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BRING ME THE HORIZON / Sempiternal ※ いまさらですが、とりあえず1位~10位までのコメント付き。 BRING ME THE HORIZON / Sempiternal ⇒ 2013年で一番効いた(聞いた?)アルバム。これまでもLINKN PARKにも通じる刹那さというか日本人の好きな哀愁感がプンプン感じられるメロディを軸にバンド演奏が被さって、オリヴァー・サイクスの絶叫&歌い上げるヴォーカルの絶妙な配合。HCになったLINKIN PARK?絶叫しまくるチェスター・ベニントン?とにかく耳に残るラウド・ロックでした!https://www.youtube.com/watch?v=6XeCJm-5h24THE RESISTANCE / Scars ⇒ IN FLAMESをクビになったイエスパーが同じく元メンバーのグレンと共に始めたメロディックデスメタルバンド。ワリと早く最初の音源を発表したが他のメンバーもそうそうたるメンバーでヴォーカルには、元THE HAUNTEDのマルコ・アロ。心なしか以前よりも起用に歌えているマルコ(※最近になってTHE HAUNTEDにも復帰)とマッチしているサウンド。特に6~8曲の流れがサイコーです。https://www.youtube.com/watch?v=M6_eL8kIv5 SILENT FORCE / Rising From Ashes アレックス・バイロット(Gt)&マット・シナー(Ba)の2人が絡んでいるバンドがほぼ同時期にアルバムをリリースしていて聞くことができるが、VOODOO CIRCLEはPINK CREAM69のデイヴィッド・リードマン(Vo)を迎えたWHITE SNAKEへのオマージュ(・・・と言っていいのか?)、もう一つはPRIMAL FEARというラルフ・シーパーズ(Vo)のいるジャーマンパワーメタル・バンドで、イイ意味で変わらない暑苦しいメタル。このSILENT FORCEではマイケル・ボーマン(Vo)の歌声をフィーチャーした非常にキャッチーなメタル。メタル初心者にも安心して聞いてもらえるハードロック寄りのメタル。https://www.youtube.com/watch?v=TDh3lZas0lARED FANG / Whales and Leeches⇒ 1stリリース当時からイイ意味でアタマの悪そうな下品で猥雑なドランキーなロックをやっている。1stではレコード会社から送られてきた金をビールやくだらないことにムダづかいする様子を延々と行う模様をPVとしていたが、今回はゾンビが人間を襲う代わりにビールを求めて襲いかかってくるというこれもまたアホらしくて笑えるPVが秀逸。サウンド面も同じRelapse Recordsの先輩、MASTODONに近いプログレ要素も垣間見えるアプローチなど有り。この先の展開が楽しみなバンドだ。https://www.youtube.com/watch?v=elfuaxHQWlQCHURCH OF MISERY / Thy Kingdom Scum⇒ 日本が世界に誇るDoomの雄、COMの最新作。リードリアンのレーベル、Rise AboveとMetal Bladeの同時配給リリースってのもお前らどうかしてるぜ?とか思ったが、Rolling Stone誌のライターが選ぶ20選の中にこのアルバムを見つけた時にはさすがにマジで大丈夫かよ?とか思ったりしましたが。酒飲みながら聴くには最適な酩酊感有リ。whttps://www.youtube.com/watch?v=7WEc3nyl40QKATAKLYSM / Waiting for The End to Come⇒ カナダのこのデスメタルバンドもようやく日本リリースの日の目を見たか!(全般的にアルバムの売れ行きが不調なこのタイミングで!w)と素直に喜びました。けっこう前からやってましたが何か?と居直るばかりの不変のサウンド。デスサウンドの合間に刹那いギターメロディの隠し味も忘れずに再現されている。w RUNNING WILDの新作にも言えることだが、ワンパターンだと言われようが変わらなくてもイイ。変わらないのがイイんです!https://www.youtube.com/watch?v=g7Yw1jYMptIONSLAUGHT / VI ⇒ このバンドって英国のバンドだよなぁ?と確認しなおしてしまうくらいにベイエリア・スラッシュの影響を受けている曲があったり、徹底してブルータルなスラッシュサウンドを叩きこんできたりしたりと、サイ・キーラー(Vo)が復帰してからの安定感は抜群に良くなっている。https://www.youtube.com/watch?v=7nQKooDcv1ECARCASS / Surgical Steel⇒ ジェフ・ウォーカー(Ba&Vo)、ビル・スティアー(Gt)、マイケル・アモット(Gt)にオリジナルメンバーだったケン・オーウェン(Dr)の代理としてARCH ENEMYのドラマー、ダニエル・アーランドソンを加えた布陣での再結成、及びフェス&ライヴに気を良くして(というか調子にノったというか・・・)、新作をリリースするという話を聞いたときは解散前の最終作「Swan Song」があまり印象に残らない作品だったせいかあまり期待せずにいたものの、復習のつもりで「Swan Song」を聞きなおしたがリリースされた当時の自分が求めていたサウンドが違った成果聞きなおしてみるとそんなに悪くない出来だったように思える。今回は名作「HEARTWORK」でこのバンドに、というよりはデスメタル界に劇的な変化をもたらしたマイケルが不参加のため、あまり期待してなかった分(失礼!)、良質なデスメタルに現代風の解釈も追加された好盤だった。http://www.youtube.com/watch?v=hjvHn1IlK5cREVOCATION / Revocation⇒ このバンドこそ過小評価されているバンドの一つだと思う。毎回良質なスラッシュメタル・アルバムを提供しているにもかかわらず、ダサいジャケットのせいかメジャー・レーベルでないせいかわからないが、似たような曲調にもならず、テクニカルな部分もしっかりと主張しつつ、どこかで聞いたようなフレーズがないというのは彼らの引き出しの多さに敬服するばかりだ。セルフタイトルにも自信の表れが出ている。http://www.youtube.com/watch?v=7Pcmzz8Bl2YTHE POODLES / Tour De Force⇒ 今まで「おっ!イイじゃん?」と感じることがあまりなかったような気がするが、本国ではBON JOVI並みの人気があるという。メロディックなポップセンス、特にバラードは繰り返し聞いても飽きさせない刹那さがLAST AUTUMN'S DREAM等メロハー好きにはたまらないかもしれない。http://www.youtube.com/watch?v=LykDzkuEl8I その他、DEVIL DRIVER / Winter KillsEXHUMED / NecromancyMONSTER MAGNET / Last PatrolPHILIP H. ANSELMO & THE ILLEGALS / Walk Through Exits OnlySHAI HULUD / Reach Beyond the SunKILLSWITCH ENGAGE / Disarm the DescentTROUBLE / The Distortion FieldTRIVIUM / Vengeance Falls NEWSTED / Heavy Metal Music SCAR THE MARTYR / S.T.DEATH DEALER / War MasterNAUTILUZ / Leaving All BehindTHE SWORD / ApocryphonBLACK SABBATH / 13 (2CD-Deluxe)ALICE IN CHAINS / The Devil Put Dinosaurs HereDARKANE / The Sinister SupremacyTHE BLACK DAHLIA MURDER / EverblackTROUBLED HORSE / Step InsideSPIRITUAL BEGGARS / Earth BluesなどDEATH!
