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ドラマ「生きててもいい…? ひまわりの咲く家」見ました。泣きました。松下由樹の演技良かったですね。金曜エンタテイメント『生きててもいい…?~ひまわりの咲く家~』<2006年3月3日(金)21時から放送> 広末涼子 2003年11月に金曜エンタテイメントで放送され大好評だった『ぶどうの木』の第二弾企画。里親制度を世の中に広く伝え、社会的意義の高さを評価されたヒューマンドラマの前作は里親目線で描かれました。3月3日(金)21時よりお送りする、金曜エンタテイメント『生きててもいい…?~ひまわりの咲く家~』は里子目線で描きます。 前作は、子供の出来ない夫婦(松下由樹・仲村トオル)が、里親制度を知り、里子を引き取り、数々の試練を乗り越えて一人前の里親になるまでのストーリー。子供の出来ない大人が里子との親子愛を育んでいくというエピソードでした。 今回は、親が居ない子供(広末涼子)が、里親制度の中で、里親をどのように見て、どう感じ成長していくか、里子目線で描いていきます。■主な登場人物プロフィール河野真希(20)~(25)広末涼子/(14)~(17)福田沙紀 生後まもなく、両親を失い施設で育てられる。8歳の時に市村夫婦に里子として引き取られ育てられるが、里親との暮しは施設での暮しとは違い、悩みを抱えることになる。そして、その悩みは次第に膨らみ、中学生の真希は…。市村千佳子(33)~(50)松下由樹 真希を引き取る市村家の母。大学の講師をしながら真希を育てる。躾(しつけ)に厳しく、家の手伝いや勉強のことなどで真希と衝突を繰り返した。その激情的な性格が後に事件を引き起こす。○菅原晴一郎(18)~(31)成宮寛貴 よつば園からの真希の友達。虐待を繰り返す両親から逃れ施設で暮らす。真希とともに親とは何か? 思い悩む。○市村隆之(43)~(60)笑福亭鶴瓶 真希を引き取る市村家の父。千佳子と違い温厚な性格で真希を優しく見守る。■あらすじ テレビドラマのロケ現場、撮影の合間にメイクの仕事をする河野真希(25・広末涼子)は、役者の化粧をなおすため笑顔で走り回っていた。仕事も終わり片づけをしている真希に電話が入った「お母さんが? なんでっ? どういうこと!?」…。 真希は生後まもなく両親を失った。実の母親は、夫の暴力に耐えられなくなり、生後間もない赤ん坊の真希を置き去りにして家出。育てる自信のない父親は、彼女を養護施設へ預け、自殺で他界したのだった。 よつば園という養護施設で過ごしていた真希(8・山内菜々)は、園が閉鎖されるという頃に福祉士たちから、市村という夫婦が真希を里子として引き取りたいと申し出ていると聞かされる。晴一郎(成宮寛貴)らの友達とともにほかの施設に移るものだと思っていた真希は、混乱するが、大人たちに気を遣い、小さくうなずくのだった。 数日後、里親になる市村隆之(43・笑福亭鶴瓶)、市村千佳子(33・松下由樹)が真希を迎えにやってくる。晴一郎らと一緒の場所に行きたかった真希は、建物を何度も振り返りながら園を後にするのだった。市村家に着くと、そこの庭にはひまわりが今を盛りと咲いていた。千佳子から「ひまわりって言って、夏に咲くお花なの。笑っているみたいに咲くのよ」と教えられる真希だった。 そうして真希は、市村夫婦の家で里子として暮らし始める。市村の母・千佳子は、大学の講師をしていて忙しかったが、時間を見つけてはお菓子を作ったり、真希を映画に連れて行ったりした。学校が休みの時には、市村の父・隆之も長い休みを必ずとり、海水浴やスキー、海外旅行と家族三人で出かけるのだった。たくさんの新しい体験、ドキドキやワクワクを感じる真希だったが、心の中のどこかにいつも寂しさを感じていた。そんなとき、真希はよつば園で大好きだった睦美先生(西尾まり)に手紙を書くのだった。 市村の家で暮らし始めて1年がたとうとすると、千佳子は「真希。もう『おじさん』『おばさん』はやめて今日から『お父さん』『お母さん』て呼びなさいね」と告げた。真希は戸惑いを感じながらも、そうせざるを得なかった。また、千佳子は、躾に厳しく何かにつけて真希に対して採点をした。家の手伝い、勉強のことを「ちゃんとできなかったらマイナス10点」というように。通知表を前に千佳子にプラスの点数を付けられる真希は単純に喜ぶのだったが、心の中では千佳子に見張られているようで、息苦しさを感じていた。 福田沙紀 そんなわだかまりを持ったまま真希は反抗期を迎える。中学生になった真希(14・福田沙紀)は、化粧や門限のことで再三千佳子と衝突した。