「革命メディア ブログの正体」
No.1ブログ検索エンジン テクノラティ(Technorati)の挑戦 <1>
伊藤穣一 + デヴィット・L・シフリー&デジタルガレージグループ 2006/3 インデックス・コミュニケーションズ
★★★★★
読書もちょっと度が過ぎると、はいはいはい、と次から次とページをめくり大体のニュアンスを掴んで読了とする、なんてことになりかねない。図書館の締め切り間際ではそうならざるを得ないのだが、この本もややそうなりかかっていた。
しかしそれにしても「革命メディア」とはこれまた、大仰な、などとすこしは斜に構えてこの本を読んでいたせいもあるかもしれない。読みながら、やたらと「テクノラティ」という言葉がでてくるなぁ、なんて程度だった。さて、こうして読後感をまとめようとして、あらためてこの本は、「No.1ブログ検索エンジン テクノラティ(Technorati)の挑戦」というサブタイトルがあったことを認識した。
さっそく
テクノラティ・ジャパン
をみてみた。なるほど、これか。著者の伊藤穣一は、昨日読 んだ
「電網創世記」
に何
度も紹介されている「インターネットにかけた男たち」のうちの一人だ。1966年生まれ40歳と若いが、要ブックマーク。
「ウェブ進化論」
とほぼ同時期に出版されたこの本は、あまり話題にならなかったような気がする。出版社が
マイナーだったせいか、それともブログというカテゴリに的を絞りすぎたか、あるいは、自社の宣伝行為が強すぎたせいか。いずれにせよ、今の段階となったら、この「ブログの正体」のほうが私にとってはより大事な本となるようだ。
「革命」や「思想」、「哲学」、「心理学」などという単語にぶつかると私の心はドキッとする。たとえば、 「リナックスの哲学」
とか「エステ界の革命児」とか「ブッタたちの心理学」とか「おちこぼれという思想」とか仮にあったとすれば、それらひとつひとつに反応する自分がいる。だけど、本当の革命や、思想、哲学、心理学なんてのは、そうそうあるものではない。単に商品価値を高めるために、その言葉を使っている場合がある。
だから、ブログを「革命メディア」とまでもちあがるこの本に対しては、本当はすこし眉唾なのであった。そしてそれは今でも半信半疑である。ブログが本当に「革命メディア」であるか、単に一時のブームであるかは、もうすこし時間がたってみないとわからないだろう。
インターネットは、まさに革命メディア であったということができるだろう。
「2ちゃんねる」
もある意味、そうであったかもしれないが、必ずしも、誰にも賛同されう革命ではなかったかもしれないし
、まもなく消えてしまうかもしれない。SNSもかなり革命的だ。さて、ブログだが、さて、なにがどう革命的なのか。そのことについては、本書の中でさまざまに書かれている。 「ウェブ進化論」
を読んだ時のように、今回この本も、もうすこし一章一章こまかくレスつけてみようかな、と思ったくらいだ。
それは紙ベースではなく、そろそろネットベースでの展開がより重要だろうと思い始めた私には、時間がない。ネット上に現れたテクノラティについて、今後できるだけ、拾って注意深くみていこうと思っている。
私にとって必要なのは、ブログの解説ではなく、ブログの機能の説明でもなく、ブログへの大賛辞でもない。私は、ブログを革命の道具として、使えますか、という、その一点にかかっている。ブログを私が有効に使えるかどうか。そのことは、もうすこし時間をかけてみていかなくてはならない。
インターネットの心理学 2006.12.31
インターネット社会論 2006.12.31
よくわかる!ソーシャル・ネットワーキング 2006.12.31
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