本の虫の読書ノート
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多良美智子さんの「88歳ひとり暮らしの元気をつくる台所」を読みました。「80歳。いよいよこれから私の人生」を書いた多良久美子さんのお姉さんです。80歳の時、ご主人を亡くしてからは、食べる事を楽しみながらの一人暮らし、栄養が偏らないように工夫して、あまり手は掛けないようにしているとか。65歳で調理師学校に1年通って免許を取っているので、お料理は得意の分野。それでも食が細くなってきているのでシンプルが一番、とおっしゃる。朝ご飯は、コップ一杯のスムージー(小松菜・りんごの皮・すり胡麻・おからパウダー・オートミール・プロティン・アマニ油・牛乳をミキサーにかけ)、茹で卵・リンゴ半分。お昼だけはしっかり料理するそうで、夜は晩酌するので軽くつまむものだけとか。素敵な食器にきれいに盛り付け箸置きも用意、一人でも優雅で豊かなさを感じます。私はまだ一人暮らしではないですが、老夫婦二人でもたくさん食べられません。生野菜を冷凍する、市販の冷凍品、缶詰を使った料理とか参考になりました。一人でする食事は面倒くさいからと、スーパーで総菜を買ってきたり、適当に済ましがちですが、毎食手を抜かない暮らしは素晴らしいです。いろいろな素材は、美味しく手軽に食べられるレシピが載せられています。この本は2冊目で、写真が多いので見ているだけでも楽しくなりました。最初の本→87歳、古い団地で愉しむひとりの暮らし [ 多良美智子 ]巻末に在宅栄養専門管理栄養士の塩野崎淳子さんとの対談が載っています。70歳以上の方の食生活のポイントわかりやすく説明して下さっています。この対談でちょっと気になることが塩野崎さんが話されていました。夜に炭水化物をとらないと、睡眠中に低血糖になる「夜間低血糖」になり、寝ている時に悪い夢を見やすくなったり、寝汗をかいたりするそうです。私も夜ビールを飲むので、ご飯を食べないので気をつけようと思いました。小さなお握りとか雑炊、うどん半玉やイモ類やカボチャでもいいそうです。嫌な夢を見た時は、そのせいだったのか?と納得しました。→70歳からは超シンプル調理で「栄養がとれる」食事に変える! [ 塩野崎淳子 ]88歳ひとり暮らしの元気をつくる台所(仮) [ 多良 美智子 ]
2024.03.19
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