め、育んでいくところにあるような気がします。

青空があり、風が吹き、雲が流れ、花が咲き、川がサラサラと流れ、海が光る。難しいパズルやゲームをクリアする。小説や趣味に没頭して時間を忘れる・・・。
そういう喜びを当たり前のこととして見過ごしてしまい、何も感じられなくなってはおしまいです。
幸せは、ある朝、突然に大きな足音を立てて近づいてくるものではありません。
普段何気なく見過ごしている小さな幸せを見逃さないで、自らの努力で大きく育てていくことです。
それが、幸せをより大きなものに育んでいくコツです。





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Last updated  2006.09.07 04:47:10
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