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UNISONIC
『 s.t. 』
( 1st Album,EarMusic Edel AG/Avalon,2012 )
♪UNISONIC (HD) Official Video
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=2XR65ATnBWI
・Track-List:
01. Unisonic
02. Souls Alive
03. Never Too Late
04. I've Tried
05. Star Rider
06. Never Change Me
07. The Morning After (Japan-bonus track)
08. Renegade
09. My Sanctuary
10. King for a Day
11. We Rise
12. No One Ever Sees Me
・Member:
Michael Kiske (Vo/ex- HELLOWEEN
, PLACE VENDOME
)
Kai Hansen (Gt/ex-HELLOWEEN, GAMMA RAY
)
Mandy Meyer (Gt/ex- GOTTHARD
,ex- KROKUS
,ex- ASIA
)
Dennis Ward (Ba/ PINK CREAM69
,PLACE VENDOME)
Kosta Zafiriou (Dr/ex-PINK CREAM69,PLACE VENDOME)
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・・・今更かよ!って言われそうなんですが、確かにそうなんですが、今更ですがなんとなく。
かつて、当時Voを兼任していたカイ・ハンセンがGtに選任すべく、自らのバンドHELLOWEENに専属のヴォーカリストを加入させようと探し回り、当時18歳の逸材として注目されたマイケル・キスクが加入。その加入後の音源『Keeper of The Seven Keys Part-1』 『〃 2』の連作2枚で日本でブレイクした際、BURRN!誌の(*現編集長の)広瀬氏が"アニメ・ソングのようにキャッチーかつポップなメタル"だという音楽性を"アニメタル"と評したのがアニメタルという語源の由来だと記憶している。
昨年のLOUD PARK 2011で聞いたあのライヴでもハイライトの一つであろうUNISONICの演奏した「Future World」~「I Want Out」の流れは昔からHELLOWEENを知っている人間にとっては感涙モノだったのは当然のことながら、恐らく平成生まれと思われる若きメタラー達でもはじめて聞いたのにすぐにノレてしまう(ように見えた)サウンドを生で聞き、キスク&カイの居たHELLOWEENとはこういうサウンドだったのだと改めて感じたのでした。
今回のセルフ・タイトルの1stアルバム発売の1か月前に先駆けてリリースされたEP『Ignition』は、ラウパの1曲目でも披露されたバンド名でもあるスピーディーかつパワフルな「Unisonic」をはじめ、同じくラウパでも演っていた曲でジャーマン・メタルというよりHR寄りの曲「My Sanctuary」、イントロと中間部のGtだけ聞くとHELLOWEENサウンドに近いが歌が入るとPLACE VENDOMEっぽい「Souls Alive (Demo Version)」、そしてラウパで収録したと思われるライヴ音源「I Want Out" (Live Version) 」と、アルバムにHELLOWEENのサウンドを期待していいのか、とても迷いました。
今回のアルバムを通して聞くにHELLOWEENの『Pink Bubbles Go Ape』~『Chameleon』やPLACE VENDOMEに近い印象も受けましたが、総括してHELLOWEEN~GAMMA RAYを期待するのはキスク&カイが揃っている時点でファンとしては仕方のない事だけど、HELLOWEENにあったキャッチーさポップさは受け継いでいるもののメタルでハードな曲は期待しない方がいい。メタルというよりはハードロックといった方が近いと思いました。
でもこれはこれでアリかなと。HELLOWEENへの過度な期待をしなければ曲そのものはスゴくカッコイイと思う。
単純なメタルでもなければメロハーといっても過言ではないくらいにメロディアスな曲もあるし。HELLOWEEN全盛期から25年近く経っているのでキスク&カイも相応に年齢も重ねているわけで当時と同じ事を演ってたんじゃ成長してないってことですよね。2曲目「Souls Alive」で"別の道を見つけないといけない"とか4曲目「I've Tried」の中でも"俺が頑張ってきたのが分からないのか?"と歌っていたり、収録曲を聞くにその辺の葛藤みたいなものは感じられます。
ただ、ファンも期待するのは当然で、ライヴではHELLOWEENの人気曲は演ってくれているわけでファンも一定の妥協はしないと。
あと、11曲目「We Rise」の中間のGtソロとバッキング(02:28~)でUFO「Lights Out」みたいなGtフレーズが聞こえるのは気のせいでしょうか?Gtの音質までマイケル・シェンカーにソックリなんですが...意図的なものでしょう。
更に9月にはUNISONICのGtでもあるマンディーメイヤーがかつて在籍していた GOTTHARD との来日公演が決定しました!
UNISONIC / GOTTHARD
・9/6(木)東京 SHIBUYA-AX
・9/7(金)東京 SHIBUYA-AX
・9/8(土)大阪 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
・9/11(火)広島 CLUB QUATTRO
⇒ http://www.creativeman.co.jp/artist/2012/09unisonic/
新たなVo、ニック・メーダーを加入させたGOTTHARDですが先行曲「Remember It's Me」と「Starlight」の2曲を聞く限りかなりスティーヴ・リーに近い声を持った人物のように感じました。