2014/01/30
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THOUSAND EYES 『 Bloody Empire 』・Track Listing:01. Bloody Empire02. Last Rebellion03. God Of Blind04. Shades Of Black05. Dead Night, Moonlight06. Sign07. Divided World08. Cardinal Sin09. Eternal Flame10. Black Sun・Thousand Eyes members:Kouta - Gt (Lightning, Thousand Leaves)Akira - Ba (Youthquake, Volcano)Dougen - Vo (Afterzero)Toru - Gt (Tears Of Tragedy) Juhki - Dr (Knights Of Round)*Mixed and Mastered by Hiro (Metal Safari).♪Thousand Eyes - Bloody Empire [Teaser] ⇒ http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=__COr2fgaYM*Album teaser for the debut album from the Japanese Melodic Death Metal sensation*コピペ ⇒ (http://thousandeyes.com/)ライトニングやサウザンド・リーヴスでの活躍も目覚ましい若き才能、KOUTA(g)を中心に、ユースクエイクのAKIRA(b)など国内シーン屈指の精鋭達が集った新世代メロディック・デス・メタル・バンドのデビュー・アルバム! 日本人の琴線を刺激する泣きのツイン・リードと表現力豊かなヴォーカルを武器に激しく疾走する激情のサウンド!!ミックスとマスタリングは国産エクストリーム・メタル界の至宝、Metal Safariのギタリストで、自らのバンドの他、Serenity In Murder, Crystal Lakeなどの作品で知られるHiroが担当!一応、メロディック・デスというジャンルに位置付けられているが自分はメロディック・パワーメタルにデス声Vocalがのっかったサウンドだと感じました。洋楽メタルとの差別化という意味ではなく、日本人だからこそ日本人の琴線に触れるメロディが分かっているからこそ表現できるメタルのカッコよさが曲ごとに散りばめられている。そういう意味ではLightning流のメタルが一番近いサウンドのように思えるが、Akira氏やDougenのデス声Voが持ち込んだヘヴィネスがこのバンドの音を明らかに異なるモノにしている。ギターの掛け合いのソロパートを聞いていると聖飢魔IIのエースとルークか?w と聞き間違えそうなくらいにクサいメロディがあったりして思わず「えっ!?」と思える個所があったり、ライヴではさぞかし映えるんだろうなと。カッコイイっすよ。マジで。
2013/05/08
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COLDWORKER 『 The Doomsayer's Call 』 (3rd Album,2012)・song-list:01. A New Era02. The Reprobate03. The Glass Envelope04. Flesh World05. Murderous06. Pessimist07. Monochrome Existence08. Vacuum Fields09. Living Is Suffering10. The Walls Of Eryx11. Violent Society12. Becoming The Stench13. The Phantom Carriage♪Coldworker - Flesh World ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ZIhBdAVO67Iすっかり4か月もご無沙汰してしまいました...。1~3月は決算期の忙しさで、4月は人事異動により職場がガラッと変わってしまい、これまで車で10~15分だったのが1時間かかるようになり、仕事内容も変わり大変忙しい状況により、更新がすっかり滞ってしまいましたことをオワビいたします。m(v_v)mさて、早速ですが2012年の年間ベストに入れ忘れていたバンドその1。w“昨年”の3月にリリースされたCOLDWORKERの4年振り、3rdアルバム。今作はRelapseではなくListenable Recordsからのリリース。このCOLDWORKERは、NASUMの中心的人物だったミエツコ・タラーティク(Vo&Gt)がバカンス中にフィリピン沖で発生した津波に巻き込まれて死亡し、その結果NASUMが解散してしまった後に元NASUMのアンダース・ヤコブセン(Ds)がミエツコの遺志を継ぐべく結成したデスメタル・バンド。ただし、ミエツコ以外のメンバーが再び集い、新たに"新生NASUM"として活動を始めているようデス。このアルバムは日本盤が出なかったのでチェックしきれずにリリース後半年くらいたってから聞きましたが1stのブルータルさと2ndのメロディックな面を併せ持つサウンドだと思います。ただ、よくあるデスメタルにありがちな速さにまかせるだけではなく、グルーヴ感がありノレるカッコよさを持った数少ないデス&グラインドコアです。NASUMを思い起こさせるのは仕方がないとしても、自分がこのバンドに近いと思うのはMISERY INDEXのような気がするのでMISERY INDEXが好きな人はワリと入りやすいサウンドでしょう。次は早めに更新したいと思います。
2013/05/06
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PRIMATE 『 Draw Back A Stump 』(Relapse Records)01. ALL THAT REMAINS / A War You Cannot Win 02. ALLEGAEON / Formshifter03. AS I LAY DYING / Awakening04. AXEWOUND / Vultures05. BARONESS / Yellow & Green (2CD) 06. BETWEEN THE BURIED AND ME / The Parallax II: Future Sequence07. BLEEDING THROUGH / The Great Fire (*Import)08. BURY TOMORROW / The Union Of Crowns09. CORROSION OF CONFORMITY / Corrosion of Conformity (*Import)10. CRYPTOPSY / Cryptopsy 11. DEW-SCENTED / Icarus 12. FEAR FACTORY / The Industrialist 13. GRAND MAGUS / The Hunt 14. GREENLEAF / Nest of Vipers (*Import)15. HELLYEAH / Band Of Brothers16. HIGH ON FIRE / De Vermis Mysteriis17. IT BITES / Map Of The Past 18. LAMB OF GOD / Resolution 19. MARILLION / Sounds That Can't Be Made (2CD) 20. MY DYNAMITE / My Dynamite 21. NAPALM DEATH / Utilitarian 22. NILE / At The Gate Of Sethu 23. PARADOX / Tales Of The Weird 24. PIG DESTROYER / Book Burner 25. PRIMATE / Draw Back A Stump26. RIVAL SONS / Head Down 27. SAINT VITUS / Lillie: F-65 28. SYLOSIS / Monolith 29. THE GASLIGHT ANTHEM / Handwritten (*Import)30. VISION OF DISORDER / The Cursed Remain Cursed (*Import)※2012年は良い作品が多くて悩みました。番号はカウントのために付けてありますが並びはA→Z順にしてあるだけです。一番驚かされたのはRIVAL SONSの化けっぷりには大変驚かされました。1st Albumリリース時点でも顕著に影響がみられたオールドスクールなLED ZEPPELINっぽいのは予想できましたが、よりクラッシック・ロックの良いところだけを吸収したかのようで更に今回は曲によってThe DOORSぽかったり、THE CULTのイアンにそっくりに歌っているように聞こえる曲があったりと演奏陣もメチャ器用なバンドになったもんだと将来的にカナリ期待できるなとつくづく感じました。あとMY DYNAMITEですが聞いた方はよく分かるかと思いますがまんまTHE BLACK CROWES!しかも自分が一番好きだった2nd『The Southern Harmony and Musical Companion』の頃そのもの!バックに聞こえる女性コーラスの使い方まであのサウンドを受け継いでいるので良い意味でこのままのスタイルを維持してほしいと切に願います。MASTODONやBRUTAL TRUTHのメンバーが始めたPRIMATEにしても、BFMVのマットとCANCER BATSのリアムを中心に結成されたAXEWOUNDにしてもサイド・プロジェクトで始めたバンドが予想以上にカッコ良い。ただ、IRON MAIDENのリーダー兼ベーシストのスティーヴ・ハリスが長い間温めていて、やっとアルバムをリリースしたBRITISH LIONについては悪いわけではないんだけどいかんせん地味すぎる。w Voが弱いし...これまでもスティーヴがプロデュースしたバンドもイマイチ成功しないしメイデンに専念した方がいいのかも。メタルコア勢の活躍はスゴく飛躍していると思いました。ATRとAILDは特に良かった!ATRに関して言えばクリーンVoの多用とテンポチェンジがなくなり弱体化したように言われていますが自分はフィルのVoが能力的にカナリ向上しているのもよく分かるし、ポップに感じられる曲自体も素直にキャッチーでカッコイイと思いました。AILDはプロデューサーがALL~DESCENDENTSのリーダー兼Drのビル・スティーブンソンで、PUNKバンド系には以前より定評がありましたが、メタルコアというジャンルにおいてもここまで効果的に活かせたのには驚きました。