地球人スピリット・ジャーナル１.０

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２００９年４月１日

地球人スピリット
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2007.08.10

グーグル・アマゾン化する社会＜３＞

(2)

カテゴリ：２nd ライフ

＜２＞よりつづく

「グーグル・アマゾン化する社会」＜３＞

　この本、行き掛かり上、なんだか精読してみようかな、と思ってはみたが、どうも続かない。著者は他書において、「天の邪鬼」で「裏返った性格」と自覚しているようであり、読者の私としては、この著者の「居心地のいい」場所がどこなのか、結局よく分らなかった。

　本当は、この本、なかなか面白い。他のライター達がなかなか書かないアメリカのSNS、orkutについて触れていたり、オープンソースや、群衆の叡智、などなど、話題としては豊富なのだが、よくよく考えてみれば、それらのテーマは、あちこちの本を読んでいれば大体わかることばかり。アトランダムに新書濫読してきたこのブログには、あまり目新しいことは残っていない。

　もし、この本にこだわり続けて、何か見えてくるなら、それもいいが、どうも、その展望がなくなった。著者はよいライターだが、私の姿勢とは、かなりの隔たりがある。

　よくよく考えてみれば、この森健とスポンタ中村を対談させた「サイバージャーナリズム論」は一体、何を考えて、その企画を練ったのだろう。異業種格闘技とは言え、結局は、モハメッド・アリVSアントニオ猪木のような、なんともヘンテコなバトルとなってしまったのではないだろうか。まぁ、これはセミ・ファイナルだったのだろうか。

　とすると、その最後の対談、歌川令三VS公文俊平は、さしずめ、メイン・イベントとなるのかな。しかし、それにしても、ジャイアント馬場VSラッシャー木村みたいな、最初から出来レースの気の抜けた試合になってしまった感じだった。

　「サイバージャーナリズム論」は結局、自分の読める範囲で、自分の読める形で読んだにすぎないが、まぁ、この５人＋１人のそれぞれのキャラクターを知るにつけても、よくもこれ程のちぐはぐな本ができたものだなぁ、と感心する。これが問題提起となるのか、あまりに混乱していて、一部の物好き（って、つまり私のような）がワイワイいうだけで、一般的なめんどくさがり屋たちには敬遠されて、そのうち忘れ去られてしまうのかな。まぁ、とにかく、私は、いろいろ楽しんだから、一応、この辺で一端閉めておく。

＜4＞につづく

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