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Aug 26, 2006
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カテゴリ: ●stationery



全国で行ってくださっている小さなイベント
「ペンクリニック」に行って来ました。

行ったのは先月末なのですけれど。

メーカー問わず、国産・舶来品問わず基本的に
無料で見てくださるという素晴らしい機会です。

>> 詳しくは セーラー万年筆さんのHP で。

万年筆好きの方なら雑誌などでよくお見かけする
有名なペンドクターの方に見ていただけるとあって
ドキドキしながら出かけました。

近くの百貨店の万年筆売り場で思ったよりひっそりと
行われていましたが、
ご年配のご夫婦が列を作ってらっしゃいました。

セーラーの万年筆を昔から愛用されているのかしら?
と思いながら横で聞き耳を立ててしまいました。

やっぱりセーラー1本も持っていないなんて失礼ですよね;;
さらにドキドキ・・。

しっかし、私の前に並んでいたのがおデブのオタクっぽい人で
その話の内容に辟易してしまいましたが
気を取り直して!大事な3本を見ていただきました。

以前から調子が悪かったTuaregは中のゴム交換が必要とのことで
それは代理店直送になってしまいました。
(保証で無料!今では快適なフローで戻ってきています。)

3本ともペン先は買ったまま何もいじっていなかったので
ドクターの川口さんはやや呆れ顔?
お恥ずかしい・・

10万クラスの万年筆2本も持ち込んで、
なんじゃこの子は?って感じだったみたい。






愛用中の2本。
宝飾関係の仕事をしていると、
取引先に時計や万年筆にやたら詳しい方が多いのです。
相当影響を受けてしまいました。





職人気質の川口さん、無口な感じの方なのですが
一生懸命お話していたら「万年筆好きなんだね」と、
今まで川口さんが作られたという色んなペンを見せて下さいました。
「これからも調子悪かったら持ってきなさい」なんて言って頂いて
とっても嬉しかったです。

どんな基準で万年筆選んでるの?と訊かれ
「デザインです・・・」
なーんて答えねばならない恥ずかしさ;;

こればっかりはしょうがないんですけれども!

書き味は今まで特に不便を感じていなかったのに
川口さんがルーペでちょこっとペン先を覗き込んだあと、
やすりで8の字を書くように少し削って下さっただけで
ビックリするような書き心地になりました。

川口さんが仰るには、メーカー側の最初の出荷段階では
力を入れて書かないとインクが出ないようになっているんだそう。

特にパーカーは劇的な変化をとげました。

やっぱり万年筆ってまだまだ私のような若造が
所有するものではないのかもしれませんが
ずっと大切にします!

DELTAの万年筆はかなり重くデコラティブなので
オジサマが持った方が様になります。
悲しいけれどしょうがない事実です。

買うのだけなら難しくはないけれど
ペンが似合うような良い歳の取り方をしなくては!ですね。

ヌメ皮が変色しないまま使用しているLVのモノグラム状態は
絶対に避けたいのです。






デルタの代表的万年筆ドルチェ・ビータ。
女性にもとっても人気があります。
さすがイタリア!という感じの発色のよいレジンのボディ。







デルタの万年筆はバブリーで自分らしくないと思いつつ惹かれてしまいます。
"ナポレオン"は素敵なモデルが多いですね。
親友の影響で右ロメオモデルも密かに気になっていたり。
でも、私は高級ラインの中では ドンキホーテ に一番うっとりしています。





大好きなお店、GRACE CLASS(代官山の本店でもうなくなってしまった館)で
カード払いのときのサインに、とてもデコラティブな
シルバーのペンが用意されていたんです。

複写式なのでさすがに万年筆ではなく、ボールペンでしたが、
今思うとYARD-O-LEDのものだったのじゃないかな?






こんな感じのでした。右のボールペンはビンゴかな?
自分では選ばないと思うけれど、とっても素敵でした。
自分とは違った視点のものを教えてもらえるショップでした。





店長も私の担当の方もまだ30台半ばくらいの女性だったのですが
大人の女性でそのペンがとっても似合っていたのですよね~。

お二とも、GRACEの廉価への方向転換とともに
お店を辞められてしまいましたが、
今でもよく思い出します。

連絡先を教えて頂いているのに
恥ずかしくてご連絡できずにいます。勿体無いです。

お店も真鍮のハンガーバーやシャンデリアに
バリ家具をいれてあって。
イギリスのアンティークソファなども何故か調和していて。
本当に溜息物でした。
インテリアやアンティークも色々教えて頂きました。
初期のころは、エルメスのアンティークなども扱いがあったんですよね。

私の担当をしてくださっていた方は、ずっとアルマーニにお勤めしていらして
シルクの何番・・っていう感じで生地の事にとても詳しくて。
ビスポークもやっていた関係からか、ドレスでのPartyなども多く、
普通のお店とは一線を画したお店でした。

特にこっそり見せて頂いたメンズの卸部門は
本当に溜息が出るような素敵な逸品がいっぱい。

ステッキとか!

若造でも似合うようになりたいです。

それでも商社時代のスーツ姿にはイヤラシイ万年筆が良く似合っていたのですが
いまのカジュアルにはいかんせん;;

また本切羽にサイドベンツのかっちょいいスーツでも作りますか!
と思ってしまいます。

それでも内ポケットには入れられませんけれど;;

以前銀座線の車内で、外国の方だったけれど
ポケットからモンブランのホワイトスターがちょっと見えていて、
あまりにも自然でカッコよかったです。

今回のドイツ旅行では無理かもしれませんが、
いつかは1本くらいはモンブランユーザーになってみたいです。

やっぱりマイスターシュティックかな。146かな。

ミーハーではないので、猫も杓子もモンブランって風潮のせいで
なんだか今まではあまり惹かれていなかったのですけれど
やっぱり評判の良い万年筆って自分で試してみたいと思って。

ペリカンのスーベレーンと書き比べしてみたいんです。






世界で一番売れている万年筆ってやっぱりモンブラン?
それともラミー?
大きさから149より146の方が合うかなと思ってます。
金に黒はちょっと私には早いので、プラチナ仕様がいいかなと。

真ん中のスーベレーンはデザインはあまり好きではないけれど
(ペリカンのマークはとっても好き。)
書き味の評判の高さに興味津々なのです!
コストパフォーマンスも良さそうだし。
普通のグリーンや青でも良いのだけれど、
右のホワイトが柔らかくていいな。




あとはやっぱり国産。
1本くらい欲しいなと思い始めています。

それでも万年筆は高いので、ちょっとずつ、長年かけて、
になると思うのですが。

ジュエリーと同じで、決まった小さな規格のなかで
贅沢を表現するっていうのがなんだか面白くて。

シンプルもあり。デコラティブもあり。

ペン先に18金やプラチナを使用していることからも
やっぱり宝飾品と相通ずるものがありますよね。

コレクターになる気持ちが本当によくわかります。


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Last updated  Aug 26, 2006 10:43:30 PM
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