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モーツァルトの残した名曲の中には、先輩の作品から素材を借用した、いわゆる「パクリ」作品があることは、よく知られています。著作権のない時代、別に悪いことではありませんし、そんなことだったら、バッハも、ハイドンも、ベートーヴェン、ブラームスもやっています。でも、現代の我々にとっては、オリジナルの作品を知らないので、天才が初めて作った作品と思っていたものが、「パクリ」だと知ったときは、ビミョーな感覚ですよね。先日、ミヒャエル・ハイドンの『レクイエム』が、モーツァルトの『レクイエム』のオリジナルだったと知ったときも驚きでした。そのCDには、ミヒャエル・ハイドンの変ロ長調の交響曲も入っていて、こちらがモーツァルトの交響曲第29番とそっくりだったりして、これまたびっくりという感じでした。そして、そして、今回も大物の「パクリ」疑惑が発覚です。今回は、ヴァンハルの交響曲ニ長調D17。先日以来、すっかりヴァンハルにはまっているんですよね~。今回の、ヴァンハルの交響曲ニ長調D17の第1楽章は、な、なんと、モーツァルトの交響曲第41番『ジュピター』とそっくり。 また、ヴァンハルの作品カタログを作っているDr.ブライアンにいわせると、冒頭の部分は、モーツァルトの交響曲第36番『リンツ』の第2楽章のオリジナルだというのです。これは驚きでした。ヴァンハルの交響曲ニ長調D17の第1楽章は、全曲のニ長調という調性に反して、ニ短調、アンダンテ・モルトの導入部で始まります。このメロディー、そのまま長調に直すと、ヘ長調。あれま、確かに『リンツ』の第2楽章ではないですか オーケストレーションまでそっくり。そして、輝かしいアレグロ・モデラートになると、調性は違うものの、弦楽器のアインザッツや、トランペットとティンパニーの付点リズムなどが『ジュピター』の第1楽章にそっくり。提示部後半には、『ジュピター』の命名のもととなった、弦楽器の稲妻のようなグリッサンド(確か、このグリッサンドをシューマンが「ジュピターの愉快な稲妻」と評したんでしたよね。)も目白押しです。このグリッサンドを展開部で何度も繰り返すあたりも、まったく共通のコンセプト。これは、「パクリ」以外の何者でもないでしょ。と、考えて見ると…、『ジュピター』の前作で、ほぼ同時に作曲された有名な交響曲第40番は、かつてヴァンハルの名を世界的な有名にした交響曲と同じ、ト短調で書かれています。う~ん、もしかして、もしかしてですよ、モーツァルトの一対の交響曲、第40番と第41番『ジュピター』は、仲良しだった先輩作曲家、ヴァンハルへのオマージュとして書かれたんではないでしょうか。奇しくも、この時期、2人ともウィーンに住んで、ともに逆境に苦しんでいたわけですよね。何か、自分には、モーツァルトからヴァンハルへの、「ヴァンハルさんよぉ~、俺も辛いことあったけど、頑張ってるぜ。あんたも、また一緒に、シンフォニーやろうぜ!!」っていうメッセージを感じたような気がしています。真偽のほどはわかりませんけど。第2楽章では美しいオーボエのソロが活躍するこの交響曲ニ長調D17を、Dr.ブライアンは、ヴァンハルの交響曲中の最高傑作と評しています。自分も、ヴァンハルの作品全てを聴いたわけではありませんが、そう思います。モーツァルトやハイドンの作品に比べ、規模は小さいですが、内容ではまったくひけを取りません。これから、主要オーケストラの定番レパートリーとなってしかるべき作品だと思います。というか、そうしなければいけない! "must"、"have to"、いや、"should"、"strongly recomended!"かなぁ。 ぜひ聴いてみてください。 ヴァンハル 交響曲集Vol.1 NAXOS 8.554341 モーツァルト 交響曲集Vol.1 モーツァルト 交響曲集Vol.2ともに、カール・ベーム&VPOこれまでの音楽の記事は こちら
October 4, 2007
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昨日、古宇利島にウニを食べにいった折、休憩に、Cafe『フクルビ』に寄ってみました。古宇利島でイチバン眺めがいいカフェというコピー。なるほど、イチバン高いところにあるみたいですね。さわやかな風が吹いて、古宇利島大橋が見えて、最高のロケーションです。 ホントに静かなんですね。聞こえるのは、ただ風の音だけ。遠くで、青い海が音もなく輝いているのは、天国的な美しさです。那覇や中部にいたら、沖縄が癒しの島って本当?? って思いますが、ここにいたら、本当に癒されますね~。左下の写真は、お店の方が手作りしたメニュー。廃材で工夫して作られたそうです。とっても洒落てますよね。ホント、器用なんですね。今回は、オリジナル・アイスコーヒーと、アイスプレートをいただきました。アイス、ヨモギのおもちと、紅芋のピューレがのっています。アイスコーヒー、ヘーゼルナッツのような香ばしさがあって、とってもおいしかったですよ。 ぜひまた、癒されに行きたいです。これまでの『沖縄のおいしいもの』はこちら
July 22, 2007
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