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2024年05月16日
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テーマ: 創作物語(7)
カテゴリ: カテゴリ未分類



数年も前にもいくつか創作の短編小説を
この日記に書いていて、その時シリーズ名も
付けた気がしたのですが、そのシリーズ名が
思い出せない(^_^;) それらしい語で
検索しても引っかからない(^_^;)

なので仕方なく“創作短編小説”という
シリーズ名を仮でつけました。
あとで以前のシリーズ名がわかるようなことが


それでは、はじまりはじまり。。。

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・
【創作短編小説:月の輪の住人】
2100年、21世紀最後の年に日本政府は
ついに大胆な政策を決定した。

21世紀に入った頃から以降、クマ(ツキノワグマ)に
よる人的被害の発生が年ごとに増えていっていた
秋田県全域をクマに引き渡し、クマを生態系の
頂点とした自然保護区とすることを決定したのだ。

この政策は、2050年頃から各地方自治体が
限界集落への公共サービスの維持はこれ以上無理、

各種インフラをはじめとする公共サービスが
受けれる地域”を定め、事実上その中にしか
住めない、という政策を進めていたので、
単に“その政策のエリアが大きいだけ”と
認識されたので、比較的容易に受け入れられた。


住み慣れた土地を離れることに
抵抗を覚える人もそれなりにいたが、
かといって今の状況でじゃあクマに怯えながら
そこで暮らしますか?と言われても
それに首肯出来る人はほとんどいなかった、
そして結構な割合で「クマの心配をせずに
暮らせるなんてどんなにいいか。」と
この政策を支持したのだった。

なにせ2100年時点での秋田県の人口は
30万人弱、それに対してクマの方は、
人口が減っていくのに反比例して伸び伸びと
生育できる環境が広がってきた、ミズナラなどの
おいしい木の実をつける森林も豊富な秋田県ということで
順調すぎる増加を見せ、熊勢調査は行っていないので
推定になるが、10万頭以上いるとみられている。

人間3人に対してクマ1頭、熊と遭遇した時の
人間側の無力さから考えればこれはもう、
共存は無理な状況である。

かといって、じゃあ増えたクマを捕殺して
頭数の安定化を図ろうと思っても、今ではもう
マタギもいないし、そもそもクマを狩れるような
腕を持ったハンターも人数をどんどんと
減らしている状況で、そんな事は出来なくて、
もう仕方なく人間の方が撤退して、
クマに一定の地域(この場合は秋田県全域)を
明け渡す、その代わりに県境には21世紀の初頭に
アメリカのトランプという、名前からして
道化者みたいな大統領(こんな人物が大統領に
なれてしまった時点で、大国アメリカが
狂ってしまっていた感がすごいですが。)が
メキシコとの国境に建設した隔離壁を参考に
建てられた隔離壁で、万が一にも周囲の県に
クマが侵入してくることのないように、
これ以上クマに領域を侵食されないようにという
対策がなされたのでした。

隔離壁にはクマ並びに人間程度の大きさのものが
越えようとすると検知できるセンサーが設けられ、
クマの侵入並びに面白半分に秋田県に入ろうとする
人間を阻止する万全の体制を整えたのでした。
噂ではセンサーが検知するをドローンが飛んで来て
有無を言わさず(クマであろうと人であろうと)
射殺する、と言われているのが、人の面白半分の
侵入を思いとどまらせています。

なお、人が途絶えた(旧)秋田県地域は、
もはや“県”としておくわけにもいかないので、
国の直轄地とされ、“月輪地域”という名称が
与えられたのでした。

そしてさらに、その時点で(旧)秋田県に
住んでいた住民は国から十分な支度金並びに
住宅や土地を国が買い上げることで
移住に必要な資金を提供するとともに、
21世紀初頭の大地震に伴う原発事故で
こちらも人口の減少に悩んでいた福島県が手を上げ、
会津地域(喜多方市付近)に5万人、郡山市と
県境の間(矢吹町を中心とした地域)に7万人、
郡山市と福島市の間(二本松市を中心とした地域)に
7万人の、3ヶ所合計で19万人規模の新居住地を
構えたのですが、実際には会津地域はそれほど
人気が出ずに3万人に満たない移住人口となった一方、
他の2箇所は新幹線・高速道路によって東京と
直結しているということもあって
それぞれ6万人以上を集めてほぼ埋まったのでした。
そして、この集団移住地域に移住しなかった人たちは、
それぞれ好き好きに日本の各地に移転していったのだった。
(ちなみに、会津地域で残ってしまった住居は、
 その後他の地域からの移住を募ったところ、
 風光明媚な田舎でありながら新しく建てられた住居に
 学校や大型商業施設等も新たに揃えられていたことから
 都会からの移住組に好評で、残った部分も
 ほぼほぼ埋まってよかったよかった、だったのでした。)

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・

あぁ、なんか書いてたら物語の本筋よりも
周りの状況なんかを設定していくのが
楽しくなっちゃって長くなっちゃったので、
明日に続くことにします!





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Last updated  2024年05月21日 00時35分21秒
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