<3>からつづく
「OSHO:アメリカへの道」
<4>
マックス・ブレッカー /「Osho:アメリカへの道」プロジェクト 2005/10
★★★★★
あ の実験「プーナのアシュラム」では、民主主義は問題にならなかった。私は民主主義に反対しているのではない。政治に関しては民主主義はいい。だが政治は低いレベルのものだ。宗教はこの世界で最高の現象だ。宗教では独裁しかありえない。独裁ということばで、私は共産主義のような大衆による独裁政治を意味しない。独裁ということばで、私が意味しているのは、ただ師が指図し、弟子がそれに従うということだ。それが正しいか間違っているかは問題ではない。これが私の仕事の第三の段階だった。
その段階が終わったとき、私はインドから出て、そして沈黙に入った。今では状況や事情がまったく違っている。私はもはやコミューンや、その毎日の運営、その細かいところ、経済状況、財政などにはかかわっていない。私は世間的なことにはいっさいかかわっていない。弟子たちは今やコミューンの面倒を見ることができるようになった。私はただの傍観者にすぎない。 p226
ア メリカ国民ならざる多くのサニヤシンたちにとって、コミューン内部でなにが起こっていたのか、ばかりか、そのことの憶測が周囲でどのようになされ、どのように報道されていたのかを、同時体験できていないことが多かった。この本によって初めて知らされたことも多い。だが、それらはまったく予想をはるかに超えていたことばかりではなかった。
ある程度は予想できたことであり、また、他のある部分は伝聞ですでにあかされていたことだった。しかし、具体的な事実がひとつひとつジャーナリストの公平な視点から再構成されると、いままでよりもはるかに具体性を帯び、輪郭がはっきりしてくる。 この本が、偏向した報道の只中にあって、可能な限りの事実関係を記録したことは限りなく貴重だ。そして、それから10数年の時間を経たとはいえ、日本語翻訳チームによって刊行されたことの意義は大きい。
究極の旅 <1> 2008.04.29
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