あとがき


「空に星は見えなくて」は、恋文です。

いきなり何を言い出すのか・・自分でも赤面してしまいます。

えーと。まず、
今回の小説は、面白い文章を書く、ということを今まで以上に意識して書きました。
文章力の無さはストーリーである程度カバーできます(と、私は思っています。少なくとも、私のような素人が書いているそれほどレベルの高くない小説では)。
が、ストーリが普通の話で、文章がつまらなければ、本当につまらない作品になってしまう。
そこで、あえてごく普通のストーリーを書くことで、それでも飽きずに読んでもらえるような文章を書くように努力しよう、と無謀なことを考えてしまいました。

結果的には、自分の力量の無さを痛感しましたけれど・・。

まあ、でも、それなりには書き上げることが出来たし、これが今の自分の力なんだと思いました。


というわけでこの話は、
「普通の女性の普通の恋愛を普通に描こう」と思って書き始めたものなのです。

普通の恋愛の話を書こう。
そう思ってストーリーを考えれば、自然と自分の実体験に基づいた話が浮かんできます。

はい、実を言うと、
この話の主人公「吉野沙紀」のモデルは私です。

ストーリーはほとんどがフィクションですが、
所々、私自身のエピソードが含まれていたり、
私と同じ気持ちを沙紀が抱いていたりします。

そのせいか、共感したというコメントなどを頂く度に、
まるで自分が共感してもらえたような嬉しい気持ちになりました。

ですから、つまり、
この小説の中には私の気持ちがふんだんに盛り込まれています。

自分の気持ち。
愛しい、嬉しい、悲しい、切ない、苦しい・・・

そういう気持ちを、文章にしました。


だから、この話は、私からの恋文なのです。

私の気持ちを一杯に表現した、
今の自分に書くことができる精一杯の恋文なのです。

なんちゃって。


最後に、この話を読んだ皆様に、
こんな知らない人の恋文に最後までお付き合いいただきまして、
ありがとう御座いました。

11月19日 かめ


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