モラルに体当たり記
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友達にひとり、Jちゃまという若さの化け物がいる。私より実年齢は年上なのだが、まず、その精神が異常に若い。10年くらい若い。普通、20代も後半になったら、「なんか人生って色々だよね~」と嘆息したりするもの。しかし彼女に限ってそんなことはない。always青春真っ只中。何があってもめげない。また、普通20代も後半になったら、忙しくても無理がきかなくなる。しかし彼女に限ってはそんなことはない。仕事が忙しく週に3日は徹夜。空いた日には飲みに行く。で、なにより化け物だと思うのが、その肌だ。普通、20代の後半になったら、どんなにお手入れしていても、お肌の曲がり角ってもんがくる。しかし彼女に限ってはそんなことはない。メイクを落とさず徹夜をしてもツルツル。おかしい。明らかにおかしい。しかし、そんな化け物を、友達の結婚式でもうひとり発見。Aさんとは学生時代から旧知の仲ではあったが、その年齢を聞き、改めて驚く。そして久しぶりに話してみて、二度驚く。詳しくは書かないが、考え方が若ぇ!若ぇよ、アンタ(笑)!!やはり、外見の若さの秘訣は、精神年齢の若さなのだ。「私は刺身のように痛んでいる」だの「とうとう冷蔵庫からディスポーザーにin!」だの「もはや、腐葉土レベルになったから、みんな私の屍の上に幸せを築いていってくれ」だの、言ってる場合ではない。そんなことを言っていたら、外見も腐葉土になってしまう。なんとか若い考えを取り戻さねば・・・とJJなどを手にとって見たりするのであるが、読み終わると、あまりのギャップに更にパワーを吸い取られ、益々老けゆく春なのだ。嗚呼、春なのに。春なのに。ためいきまたひとつ。このままだと、外見に早期の老いが表れることは必死なので、少なくとも小じわ対策だけはして、ささやかな抵抗を試みようと思う。
March 13, 2004
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