2006年01月27日
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  ( 11月17日の日記 参照。)




たぶん分かりました。

三島由紀夫、通称ユッキは小説、脚本などでたくさんの作品を残しました。派手に自害したことでも有名ですが、その最期の作品に「豊饒の海」という4部作がありまして。(がんばって読んでみた。)
どうもその本に関することが今のわたしにリンクしていたようです。

具体的にどうリンクしていたのかは書くと他人の個人情報公開になってしまい、そもそも「そうるふる日記」で説明するには長すぎて、こっちも小説4部作になってしまいそうなのでやめておきますが、そのかわり以前、



儒教シンクロ




があったときのお話をしたいと思います。
(過去日記の ココ ココ

ぐうぜんとは思えぬほどに、「儒教」の言葉を頻繁に耳にしていた時期がありまして

「儒教の本でも読むか。」

という気になりました。

儒教の本といえば「論語」です。
孔子というおっさんの教えを弟子達がとりまとめた本が「論語」です。

「そうるふる日記」読者のみなさんの情報をもとにいちばん分かりやすいと思われる



マンガで読む論語



に挑戦してみました。

孔子は「人間として立派に生きる道」をその生涯をかけて模索した中国のおっさんです。
そこまでモサクしておきながら

「女性は男性より劣るよネ。」

とか言ってるわけですよ、平気で!!




それが「論語」です。(言っちゃった。)






一生かけてモサクしたなら死ぬまでの間に気づけってーの。

今日のわたし、ちょっと好戦的でしょうか。

衝撃の女性差別発言以外はわたしの心をかき乱すこともなく無事に読み終えました。

「論語」を全部読み終わっての感想は

「つーか全部常識じゃんソレ。言われなくても分かるって!」



姉に電話して、「儒教」という言葉をたくさん耳にしたことや「論語」を読んだ感想を話しました。

姉はフツウの主婦でありながらなんでも知ってる謎の人物です。
分からないことがあったらなんでも姉に聞きます。
料理の作り方も悪霊に憑りつかれた時の対処のしかたも丁寧に教えてくれました。
でもいきなり「儒教」だの「論語」だのと言われても意味が分からなかったようで、わたしがひといきに話し終わった後、姉が話しだすまでにちょっと間がありました。



「ふふ。わたし実はね、儒教をちょっとかじってるのよ。」

(そういう間か。)


姉は儒教の話題にもついてきました。
そのうえで姉の意見はこうです。

「あんたはいろいろものを考えるし、グチ言わないしストレスためないし健康だし、たぶん精神的にけっこう上のほうにいると思うのよ。」

「それってわたしが人間ができているってことだよね、お姉ちゃん。
本当は人間のふりをしている天使ってことだよね?お姉ちゃん。」

「でね。論語の教えっていうのは、そんなに難しいことは書いてなくて、やろうと思えば誰でもやれるような基本的な考え方を説いているものなのよ。」

「そーだねー。なんかこのくらい普段からやってるよって思ったよ。それにさー孔子のヤツ女性差別すんの。どうかと思うねー。」

「論語の内容がすべての人にとって当たり前ではないかもしれないのよ。
それを普段から実践してると言えるそうるは素晴らしいわね。」

「そうだね!!素晴らしいね、わたし!!
こういうの人徳っていうんだよね、お姉ちゃん!?」

「でもその教えのすべてが実践できているわけではないでしょう。」

「…。 突然やなこと言いやがるぜ。

「つまりこうよ。あんたは精神的に高いところにいる。そしてもっともっと高みを目指している。」

「うん。」

「そのために今ここでいったん基本に立ち戻って自分の足もとを見直してみる必要があったんじゃないのかしら。
たぶん「論語」を読んでも劇的な発見はないと思う。
だけど大地にしっかり足をつけるためには、一見、当たり前すぎてつまらないように感じる、基本的な教えがもっとも重要なのよ。

三角形を思い浮かべてみて。

底辺が短い三角形は、頂点がどんなに高いところにあったとしても、か細くて安定感がないでしょう?

だけど底辺が大きければ三角形は安定した形でいられるのよ。分かる?」

姉は話しながらコーフンしてきました。

「三角形、そう、あんたの精神をピラミッドに例えるわ。

あんた悟りをひらきたがって、たくさんものを考えたりいろんなことに挑戦したりしているわよね。

その甲斐あってなるほどあんたのピラミッドはそうとうの高さになったと見うけられるわ。
でもね、土台がしっかりしてなきゃそれ以上高いところにはいけないのよ。

人間が立派に生きるためにはなにが必要か?

それは特別すごいことじゃないはずよ。

それは誰にでもやればできる当たり前のことなの。



そしてピラミッドの土台を安定した強固なものにするのです。

ピラミッドの底辺が大きく広がる、そのときこそ!」














































天上高くそびえ立つのよ!!」










「お姉ちゃん(涙)!!」













































いつのまにか姉のペースに巻き込まれて感動的に盛り上がってしまいましたが、まー実際そういうことだったのだろうなと思います。

「論語」は、まあフツウに道徳的なことが書いてあるだけの本なんだけど(言い切ってます。)とにかくぶ厚いんですよ。
読んでる期間は「基本的な道徳の教え」にずっと触れていることになるわけです。
一応、意味を考えながら読んでましたしね。

そりゃ三角形の底辺も大きくなるだろーと思います。

てゆうか大きくなったに違いないのです。
劇的な発見のない「論語」を全部読み終わったあと、自分の生活に劇的な変化が訪れたことを思うとね。








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最終更新日  2006年04月24日 22時18分36秒
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