ティムの歌唱法も向上していて以前は一本調子で怒鳴っているようにしか聞こえなかったのが表現力も付いてきており、他のメンバーのコーラスや楽曲にもメロディとリフのバランスにメリハリが効いていてアルバム通して素晴らしく聞くことができました。DOOM~STONER系も充実してました。St.VITUSの復活劇はもはや自分が多くを語ることは不要だと思いますが来日だけなんとかしてもらいたい。C.O.C.はまさかマイク・ディーン(Ba,Vo)が戻っての音源が聞けるとは思ってもいなかったのですがドラムのウッディ・ウェザーマンもここまで歌えるとは知らなかったのでうれしい誤算でした。ORANGE GOBLINはここには挙げてませんが、以前のアルバムではベン・ワードがドランキーなかつルーズな歌いっぷりでしたが今回はわりとカッチリとハードロックっぽく歌って(演奏も含めて)います。BARONESSは2枚組ですが飽きさせないサウンドはさすがですし、GREENLEAFはSTONERとかいうよりも純粋にハードロックといっていいくらいに気を張らずに聞けるギターロックで良かったです。ついでに上には上げませんでしたがSONS OF OTISとWino & Conny Ochsの2つのアルバムもオススメです。自分の好きなスラッシュメタルも有名どころのOVERKILL、TESTAMENT、KREATOR、DESTRUCTIONなどもリリースして聞いてますが、ドイツのチャーリー"いぶし銀のガンコ親父"シュタインハウアーが歌うPARADOXほどはよく聞かなかったように感じます。本筋のスラッシュとは異なるネオ・スラッシュというべきSYLOSIS、ALLEGAEONやDEW-SCENTEDもなかなか売れ線をわざわざハズして曲づくりをしているかのようなストイックな楽曲も好きでけっこう聞きまくりました。THE GASLIGHT ANTHEMもアイリッシュ・パンクだろうがなんだろうがジャンルなんかどうでもよくなるくらいに激渋でカッコよかったです。パンク系は上記にあえて入れていませんがPENNYWISEとOFFSPRING、GREEN DAYなんかもよく聞いてました。プログレもいったい何年ぶりなんだか忘れてしまうくらいに久しぶりのオリジナル・アルバムをリリースしたMARILLIONも多くの先輩の英国出身プログレバンドに恥じない洗練された曲づくり、長尺なのに飽きさせないサウンドは健在であり、IT BITESも再結成前と同じくらいに充実したすばらしい内容でした。上記に上げきれないアルバムは鬼籍に入ってしまったジョン・ロードのラスト・コンサート『Concerto for Group and Orchestra』、FOCUSの『X』、キース・エマーソンの『The Three Fates Project』、また健康上の理由によりYESから離れたジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマン二人によるアルバム『The Living Tree』(*Live音源収録の限定盤も有り)は透明感のあるジョンの声とウェイクマンにしか出せないサウンドスケープはとても存在感がありYESのサウンドとも異なり、この二人じゃないと出せない世界だと思いました。 後になってアレを入れ忘れていた!とかいうことも毎年ありますがとりあえずこんなところです。
2013/01/19
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ALL THAT REMAINS 『 A War You Cannot Win 』(6th album , 2012 , Razor & Tie/Trooper ent. )・song-list:01. Down Through The Ages02. You Can't Fill My Shadow03. Stand Up04. A Call To All Non-Believers05. Asking Too Much06. Intro07. Just Moments In Time08. What if I Was Nothing09. Sing For Liberty10. Not Fading11. Calculating Loneliness12. A War You Cannot Win13. Let Nothing Bind Me * * bunus track♪All That Remains - Stand Up (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=BBA4frqKvt8・Member:Phi Labonte - VoJeanne Sagan - Ba,ChoOli Herbert - GtMike Martin - GtJason Costa - Dr※ え~ぼーっとしている間に年が明けてしまいましたがチェックしていただいている奇特な皆さん今年も宜しくお願いします。m(_ _)mさて、2012年はHM/HRに限らず良いアルバムがたくさん聞けた年だったと思います。2012年のblackseason's Best〇〇についてですが、現在苦労して選定してますのでもうしばらくお待ちください...。おそらく1月半ばにはupしますんで。もとい・・・傑作と言われてる3rd『Fall Of Ideals 』、続く4th『Overcome』、前作5th『For We Are Many』と作を重ねる度にフィル・ラボンテのクリーン・ヴォーカル率が上がり(今回はクリーン・ヴォーカルのみで歌っている曲が2曲もある!)、曲もポップになり聞きやすくコマーシャルな音づくりになってきたATRだが今回6th『A War You Cannot Win』は特に歌モノとしての要素が高い。自分はメタルコアなATRが好きなわけではなくATRのセンスで演っている音楽が好きなわけで今回も全く異論はない。ただ、3rd『Fall Of Ideals 』収録の名曲「This Calling」のような清濁の入り混じったヴォーカルに絶妙な演奏陣のコンビネーションを求めるリスナーとしては、HC色が薄れてテンポ・チェンジもブレイクダウンも入らない曲づくりは単調に聞こえ、つまらないかもしれない。もはやメジャー化していったMASTODONに似た道を辿っていくかのように感じられなくもないですが聞き易くなってきたとはいえ、ATRのサウンドは自分は嫌いじゃないっすよ。むしろ大好きです。こういうの。
2013/01/03
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DEFTONES 『 KOI NO YOKAN 』(7th album , Reprise/ , 2012)・song-list:01. Swerve City 02. Romantic Dreams 03. Leathers 04. Poltergeist 05. Entombed 06. Graphic Nature 07. Tempest 08. Gauze 09. Rosemary 10. Goon Squad 11. What Happened to You? ・Member:Chino Moreno - Vo&Gt Stephen Carpenter - Gt Frank Delgado - Sampler, keySergio Vega - BaAbe Cunningham - Dr(*ゝω・*)ノ さて、今回は毎回期待をイイ意味でファンを裏切ってくれるデフトーンズです! ヽ(‐д‐ ; ) ただ、今回はタイトルが...。(。≧ω≦)ノ ねぇ、日本語ですよ!なんで? ヾ(>д<ヾ) こっちが知りたいくらいだよ!( ´O`)ノ ♪「ため~いきの~でるよぉ~な」ってヤツね! ヾ(*゚Д゚* )それは「恋のバカンス」!って、お前いったい何歳だ?( ´O`)ノ ♪追いかけ~て、追いかけ~て ヾ(*゚Д゚* )それは「恋のフーガ」! そんなにザ・ピ-ナッツ好きか?( ´O`)ノ ♪わっすれられないの~ ヾ(*゚Д゚* )それは「恋の季節」! やっぱ年齢偽ってるだろ?( ´O`)ノ ♪あなたと会ったその日から~ ヾ(*゚Д゚* )それは「恋の奴隷」! もうツッコむ気も失せたわ!( ´∀`)ノ ♪ビチロッケ ロッケッツウェイ! ヾ(*゚Д゚* )それは「恋のメガラバ」! ナンか急に若返ったぞ!?( ´O`)ノ ♪マイアヒ~ マイアフ~・・・ ヾ(*゚Д゚* )それは「恋のマイアヒ」!ネタ切れかよ!もういい! デフトーンズのは「恋の予感」だっっ!!このデフ・トーンズの醍醐味は何といっても90年代のプンプン匂ってくるオルタナ臭のするメロディック・ロックってことに尽きますが、一般的なメタルの音楽とは違うような気がする。何て言ったらいいんだろう?ヘヴィ・ロック?KORNやTOOLとかとは同系列にあってもメタルっていうのとはちょっと違うんじゃないかな~。キライじゃないですよ。むしろアルバム全部買ってるくらいに好きなんだけど。曲のメロディに対して若干ハネ気味なリズム隊、バックで浮遊するように流れるギターのメロディ、サビで主張するギター・ソロ、繊細かつ感情込め過ぎ(w)なヴォーカル。特にヴォーカルのチノ・モレロの歌唱法は正にソレで90年代のオルタナティブ・ロックを地でいくものであり、バックの演奏陣の曲とは全く異なる歌メロを持ちながらも、全体的に楽曲としてうまくまとまっているという不思議な音楽。しかも演奏陣もヴォーカルのチノ・モレノもとても上手くて個性的。そこが魅力的なのだと。しかも来年の5月には話題沸騰中の"OZZ FEST JAPAN 2013"への出演が決定している!コレは楽しみなところだ...。自分が行けるかはまだ未定...。
2012/12/17