隆之が間に入り、彼の優しさに慰められる真希であったが、その声に出せない思いを日記に綴っていた。 そんな折、真希は千佳子に対してある疑いを抱く、日記を読まれているのではないかと。愛誠学園で真希は、晴一郎に相談する。憤りを感じ、机に仕掛けをする真希。部屋に戻るたびに、その仕掛けを確認するのだが、日記を読まれていないことがわかるとそれはそれで安心するのだった。しかし、…。 思いつめた真希に、生まれてはじめて絶望という文字が浮かび上がる。『私は誰?』、『苦しいよ。苦しいよ。』便せんに言葉を綴る真希。便せんいっぱいに思いをぶつけた真希は、封筒を手にとあるビルの屋上へとむかう…。 数日後、東京都の児童相談センターの職員・榊(35・八嶋智人)が市村家を訪ねてくる。千佳子とともに榊と話をする真希は、千佳子が電話に出ている隙に榊に自分の胸の内を打ち明ける。苦しい心情を理解した榊は真希にいうのだった「愛誠学園知っているよね。あそこに住めるようにしてあげるから」。 愛誠学園で暮らすようになった真希だったが、千佳子は諦めなかった。何度となく学園に押しかけ真希を取り返そうと必死に抗議した。一生懸命、真希を連れ戻そうとする千佳子の様を目にする真希と晴一郎。親から虐待を受けて施設に連れてこられた晴一郎は、自分の身の上を嘆くのだった。東京都からは、市村家に里親関係が無効になるという通知が送られた。通知を前に呆然とする千佳子と隆之…。 そんなころ、愛誠学園に隆之が訪ねてくる。真希は久しぶりに会う隆之に、本当の胸の内を打ち明けようとも思うが、優しそうな隆之の笑顔を見ると言い出せないのだった。 それから数ヵ月して真希は、学園で妙なことを耳にする。市村夫婦が、東京都と学園を相手に裁判をおこしたのだ。睦美先生から説明を受ける真希。受験を控えて、真希を裁判に巻き込まないように田畑園長とともに頑張るというのだが…。 真希(20・広末涼子)は愛誠学園を卒園し、アルバイトをしながらメイクの専門学校に通い、プロのメイクアーティストを目指す。自分の幸せを自分の手で掴(つか)むために。しかし、その希望は無残にも打ち砕かれる。腎盂炎の疑いで入院する真希。医師らが懸命に看護する病室に現れたのは、千佳子だった…。 真希は、もしかすると命を失うかもしれないという難病にかかってしまうのです。その悲劇を乗り越える過程で、真希は市村夫婦の愛に気づいていきます。 ドラマでは、真希が市村家に里子として預けられてからをメインに描いていきます。 真希が、里子として、さまざまな事件や辛い出来事にぶつかっていき、そして最後には、ようやく里親に素直に感謝することが出来ることになるまでの成長過程を描いていきます。 野口美香(実在のメイクアーティスト)のドキュメント本は、2006年2月10日に発売されました。<栗原美和子プロデューサーコメント>「前回の『ぶどうの木』より、今作は問題提起が深いです。里親制度とはとても大切なものだけれども、一方では非常に難しいことだと、より一層の自覚をもって制作にあたっています。自分自身としては、前作の放送にあたって、視聴者の皆様や関係者の方から『感動した』という感想を頂き、喜ぶ一方で、ただ感動してもらうだけではなく、本当に理解してもらえたのだろうか? と疑問が残っていました。本当に理解していただく為には里親側だけではなく、里子の目線からも描きたい……と思っていました。しかし、この題材はフィクションでドラマ化するわけにはいかず、実話をもとにしないとできないと思っていました。真実を語るには、しっかりとしたソース(題材)が必要だと考えていました。そんな時に、連続ドラマのスタッフでメイクを担当する女性が里子を体験していることが分かり、話を聞く機会を得ました。仕事で既に親しくなっていたので、フィルター(構えて)なく壮絶な人生を語ってもらうことができました。そして、その中に、まさしく子供側の悩みや里親制度の問題点が見えてきました。彼女の経験を出版しましょうと話を持ちかけ、即答で了解していただき、ドキュメント本が出版されます(2月10日発売:幻冬舎刊)。それを脚色して今回のドラマにします。親が育ててくれない子供たちに対して、大人の社会が何をできるのか? 制度も大切だけれど、制度を超えるものは何なのか? を考えるきっかけになってくれればと思います。また、ご本人を追うドキュメンタリー(2月26日ザ・ノンフィクションで放送)を撮影中です。原作、ドキュメンタリー、ドラマをセットで読んで、観ていただければと思います。」
2006.03.03
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