太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2006.09.13
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カテゴリ: アラカルト
ある奥さんは、定年後、寂しそうに独りで晩酌をしている夫の姿が、最初のうちは嫌で嫌でしょうがありませんでした。
あるとき、たまたま聞いた倫理の話がきっかけで、楽しい飲み相手になってやろうと決心し、「少々くたびれた居眠り芸者でございますが、ハートでサービスさせていただきます」と相手をするようにした。
すると、後片付けは俺に任せておけとなるし、酒飲みのお父さんを嫌っていた娘もその姿を見て、「結婚相手は、お父さんとお酒を飲んでいてくれる人がいいな」と嬉しいことを言うようになったそうです。

この頃は、定年離婚とかリストラ離婚、家庭内別居という話をよく聞きます。
それを聞いて感じるのは、どちらか一方が悪いのではなく、お互いに自分のことばかり考えて、相手を不満に思い、相手の気持ちを思いやることに欠けているのではないかということです。
(人間なんて、完全な人は1人もいません。それなのに、お互いに100%を求めすぎるかではないでしょうか?50%も叶えば、これはもう素晴らしいことだと思います。)

幸せも不幸せも、突き詰めれば自分の心一つの置き所次第です。
角度を変えて同じ我が家、我が身を見直してみれば、幸せの青い鳥は、山の彼方にではなく、平凡な我が家の中に、つまり現状に感謝する自分自身の心の中にいるはずです。

生まれたばかりの赤ちゃんは、おっぱいをお腹一杯飲めば、後は何もいらないとばかりに幸せ一杯の顔をします。


アメリカの政治家、ベンジャミン・フランクリンは言いました。
「人間の幸福は、時たま訪れる素晴らしい幸運よりも、日常の小さな便宜から生まれる。私には三人の信頼できる友がいる。老いたる妻、老いたる犬、そして僅かばかりの貯金」
本当の幸せとは、まさにごく身近な日常的なものの中にあると思います。

・雨露をしのげる家がある
・今日も何事もなく家族全員が元気に食卓にそろった
・今日も一生懸命に打ち込める仕事がある
・楽しく語り合える友がいる
・乗り物が普段通りに走っている
・川は澄み明るい青空に白い雲が流れている
みな、当たり前のように思っているが、まことに「有り難し」のことばかりです。
「今、ここに」生かされている不思議さに、もっと目を向け感謝すべきではないでしょうか?





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Last updated  2006.09.13 05:33:24
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