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SYLOSIS 『 Monolith 』(2012 , 3rd Album , Nuclear Blast )・song-list:1. Out From Below2. Fear The World3. What Dwells Within4. Behind The Sun5. The River6. Monolith7. Paradox8. A Dying Vine9. All Is Not Well10. Born Anew11. Enshrined♪SYLOSIS - Fear The World (Official Video)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=tocEwt4HHOg・Member: Josh Middleton (Gt&Vo) Alex Bailey (Gt) Carl Parnell (Ba) Rob Callard (Dr)結成して既に10年以上のキャリアがあるものの、2006年に最初のEP『Casting Shadows』をリリースし、今回のアルバムとしては『Conclusion of an Age』(2008)、『Edge of the Earth』(2011)に続く3枚目にあたる。専任Voのジェイミー・グラハムが辞め、それまでリードGtだったジョシュ・ミドルトンがVo兼Gtになり、新たにGtを加えた4人編成に至った前作から約1年でのリリースというこれまでよりもアルバム制作のペースが早くなった。1stの頃まであったメロディ・リフ・変調子というメロデス色の濃い曲づくりからスラッシュ系のリフ主体の曲構成でVoも以前より違和感のないシンプルかつストレートなスタイルで純粋にHMを表現する姿勢が見られます。曲ごとにTESTAMENTやEXODUSのようなベイエリア・スラッシュかと間違えそうな箇所やメロディの盛り上げ方がMASTODONぽかったり、前作までに顕著だった変調子の部分に至っては最初期のOPETH~MESHUGGAHにあったプログレ風だったり、またモロにARCH ENEMYのマイケル・アモット風なソロや曲の導入部分に入ってくる物悲しいアルペジオが出てきたりとメタルマニアをニヤりとさせるような箇所が多々あります。昨年のEVILEの最新作を聞いた時の感じに近い、リスナーに媚びない曲づくりであり、演奏陣がテクニカルさをさりげなくとり入れている点に好感が持てる聞いていて心地よいメタル・アルバムだと思いました。
2012/12/16
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TRACEDAWN 『 Lizard Dusk 』(2011/2012,3rd Album,Spning inc./Redhouse Finland Music Publishing)・song-list:01. Arabian Nights02. Breed Insane03. Sick Fire04. The Crawl05. You'r Fired!06. Machine07. Nothing And Nowhere08. Thanks For Asking, I'm Just Obsessed09. Taught My Eyes To Lie10. Breed Insane (Acoustic)11. Arabian Nights (Acoustic) 12. In Love With Insanity (Live)13. Without Walls (Live) *bonus track♪Tracedawn - Breed Insane (Official) ⇒ http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Z-SOuTudH1s♪Tracedawn - Machine (Official) ⇒ http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=pXmPQx3uf64・member:Tuomas Yli-Jaskari - Gt, Clean-Vo Perttu Kurttila - DrVili Itapelto - KeyPekko Heikkila - BaRoni Seppanen - GtNiko Kalliojarvi - Growl-Vo*日本盤発売元のスピニングのサイト)(↓)http://www.spinninginc.jp/m_lineup/tracedawn.html( ´∀`)/ 今回はウルトラマン22話「地上破壊工作」に出てくる "地底怪獣"デスよ!\(・д・+) ・・・それは"トレースドーン"じゃなくて ・・・"テレスドン"だぁぁ~~~っ!!(-_-;) スミマセンでした...。※ 滞りがちで申し訳ないデス。が、先月からナゼか1日のアクセスが1万を超えるようになり今日で80万超えしていたのでとても驚いています。何気に5月くらいからfacebookはじめた影響もあるかと思います。毎週5~8枚くらいはアルバム聞いているのでupしたいバンドは山ほどあるんですが...もうちょっとBlog更新もマメにやっていこうと思いますので温かい目で見守ってください。バンド名がトレースドーン(Tracedawn)で 、アルバムのタイトルが『リザード・ダスク』(Lizard Dusk)と、自分が好きなクエンティン・タランティーノ監督のメキシカン(?)ホラー映画の傑作(??)『 From Dusk Till Dawn 』を単純に連想してしまい、暗にいろんなことを期待してましたが・・・全く関係なかったデス。wてっきり映画さながらにfour-letter wordオンパレードな歌詞(w)とか想像してましたがBURRN!誌などの記事やインタビューにも特に触れていませんし、何の関係もないようです。過去の2作品が輸入盤でとても評判だったということでこの3rdでめでたく日本デビューと相成ったわけですが、このアルバムではじめて聞きました。フィンランドの所謂、イエテボリ系の流れをくむC.O.B以降のキーボード奏者含む6人組メロデスバンドですがチルボドより聞く者を選ばない間口の広い、つまり聞きやすいメタルを演ってます。ヴォーカルに清濁2人っていうのも最近の流行りの傾向ですが、自分はワリと好きです。2ndまでの濁系のヴォーカルが抜けてしまい、新たに加入したのが元AMORALのニコ・カリオヤルヴィ。そのニコが以前に居たAMORALというと、フィンランドのミュージシャン(アイドル?)発掘系のTV番組でカナリの優秀な成績を収めながらナゼか(?)メタル界へ足を踏み入れてしまった、蟻・恋船ことアリ・コイヴネン(w)が正式に加入したという曰くつきバンドですが、アリが加入した後の音源はナゼか(w)聞いていないので何とも言えませんが、前任者であるニコはバンドから追い出されたわけではなくアリがAMORALに入る前に自分から辞めたようです。キーボードの音質がピロピロしているのが嫌いなリスナーもいるかも知れませんがこのバンドもピロピロ聞こえます。wただし、速めの北欧特有のメロディアスかつキャッチーなサウンドからキーボードのメロディが浮いていないし、ギターとの相性も良いので邪魔にはなりません。そこへ前のバンドで折り紙つきのニコの咆哮Voに中心人物であるトゥオマス・イリ・ヤスカリ(Gt&Clearn-Vo)によるハイトーンVoが絡む。実にヘッドバンギングにもってこいのノリの良さでカッコイイ感じデス。速くてキーボードの協調されたメタルな曲が好きで清濁掛け合いVoがOKの人ならゼヒ聞いてみてください。車に乗ってるときに聞くとスピードを出し過ぎてしまいそうなスカッとする曲が多いデスなお、日本盤にはアンプラグド2曲と、ライヴ音源2曲がボートラ収録されています。
2012/11/22
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CRYPTOPSY 『 Cryptopsy 』(2012,7th album,Galy records/Victor entertainment)♪Cryptopsy - Red-Skinned Scapegoat ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=zpflb_tKPiQ♪Cryptopsy - Shag Harbour's Visitors ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=16uvKqODiPc&feature=relmfu・song-list:01. Two-Pound Torch02. Shag Harbour's Visitors03. Red-Skinned Scapegoat04. Damned Draft Dodgers05. Amputated Enigma06. The Golden Square Mile07. Ominous08. Cleansing the Hosts09. Slit Your Guts (Live) 10. Benedictine Convulsions (Live) 11. Phobophile (Live)*09~11(日本盤ボーナス・トラック)・Members:Matt McGachy - VocalJon Levasseur - Rhythm & Lead GuitarChris Donaldson - Rhythm & Lead GuitarOlivier Pinard - BassFlo Mounier - Drum & Cho※仕事やらなんやらでLOUD PARK 2012に参加できず、また開催前にCRYPTOPSYのUPするのも間に合わず、ダメダメ続きで結局今更になってしまいました。もうすぐと言っておきながら大変遅れてしまいホント申し訳ないッス...。カナダはモントリオール出身、前身バンドを含めると20年以上の活動歴があるクリプトプシー。クリーン・ヴォーカルを前面に出してメタルコア化してしまったと評判を落とした(?)前作『The Unspoken King』(2008)から約4年ぶり7枚目のアルバム。このバンドはメンバーチェンジが多い方だが今回の特筆すべきところはオリジナル・メンバーであり全盛期に在籍していたソングライティングにも貢献していた、ジョン・レヴァサー(Gt)の復帰。今回は徹底してテクニカル・デスに根差した曲づくりでマット・マギャキー(vo)もデス声オンリーで歌いきっている。それに何と言ってもいつもながらテクニカルかつパワフルな変態(*褒め言葉!)ドラマー、フロ・モーニエのバンドだという事はドラムの音が目立っているのでもよく分かる。数多くのテクニカルなドラマーがいる中、デスメタルバンドでこれだけ複雑かつ手数の多いドラミングできる人間はそうはいない。テニクニカル・デス系のスゴ腕ドラマーと言えば、TERRORAOZER~MORBID ANGEL等のピート・サンドヴァル、元NILE他のジョージ・コリアス、DYING FETUS~MISERY INDEX~CHIMAIRA~DAATH等のケヴィン・タリー、ANGEL CORPSE~DAATH~MORBID ANGEL等のティム・イェングと、挙げていけばきりがない。ただ今作は曲によっては流れに沿わない形でのテクニカルなプレイが目立ち、ドラミングだけが妙に浮いて聞こえている。決してキライじゃないっすけど。むしろ大好きなサウンドですが、期待値が上がり過ぎたのと個人的にはデス声一辺倒だと自分が飽きっぽいので...どちらかというとクリーン・ヴォーカルとのコンビネーションがあるとぐっとくるんですよね。それになんといっても今年は自分の好きなメタルコア四天王(*勝手に命名)の内、SHADOWS FALLAS I LAY DYINGALL THAT REMAINS *近日リリース!がリリースされるという嬉しい年なので近日中にUPしたいと思います!
