本の虫の読書ノート

本の虫の読書ノート

2023.03.29
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カテゴリ: ミステリー






その老女の名前は、笹本弥生といって孫の健文と骨肉の争いをしていた。
健文は26歳の大学院生だったが、よく弥生にお金をせびりに来ていた。

その時の弥生は、孫にヒステリックに当たり散らしていることが多かった。
その弥生が「もう一人の孫がいる」と言いだした。

老人ホームの担当のヘルパーのことを、「私の孫」というのだ。

その孫に全財産を譲る、という遺言書を渋る顧問弁護士に作成させた。
弥生一代で築いた遺産は数億円である。

そんな中で弥生は殺された。

関東大震災、東京大空襲を一人で生き延びた少女は、
闇市でのし上がり、やがて冷酷な金貸しとなって莫大な資産を得た。

一人の女性の生きざまが描かれたサスペンスです。


望月諒子デビュー作
神の手 (集英社文庫) [ 望月諒子 ]







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Last updated  2023.03.29 05:40:06 コメントを書く
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