「秘伝カモワン・タロット」
<再読>
大沼忠弘 /フィリップ・カモワン 2002/01 学習研究社 単行本 285p 付属資料:タロットカード
★★★☆☆
初読
というか、初めての出会いからあっと言う間に2年以上過ぎているのに、カモワン・タロットの使い手にはなっていない。それにはいくつかの理由がある。
1)占術としては、独特のシンボリズムを使っており、必ずしもこの一冊とカードがあるだけでは、簡単には使い手になれそうにない、ということ。
2)私には
Oshoタロット
があり、そのコスモロジーに慣れてしまっていること。
3)集中してひとつのメソッドを学ぼうとする方向性に、現在の私はない、ということ。
4)タロットに聞かなくてはならないテーマと、なかなか出会わなかったということ。
などなど、このタロットを使わなかった理由を出せばいくつもでてくる。
では、なぜに今でも、このタロットに魅力を感じ続けているかというと、
1)なにはともあれ、タロットの源泉である。ここになにかあるかも、という期待感。
2)なにやら流行していそうだぞ。これさえ使えれば友達増えるかも、というスケベ心。
3)ましてや、これにハマっている人に対してなら、セッションも価値あるかも、という功利主義。
4)せっかくの出会いだから、それを大切に、という自己愛。
でも、それって関係ねぇ。
で、結局、現在の心境はいかに。
1)時間がかかるからカモワンのタロットの使い手になるトレーニングはしない。
2)話題についていきたいから、大体のことは知っておきたい。
3)コスモロジーが重ならない部分は切り捨てるぞー。
4)なきゃないで話題にもしないが、本棚にはキチンと飾って置くもんね。
というところかな。
著者のひとり、大沼忠弘は、タロットの「応用」をいくつかあげる。
1)心身の苦患を取り除くタロット・セラピー
2)「アイデア開発」として使うビジネス応用。
3)「自分探し」としての人生最大の問いへの活用。
4)魂を霊的探求の旅に誘い、人間の究極的完成の道を示す。
もちろん、4)を究極の目的とする。
であるなら、「魂を霊的探求の旅に誘い、人間の究極的完成の道を示す」方法を他に知っていれば、必ずしもタロットじゃぁなくたって、いいことになる。それはそれ、出会いだからなぁ。
<再読>したいこの3冊 地球人スピリット カテゴリ編 の一冊として、この本が入っているかぎり、他の二冊との関連を考えなくてはならないが、あらためて<再読>する限り、このカテゴリの最後の一冊にはならないな、ということになる。つまり、「ハリー・ポッター」シリーズほどのエンターテイメント性もなければ、一般性もない。すくなくとも、私が通う公立図書館や大学図書館にはない。もっとも 国会図書館 にはあるようだが、いずれにせよ、カルト性の高い世界であることは間違いない。
あるいは、「天上のシンフォニー」ほどには、他の世界とのリンクが少ない。もっとも、あちらの小説は、あまりにもあちこちとのインターフェイスを備えているため、いまいちまとまりが悪いし、外側に行き過ぎる。だけど、かの小説とカモワンを比較すること自体が無理があるのは承知だが、このブログの嗜好性や傾向性で考えれば、やはり「天上のシンフォニー」のほうが親和性があるということになる。
この時点で、「この一冊」からはカモワンを割愛することとする。
最後に残った<再読>10冊 2007.12.02
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