2012/10/30
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HESS 『 Living in Yesterday 』( 2012 , Frontiers Records / Avalon )・song-list:01. Living in Yesterday 02. Reach for You 03. It's Over 04. Don't Leave Me 05. What If 06. Nothing Lasts Forever 07. Falling Down 08. I Live for You 09. I Don't Wanna Want You 10. Where to Run 11. Reach for You (Acoustic) **Bonus Track ※日本盤の帯には"ハリー・ヘス・アンド・フレンズ"と記されている。 レコーディング・メンバーは元同僚の仲間たちの名前が挙がっているので 当然とも言える。(*下記参照)・ピート・レスペランス(ex-HAREM SCAREM/Gt,Ba)・クレイトン・ドーン(ex-HAREM SCAREM/Dr)・ダレン・スミス(ex-HAREM SCAREM/Backing Vocal on 4~10)・・・元メンバーではバリー・ドナヘイ(Ba)だけ誰からも声がかからなかったのか?とかいろいろ考えてしまいますが。こんなにメンバーが一緒にやっているんだったら解散しなくて良かったじゃん!これから再結成すればいいのにとか考えてしまいますが。wその他に、トミー・デナンダーが9曲目のGt&Keyをはじめとして数曲で参加している他、元PRIDE~現FURYONのクリス・グリーンが(Gt)が10曲目でギターソロ、元KING COBRA~UNRULY CHILD他の旧姓(旧性?w)マーク・フリー、現マーシー・フリーが1~3曲目でコーラスで参加。あっちこっちのバンドでゲスト参加するのが好きなマグナス・カールソン(PRIMAL FEAR 他/Gt)が1曲目のギターソロに参加している。こういうHESS名義とは言えソロなのかバンドなのかあいまいな表記なのが収録曲にも表れているかのようなビミョーな感じですが。先に記した内容と若干カブりますが2年前にリリースされたFIRST SIGNALという新バンドの存在は何だったのか疑問に残るところではあります。あと『Living in Yesterday』というアルバムで、1曲目も全く同じタイトルなのだが「♪No More Living in Yesterday ~ Tomorrow's Wainting ~ (過去を引きずって生きてはいけない、未来が待っているんだ)」と歌っているのも前向きな歌詞だと思うがタイトルとは矛盾しているような気がする。総合的な内容はというとHAREM SCAREMが好きだった人なら十分楽しめるサウンドだと思います。バラードっぽい曲が多いように感じましたがFIRST SIGNALよりもHAREM SCAREMのサウンドの良い部分が戻ってきてます。特に3曲目「It's Over」のサビに行く直前の切ないメロディの盛り上がる部分は正にHAREM SCAREMサウンドそのものです。♪HESS - its over ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Eyy-tJWHZ6U♪HESS - nothing lasts forever⇒ http://www.youtube.com/watch?v=j8RsE5A-PX8&feature=related♪HESS - i live for you⇒ http://www.youtube.com/watch?v=pbqdpm5JQw8_/_/_/_/_/_/_/_/ ※いつもご覧いただいている皆様へ2007年の5月から始めたこのブログが今回の更新で351件目、この9月で約5年と4か月経ちましたがこの度、50万アクセスを超えることができました。細々としか更新していないのにこまめにチェックしてもらっている皆さんに心より御礼申し上げます。これからも"ウルサイ音楽"に沿った内容で、HM/HRなど一般的にラジオ等では流れない(流しにくい)マイノリティなジャンルにスポットライトを当てるような啓蒙ができるように精進する次第です。これからもお付き合いのほど宜しくお願いします。m(v_v)m ペコリ。
2012/09/28
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ALLEGAEON 『 Formshifter 』(2nd album , Metal Blade Records , 2012)・song-list:01. Behold (God I Am)02. Tartessos: The Hidden Xenocryst03. A Path Disclosed04. Twelve - Vals For The Legions05. Iconic Images06. The Azrael Trigger07. From The Stars Death Came08. Timeline Dissonance09. Formshifter10. Secrets Of The Sequence11. Tartessos: The Hidden Xenocryst (demo) *(*日本盤ボーナストラック) ♪Allegaeon - Secrets of the Sequence⇒ http://www.youtube.com/watch?v=7Zj5SZJfXlA&feature=relatedこちらも近々新作をリリースするAS I LAY DYINGのティム・ランベシス(Vo)のスタジオ、Lambesis Studioで録音されたらしい。ジャケだけ見ると、FEAR FACTORYの『 Archetype 』かよ!っとツっこみたくなるくらい酷似!wマジで訴えられて回収されるレベル。wテクニカルかつエモーショナルなギターとブラストに頼らない(けどやっぱりブラストが目立つ!w)ドラミングにストレートな直情絶叫タイプのデス・ヴォーカル。このドラマーは残念ながらレコーディング後に脱退してしまったようだがこれほどのプレイヤーの穴を埋める人物が早々見つかるとは思えない。曲自体はメロディアスなんだけど、そのメロディもSLAYERのようなブラックメタルっぽいオドロオドロしさはなく、感情的にはならない表現で抑えてある感じ。ギターはテクニカルなんだけど、テクをひけらかすようなイヤミな刻み方とも違うし、ギター・リフ主体だとスラッシュっぽくなるところをあくまでもメロディで曲をリードしている。4曲目「Twelve - Vals For The Legions」の後半、10曲目「Secrets Of The Sequence」のイントロで聞けるアコギのアルペジオ(&スウィープ)にはただもの悲しいフレーズというだけでは終わらない、何か光るものが感じられる。ちなみに日本盤のボートラで収録されているのは2曲目「Tartessos: The Hidden Xenocryst」のデモ音源だが、ドラムが打ち込みで妙にカルいカタカタした音なのでいかにこのバンドではドラミングが秀逸で重要なパートを占めていたか分かる。言いたいことが伝わっているかは疑問だがとにかく音源を聞いてもらうのが一番だろう。♪Allegaeon "Tartessos: The Hidden Xenocryst" guitar demonstration⇒ http://www.youtube.com/watch?v=rUdEpaILWOg&feature=related※2人のギタリストのテクニカルな度合いが良く分かる。
2012/09/14
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DEW-SCENTED 『 ICARUS 』(2012,8th Album,Metal Blade Records/Spiritual Beast Records)・Track List:01. Hubris 02. Sworn To Obey03. Thrown To The Lions04. Storm Within05. Gleaming Like Silver06. By My Own Hand07. The Fall Of Man08.Reawakening09. Destined To Collapse10.A Final Procession11. Perpetuated12. In Dying Mode*13. Good Day For A Hanging* (original by WASTED YOUTH)14.The Storm* (original by JUDGE)* Japan only Bonus Track・Memeber:Leif Jensen (Vocals)Marvin Vriesde (Guitars)Joost van der Graaf (Bass)Koem Herfst (Drums)Rory Hansen (Guitars)♪Dew-Scented "Sworn to Obey" (OFFICIAL) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=GT4xc3-0_SE&feature=related♪Dew-Scented - Thrown to the Lions ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=PugxL2jSFOg&feature=related♪Dew-Scented new album 2012 teaser #2 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=kCSWBYQY2Mo祝バンド結成20周年!・・・って言ってもほとんどの方は知らないでしょうがバンド結成が1992年らしいデス。ちなみにデビュー・アルバム『 Immortelle 』(1996)から一貫して“I”から始まるアルバム・タイトルは変わらず。元々メンバー・チェンジの激しいバンドだが、今作品の編成でVocalのライフ・イェンセンだけがオリジナル・メンバーとして残っている。というよりは、むしろ前作『 Invocation 』(2010)以降のメンバーがVo以外は全員が脱退(というよりVoがクビにした?)し、このアルバム作成にあたり、Gt・Ba・Drが新たに加入した。(*アルバムリリース後に加入したもう一人のGtも含め新メンバー全員がオランダ人)前作のサウンドから特筆すべき変化はスピード感はやや減速しつつも重量感の加わったサウンド、メロディはスラッシュからデスメタル系のノリが強くなったように感じられた。演奏陣が総入れ替えとなった割に極端な変化が見られないのはVocalのライフがメイン・ソングライターだからか?前作までのメンバーで10年以上在籍していたアレクサンダー・パール(Ba)とマーク・アンドレ・ディーケン(Dr)はOBSCENITY、メイケル・ボーカーズ(Gt)はFEARER、新たに加わったメンバーのマルヴィン・フリーズデ(Gt)がSEVERE TORTURE、コーエン・ハーフスト(Dr)が元EPICA~REVAMP、ユースト・ヴァンダーグラフ(Ba)は元SINISTER~I CHAOSなど、既に脱退したメンバーも、新たに加入したメンバーもそれぞれにそれなりに名の知れたスラッシュ~デスメタル・バンド経験者。ゲストとして、5曲目の「Gleaming Like Silver」にはSACRIFICEのVo、ロブ・ウルビナティが、7曲目「The Fall on Man」にはRETALIATION~FINAL BREATHのデニス・シュナイダーがGtで、8曲目の「Rewakeening」でイントロの語り部分にエンジニアのヨルグ・ウケン、元EDGE OF SANITY~現プロデューサーのダン・スウォノがVocalで参加している。なお、日本盤のボートラにはオリジナル1曲、LAHCバンドの雄であるWASTED YOUTH「Good Day For A Hanging」、NYHCの雄であるJUDGE「The Storm」のカヴァー収録されているがどちらも目の前にモッシュピットが目に浮かぶようなカッコ良さ!※スピリチュアル・ビーストHP内のデュー・センテッドの頁⇒ http://www.spiritual-beast.com/dewscented/index.html
2012/08/30
