Precious heart 国際結婚生活

2度目の子連れ国際再婚


お互いの間で、結婚することは決めていたが、具体的に「いつ」というのは、決まってなく、私自身は、来年の夏ぐらいがいいかなと、勝手に思っていた。

 しかし、思いがけずの妊娠により、私のお腹のベイビーが、パパとママの小指の赤い糸を、しっかりほどけないように、結んでくれた。

 思えば2年半前に離婚したとき、こんな事を思っていた。

30までにもう一度結婚できたらなぁ・・・。
息子が小学校にあがる前に結婚できたらなぁ・・・。

 そして、私の夢は、やっぱり純白のウエディングドレスを着ること。前回の結婚では、民族衣装を着た。それはそれでよかったけど、エンゲージリングもなければ、マリッジリングもなかった。プロポーズもなかったかなぁ・・・。

 そんな話を前々から彼にしていたので、私にとっては彼が本当の王子様にみえた。

 私って単純。

 2度目だって夢は捨てられないわ!



 とうとう彼が両親にあいさつをする日がやってきた。

「BJとチビは、僕が一生守ります」

 そして、彼は私に言った。

「何も心配しないで。何があってもそばにいるから。
 素敵な家庭を一緒につくろうね。I love you so much」

 何度も何度も私の手を握りしめながら・・・。

 母は彼に言った。

「こんな娘だけど、大切な大切な宝物なの。私の娘をあげるんだから、絶対幸せにしてあげてね。よろしくお願いします。」

 私が選んだのはアメリカ人の彼。
 来年は、本土に転勤になる予定。
 たった一人の娘が、遠く離れてしまうことを母は承知だ。

 母は涙で顔をグチャグチャにしながらいった。
「一年に一度は絶対会おうね。」

 そして彼の手をとった。

 今回私が妊娠したことで、みんなが喜んでくれた。

 私にとっては2度目の妊娠だけど、彼にとっては初めて。
 病院でとったあかちゃんの超音波写真を、スキャンして、友達にメールに添付しまくってる。(誰もあかちゃんってわかんないって!)

 前に知り合いから出産祝いのお返しに、子供の顔写真が入ったトートバックやらマグカップやらをもらったことがあるが、これは身内だけにしてくれぇ・・・と思ったことがある。

 もしや、彼もそのタイプ?

 でもその写真を見た彼の友達達が、わざわざ私に、「かわいいベイビーだねぇ!!!」とメールをくれた。

 笑ってしまったが、優しい友達だなぁ。


 結婚するまで2ヶ月ちょっと。
 お腹のベビーのおかげでマリッジブルーにもならなそうです。今はゆっくりお仕事もしながら、元気にすごしてます。

 ウエディングブーケは何の花にしようかなぁ・・・。





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