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TESTAMENT 『 Dark Roots Of Earth 』(2012,10th album,Nuclear Blast/King records)・song-list:01. Rise Up02. Native Blood03. Dark Roots Of Earth04. True American Hate05. A Day In The Death06. Cold Embrace07. Man Kills Mankind08. Throne Of Thorns09. Last Stand For Independence10. Practice What You Preach (*2012 Re-Recording ver.)*日本盤ボートラ。*輸入盤Deluxe Edition (CD+DVD)のボートラ。10. Dragon Attack (QUEEN cover)11. Animal Magnetism (SCORPIONS cover)12. Powerslave (IRON MAIDEN cover)13. Throne Of Thornes (extended version)*DVDはアルバム制作のメイキング映像。 (YouTubeでフツーに見れるのであんまり...)♪Testament - Dedikálás + Rise Up @ Fezen fesztivál 2012 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=fYnt5C2ClJY&feature=related♪Testament - True American Hate/More Than Meets The Eye (Live @ Wacken 2012) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=gfmppEQeMS4デビュー25周年、10枚目のオリジナル・アルバム。西海岸に端を発するベイエリア・クランチ、ベイエリア・スラッシュと呼ばれるスラッシュメタルをEXODUSらと共に築き上げてきたTESTAMENTが『The Formation Of Damnation』(2008)以来10枚目となるアルバムをリリースした。感想はというと過度な期待はしていなかったものの、ドラムがポール・ボスタフ(ex-FORBIDDEN、SLAYERなど)からジーン・ホグラン(ex-DARK ANGEL、SYLなど)に代わったということで早めの曲ではどんな感じになるのかと興味があったが、随所で迫力のあるドラミングは聞けるものの、曲によってはドラムの良さがあまり活かされていないような気がする。アルバム全体的に言えばチャック・ビリーのヴォーカルが曲の前面に出てきている印象を受け、かといって「Electric Crown」や「Sins of Omission」のような耳に残るベイエリアスラッシュの醍醐味である思わずヘッドバンギングしてしまうようなノリの良いキャッチーな曲もないような気がする。チャックのヴォーカルによる表現力には限界があるし、TESTAMENTのファンとしてはもっとギター・リフやメタルらしいメロディのノリの良さでひっぱっていくような曲を求めていると思うんだけど...。PVも作成されたリーダー・トラック「Native Blood」よりももっとTESTAMENTらしいシンプルでカッコイイ曲があるのにどうしてこの曲を選んだのかも理解に苦しむ。あと、アレックス・スコルニックがJazz~フュージョン系のテクニカルなギタリストなのは周知の事実として、それまでの曲の流れを無視するようなギター・ソロが急に入ってくると「えっ!?」と思ってしまうのはオレだけですかね?全体的には悪くないんだけど自分が求めているTESTAMENTサウンドは、キャッチーなギターリフに曲中のテンポ・チェンジの妙、ベース・ラインをアクセントにしつつ、曲の流れに沿った印象的なギター・ソロ、後ろから煽るようなタメを効かせたドラミング、一緒にシンガロングできる分かりやすくシンプルなサビ。これまでも早くなくてもカッコイイ曲をたくさん演ってきてくれてたんですがね。(*下記参照)♪TESTAMENT - Into The Pit ( live wacken )⇒ http://www.youtube.com/watch?v=bXMU0qxYR3s&feature=related*『The New Order』収録♪TESTAMENT - The Preacher (Live in London 2005)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=UBIFiTaW2Yc*『The New Order』収録♪TESTAMENT - Souls of black (1990) HD⇒ http://www.youtube.com/watch?v=xkqpcx0QTB0&feature=related*『Souls of Black 』収録♪TESTAMENT - Sins of Omission HQ (Live in London) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ZEfmq7FQRJA&feature=related*『Practice What You Preach』収録♪TESTAMENT - Electric Crown (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=felyOmO6liE*『The Ritual 』収録
2012/08/12
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coldrain 『 THROUGH CLARITY 』(2nd mini-album , Vap Inc. , 2012 ) ・song-list:01.No Escape02.Persona03.The Future04.Six Feet Under05.Never Look Away06.Inside Of Me ♪coldrain - "No Escape" The Video Log (OFFICIAL VIDEO) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=-s_7oDMfjms&feature=relmfu♪coldrain - Six Feet Under (OFFICIAL VIDEO) ⇒ http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=GM64P4yglZE&NR=1今年の3/31に開催されたPUNKSPRING 2012の話ですが、当日はスサマジイ暴風のため幕張メッセに行く電車がほとんどストップしてしまい、開催者側としても開演時間に間に合わなかったお客のために、1組目のFEAR, AND LOATHING IN LAS VEGASを15分遅らせるなどの配慮も見られました。ですが、そんな天候の事情などとは一切関係なく2月末からアメリカでレコーディングに入ってフェスの2日前に帰国してギリギリ間に合うハズが、VocalのMasatoが何らかの事情で帰国できずに結局は出演キャンセルせざるを得ない状況になってしまった。・・・という事件(?)がありました。実はその時はまだcoldrainの音源をちゃんと聞いていたわけではなかったんですが、ワリと仲の良いバンド仲間であるONE OK ROCKのVocal、Takaがcoldrainの出演キャンセルについてcoldrainのメンバーを擁護する発言があって、その頃から彼らに興味を持ちcoldrainの音源を聞くようになりました。そんでもってその帰国できなかった時に録音していたであろう音源がミニ・アルバム『THROUGH CLARITY』として7/4にリリースされました。その収録曲の1曲目「No Escape」はガン・シューティング・ホラーゲームの草分け的な存在である"バイオハザード"シリーズの最新作である"バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ"のCMタイアップ曲。(*上記動画参照)全曲英詞でのVocal、演奏も上手い、メロディは憂いを秘めながらもキャッチー、という日本人には特に好きなツボを押さえたサウンドだと思う。1st『Final Destination』、1st Mini-Album『Nothing Lasts Forever』、2nd『The Enemy Inside』と順に聞き比べてみても以前に比べてパンク的な曲構成からメロウな部分はよりメロウに、激しいところはトコトン激しく突き詰めたサウンドに感じる。masatoのヴォーカルもクリーン・ヴォーカルとスクリーム、シャウトの使い分けがより器用になっていて、今回のプロデュースを担当したデヴィッド・ベンデスが手掛けてきたPAPA ROACHやPARAMOREにも通じる、キャッチーなんだけど暗さも携えた楽曲に仕上がっているように感じられる。買ってからずっとこればっか毎日聞いてます。
2012/07/19
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JOHN LORD 『 Before I Forget 』(1982) 元ディープ・パープルのジョン・ロード、死去 月曜日(7月16日)、元ディープ・パープルのキーボードリスト、ジョン・ロードが亡くなった。71歳だった。 ロードは2011年夏、癌を患っていることを公表していた。オフィシャル・サイト(Jonlord.org)に発表された声明によると、ロードは月曜日、ロンドンの病院で家族に見守られる中、息を引き取ったという。ロードは1968年にリッチー・ブラックモアとディープ・パープルを結成。ブラックモアやイアン・ギランらと名曲「Smoke On The Water」を共作。バンドのリーダー的存在だった。ディープ・パープル脱退後はソロやセッション・プレイーヤーとして活躍、ジョージ・ハリソンやデヴィッド・ギルモアの作品に参加した。ディープ・パープルのメンバーは「大切な友人、ブラザー、素晴らしいミュージシャンを失った。彼の威厳や寛大さは僕らみんなを感動させた。彼の音楽はインスピレーションにあふれて、僕らを想像もできない場所へと導いてくれた。本当に素晴らしい人だった」との追悼の言葉を発表している。(*以上、原文まま)恐らく彼がいなかったら第1期DEEP PURPLEのカッコ良さを知らないままだっただろう。1960年代後期、第1期DEEP PURPLEはジョン・ロードとリッチー・ブラックモアの二人を中心に結成され、クラシックとロックの融合を試みて成功した数少ないバンドだった。1st『Shades of Deep Purple』、2nd『The Book of Taliesyn』、3rd『Deep Purple』の第1期の三部作はジョン・ロードが、リーダーシップをとった作品で、とにかくキーボードが前面に出ていてヴォーカルなしのインスト部分もフィーチャーされていて、特にジョン・ロードのハモンド・オルガンから紡ぎだされるメロディの主旋律は聞いていて気持ちがいい。ちょっとしたドライヴにはもってこいのサウンドだ。ただ、BEATLESの「Help」のカヴァーだけはテンポが遅く、眠たくなるようなアレンジで蛇足だったような気がする。DEEP PURPLE以外にもWHITE SNAKEでも4年ほど在籍し、彼にしかできない仕事でバンドに貢献し、ソロ・アルバムもかなり充実した飽きさせないサウンドを聞かせてくれた。♪Deep Purple - Hush ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=eLzqQupzzmA&feature=related※90年代のKula Shakerをはじめとしてカバーしても必ずヒットするというハズレの無い曲。それだけポップかつキャッチーさを備えている曲と言える。 ♪Deep Purple - Wring That Neck HD 1970 (Live in Paris) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ZXgvxg8StnI&feature=related※この曲は「Hard Road」という名前でも知られている曲だが、やはりジョン・ロードのハモンドなしではありえない曲となっている。 ♪Deep Purple - Mandrake Root (Live In Stockholm 1970)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=HDOKnowkNCQ&feature=related※この曲もライヴだがリッチー・ブラックモアのギターとの掛け合いが面白い。 ♪John Lord - Chance On A Feeling ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Ixvr7MH8QLg&feature=related※ソロアルバム『Before I Forget』からの曲。 R.I.P. John Lordキーボードの、ハモンドやメロトロンの良さを教えてくれてありがとう。安らかにお眠りください。
2012/07/17
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JACK BLADES 『 Rock 'n Roll Ride 』(2012,2nd Solo-Album,Frontiers Records/King Records ) ・song-list:01. Back In The Game02. Rock N' Roll Ride03. Hardest Word To Say04. Anything For You (feat.Robin Zander/CHEAP TRICK)05. Love Life06. West Hollywood07. Born For This08. Don't Give Up09. Say You Will10. Rise And Shine11. Hey Now12. West Hollywood Taj **Japanese Bonus-Track♪Jack Blades "Rock N Roll Ride" EPK (Official) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=a2_TTo9wwlU&feature=relmfu♪Jack Blades - Back In The Game (Official Video) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=KpOPMYadzrE&feature=player_embedded一番最初にジャック・ブレイズというユニークな歌声を持ち、抜群にキャッチーな曲が書ける彼を知ったのはNIGHT RANGERとDAMN YANKEESがほぼ同時だった。90年代に確かCMで使われていた「High Enough」というDAMN YANKEESのバラードがハイトーンで歌う2人(ジャックとトミーショウ)のハーモニーが絶妙で、それから遡ってNIGHT RANGERのアルバムを全部買って繰り返し聞き、いろんなバンドを経たメンバーで曲も良くてテクニカルで・・・まるでMR.BIGみたいじゃん!って、バンドとして聞く順番が逆だっただけなんだけど当時はそう思ってた。♪Damn Yankees - High Enough (Video) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=l_uh8XjgLTE♪Night Ranger - Don't Tell Me You Love Me (Rock Palace) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=6iURWJEmeBI♪Night Ranger - (You Can Still) Rock In America ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=nB3kQZJ2aLw&feature=related※ この曲のイントロはぐるナイのゴチバトルでBGMとして使われている事でも有名。更に掘り下げて聞いたのはカナリ後になってから。深夜のラジオでDJが「NIGHT RANGERのジャック・ブレイズとブラッド・ギルスの在籍していた白人によるファンク・ロックバンド!RUBICON!!」(*多分、クリスペプラー氏)と紹介していて「何っ!?」と思って聞いていたら確かにファンキーだけどロックしててとてもカッコイイ曲が流れて「なんだよ!NIGHT RANGERの前にもこんなにカッコイイバンド演ってたじゃん!」と思い、アルバム探したけどその頃はまだ輸入盤ですらCDが出ていなかったため音源が聞けずに残念だった。♪Rubicon - That's The Way Things Are⇒ http://www.youtube.com/watch?v=IJ0aGlb490M※たぶん当時ラジオで聞いた曲。ベースがスラップ弾きなのがよく分かる。ハネるベースがたまらなくカッコイイが良くも悪くも目立ちまくり。w♪Rubicon - Vanilla Gorilla⇒ http://www.youtube.com/watch?v=M4eBfnCQDBk&feature=relmfu※この曲もメチャクチャFunkyでカッコイイ!DAMN YANKEESもそこそこカッコ良かったが2nd以降は活動休止してしまい、メンバーのトミー・ショウ(Vo&Gt)とのコンビによるSHAW/BLADES楽曲提供などを経て、NIGHT RANGERが再結成したりして現在に至るわけだが自分は再結成後のNIGHT RANGERにはマジックが感じられずに最新アルバムは聞いていない。♪Shaw/Blades - I'll Always Be With You (Video) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=hPuAkhsOkUQそれでもと思いこのジャックのソロアルバムを聞いてみたがMR.BIGのように飛び抜けていい曲という曲は見当たらないものの捨て曲はない。4曲目の「Anything For You」はCHEAP TRICKのロビン・ザンダーがハモっているが完全に持っていかれてサビの部分だけ聞くともはやCHEAP TRICKの曲にしか聞こえない。w♪Jack Blades - Anything For You ( w/Robin Zander )⇒ http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=jLRUuqpxElk再結成したTRIXTERとTYKETTOのアルバムも聞きましたが全盛期のようなシンプルで印象的な曲というのは皆無でした。残念ながら。昔聞いてたアルバムを探して聞いた方が良いんですよ。やっぱり。♪Trixter - Nobody's A Hero (1992) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=iTzIYREdvKI♪Trixter - Road Of A Thousand Dreams (PV/1992)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=fhNrFNWMXhU&feature=relmfu♪Tyketto - Forever Young (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=A2vG-zlvvk0♪Tyketto - Standing Alone (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=XwpfhimS1MI&feature=relatedほらヤッパリ!
2012/07/06
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FEAR FACTORY 『 The Industrialist 』(2012,8th Album,Candlelight Records/ワーナーミュージックジャパン) ・song-list:01.The Industrialist 02.Recharger 03.New Messiah 04.God Eater 05.Depraved Mind Murder 06.Virus of Faith 07.Difference Engine 08.Disassemble 09.Religion Is Flawed Because Man Is Flawed 10.Human Augmentation 11.Blush Response (Difference Engine Remix) 12.Timelessness II※ 11~12 日本盤ボーナス・トラック・Member:Burton C. Bell - Vo (ASCENSION OF THE WATCHERS,GZR,CITY OF FIRE)Dino Cazares - Gt,Ba,programming (ASESINO , BRUJERIA , DIVINE HERESY etc...)・Rec-After Member:Matt DeVries - bass (ex:SIX FEET UNDER , CHIMAIRA , RINGWORM)Mike Heller - Dr (ex:MALIGNANCY , SYSTEM DEVIDE)♪FEAR FACTORY - THE INDUSTRIALIST | Official Trailer ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=_dxWmJssXH4&feature=relmfu♪FEAR FACTORY - THE INDUSTRIALIST | Official Preview ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=MbxytgyWjtkメンバー間の確執によりゴタゴタが続き裁判沙汰にまでなってしまい、ファンとして状況が解決するのを待つしかなかったが、前作『Mechanize』 (2010)ではバートン・ベル(Vo)と出戻ったディーノ・カザレス(Gt)の二人がバンド名の使用権を勝ち取ったらしく、リズム隊にはメタル界では最高のプレイヤーであろうジーン・ホグラン(Dr)とバイロン・ストラウド(Ba)を加入させ、手数の多いデジメタルなサウンドを聞かせてくれたが今作ではそのリズム隊が抜け、ドラムはプログラミング(*打込み)ベースはディーノによりレコーディングされた。※なお、レコーディング後に元CHIMAIRA~SIX FEET UNDER他のマット・ディブリーズ(Ba)と元MALIGNANCY~SYSTEM DEVIDEのマイク・ヘラー(Dr)が加入した。前作と新作の決定的な違いは、『Obsolete』(1998)以来のコンセプト作だということ。しかも"人間対機械"という何十年もSFではさんざん使いまわされてきたテーマで思わず「いまさらターミネーターかよっ!」ってツッコミたくなりますが...。『Obsolete』に最後に収録されていた静かな曲「Timelessness」に続く曲、「Timelessness II」(そのまんまだけど...)がボートラとして収録されている。また、コンセプト作品としてのストーリー性を含ませる意味合いで曲間にはSEが挿入され、シーケンサーも多用しているのでよけいにSFチックな耳障りに聞こえる。そもそもバンドがおかしくなったのは、バートンとディーノの不仲が原因だったのにその二人が仲直りして振り回された方の2人、クリスチャン・オールド・ウォルバース(Ba)とレイモンド・ヘレーラ(Dr)にまた一緒に演りましょうっていうのはイマイチ信用できないだろうし、そこんところは一体どうなの?っていう疑問が。ファンとしてもいまだによく分からんですが、実際バートンの歌声の使い分けの上手さ、性格は悪いともっぱらの評判ですがディーノのギターのキメや巧みさは一層鋭く、全体のバランスも前作以上で単純にメカニカル・メタル~デジメタルとしてカッコイ~アルバムです。
2012/06/20
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SWALLOW THE SUN 『 Emerald Forest And The Blackbird 』( 2012 , 5th Album , Spinefarm, Svart Records )・song-list:01. Emerald Forest And The Blackbird02. This Cut Is The Deepest03. Hate, Lead The Way!04. Cathedral Walls05. Hearts Wide Shut06. Silent Towers07. Labyrinth Of London (Horror Pt. IV)08. Of Death And Corruption09. April 14th10. Night Will Forgive Us11. These Low Lands * (*Japan bonus-track)・Member:Vocals - Mikko KotamäkiGuitars - Juha RaivioGuitars - Markus JämsenKeyboards - Aleksi MunterBass - Matti HonkonenDrums - Kai Hahto♪Swallow the Sun - Cathedral Walls ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=g6W5ScOEv2c※feat. Anette Olzon by NIGHTWISHフィンランドのDeath/Doomまたは、Melodic Death Metalとジャンル分けされるバンド。自分はDoomバンドはカナリ聞きまくった人間の一人として言わせてもらうとこのSWALLOW THE SUNというバンドをDoomの枠に括ろうと一切思わないが、Wikiではそうなっている。少なくとも自分の中では現在のAMORPHIS、初期SENTENCED~THE MAN-EATING TREE等と共に評されるべきMelodic/Goth Metalだと思っている。同じく北欧のスウェーデン出身のDoomバンドの大御所であるCANDLEMASS(*最新作『Psalms for the Dead』がラスト・アルバムと言われている)もDoomバンドとしては比較的メロディアスなタイプの曲づくりのDoomバンドだといわれているが明らかに異なる。Doom由来の絶望感や悲壮感ではなく、せつなさ~悲哀感という風なイメージであり、きれいな旋律によるドラマチック~センチメンタルな部分が前面に出ていおり、曲もDoomのようにドロドロしたものではなく、あくまでメランコリック~アンニュイなメロディでありDoomのソレとは明らかに違う。曲によってはデス声を使わなかったらメタルですらないような曲もある。アルバムの内容だが、今作品は2010年4月10日に心不全で48歳の若さで急逝したアメリカのGoth Metalバンド、TYPE O NEGATIVEのVo&Baのピーター・スティールに捧げられており、9曲目「April 14th」はピーターの無くなった日付である。♪Swallow the Sun - April 14th ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=s8KgNuanP_4&feature=relmfuTYPE O NEGATIVEはミュージシャンにもファンが多く、CRADLE OF FILTHのダニ・フィルスをはじめ、「TYPE O NEGATIVEがいなかったら自分のバンドは存在していなかった」と多数のミュージシャンが語っているが、このSWALLOW THE SUNの中心人物、ユハ・ラヴィオ(Gt)もその一人だ。自分がこれまで好きだったアルバムは2nd『Ghosts of Loss』(2005)だが、その頃のサウンドは最新作に比べるとTYPE O NEGATIVEからの影響が顕著に感じられ、今よりもオドロオドロしいデス声のヴォーカルでバックの演奏がもっとよく聞こえていたように思う。ヴォーカル・スタイルは今の方が合っていると思う。サウンド的には以前の方がシンプルでメタルな音質だったように思う。最新作は明らかに以前に比べてクリーンな透きとおるようにクオリティという面では高くなって良くも悪くも聞きやすい音楽になったような気がする。日本盤のボートラも悪くない曲。これからの季節に聞けば涼しくなれるかも。YouTubeで聞いてみて気に入った人は聞いてみてください。♪Swallow the Sun - Night Will Forgive Us ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=fU56359SEAE※アルバム中一番好きな曲。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/東京在住の方、もしくは電波状態の悪い地域にお住まいの方でHeavy Metal Syndicate聞けない人はご利用ください。☆radiko.jp(ラジコ)⇒ http://radiko.jp/
2012/06/14
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IMPERIAL STATE ELECTRIC 『Pop War』(Psychout Records/Trooper Entertaiment,2012,2nd Album)・song-list:01. Uh Huh 02. The Narrow Line 03. Can't Seem To Shake It Off My Mind 04. Back On Main 05. Waltz For Vincent 06. Sheltered In The Sand 07. Empty Hands 08. Monarchy Madness 09. Deride And Conquer 10. Enough To Break Your Heart 11. Leave My Kitten Alone (*Original by LITTLE WILLE JOHN)12. Is It Day Or Night? (*Original by THE RUNAWAYS) 13. You Can't Do That (*Original by THE BEATLES) 14. I Don't Know What I Want (*Original by THE RASPBERRIES)15. Rock And Roll Boogie (*Original by THE EASYBEATS)16. Sweet Little Sixteen (*Original by CHUCK BERRY)*11~16 Japan Bonus-Track: 『In Concert』(Studio-Live EP)・Member:Nicke Andersson (Vo&Gt/THE HELLACOPTERS, ENTOMBED etc...)Dolf de Borst (Ba,Cho/THE DATSUNS)Tobias Egge (Gt,Cho)Thomas Eriksson (Dr,Per/CAPTAIN MURPHY) ☆Trooper Entertaiment⇒ http://www.trooper.co.jp/artist_ISE.html♪Imperial State Electric - Can´t seem to shake it of my mind ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=C3IYQ1qc31U ※今日は6月9日、つまり“ロックの日”ということで最近リリースされてよく聞いているバンドについて。元ヘラコプターズのニッケ・アンダーソンが始めた新たなバンド、IMPERIAL STATE ELECTRIC。2010年にリリースされた1st Album(self-title)はニッケ自身がほとんどのパートを演奏しているがその時にも協力してもらっていたTHE DATSUNSのドルフ(Ba&Vo)の他、4人編成のバンド体制で今作のレコーディングが行われている。ニッケは20代前半からスウェーデンにおいてデスメタルの基礎となった伝説のバンド、NIHILISTのドラマーを経て、Death'n'Rollという新たな1ジャンルを築いたスェーデン産デスメタル・バンドENTOMBEDでドラマーとして活躍し、1997年のEP『Wreckage』を最後に「デスメタルの未来に希望が持てなくなった」という発言以降、2005年に元ENTOMBEDのメンバーであるロバート・ペールソンとDEATH BREATHを始めるまでは、メインのTHE HELLACOPTERS以外にも参加、または客演した様々なバンドはロックンロールバンドばかり。このIMPERIAL STATE ELECTRICは、ニッケがこれまでBACKYARD BABIESのドレゲンやTHE WiLDHEARTSのジンジャーなどR'n'Rバンドの凄腕達との共演により培ってきた体験の集大成でもある。BACKYARD BABIESやTHE WiLDHEARTSとの決定的な違いは、BACKYARD BABIESやTHE WiLDHEARTSにはキャッチーでポップなメロディとともにPunkの要素が感じとれるのに対し、IMPERIAL STATE ELECTRICには50年代~60年代のTHE BEATLESが世界的にヒットした以降の古き良きPop Rockの懐かしさ、ノスタルジックな音楽性があり、ハード性は抑えられあくまでニッケの歌心を前面に打ち出したサウンドとなっている点だと思う。派手さはあまり感じられないけど、どんな年代の人間にも聞かせられ、何度も繰り返し聞きたくなる、そんなRock'n'Rollではないでしょうか。今作のTrooperから出た日本盤には先にリリースされた全曲カバーのEP『In Concert!』の6曲全てが収録されている。本編からボーナストラックに流れも原曲を忠実にカバーしているワリに全く違和感がないどころかしっくり収まっているのがニッケの原曲に対する愛を感じます。余談ですが、THE RASPBERRIESの「I Don't Know What I Want」ってCSIマイアミの主題歌でおなじみのTHE WHOの「Won't Get Fooled Again」にそっくりですね。空耳?(*比較:下段参照)♪The Raspberries - I Don't Know What I Want⇒ http://www.youtube.com/watch?v=avXFaj9WF9Q♪The Who - Won't Get Fooled Again [HQ]⇒ http://www.youtube.com/watch?v=BrHUD2XmLN4(オマケ)♪Imperial State Electric - I'll Let You Down ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ChR-_mHp1-g※1st「self-title」からの曲。誰かのカバーかと思うくらいに完成度の高いノスタルジックなフィーリングがある曲。下は同曲のアコースティック・ライヴ・バージョン。⇒ http://www.youtube.com/watch?v=HdzKk5FhfSk&feature=related
2012/06/09
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STORM CORROSION 『 Self-Title 』(1st Album , Roadrunner Records , 2012)・song-list:01. Drag Ropes02. Storm Corrosion03. Hag04. Happy05. Lock Howl06. Ljudet Innan07. Drag Ropes (*demo)08. Hag (*demo)*Bonus-Track Japan-Edition・Members: Mikael Akerfeldt ( Vo,Gt,Ba,Key and more... / OPETH )Steven Wilson ( Vo,Gt,Ba,Key,Sampler,Programing and more... / PORCUPINE TREE )*Additional-Member:Gavin Harrison ( Dr ,Percussion / PORCUPINE TREE )Ben Castle ( Woodwinds )♪Storm Corrosion - Drag Ropes (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=manW5v-AR7U※ 影絵仕立てのアニメーションだが、あまりにもダークな作風で、あまりにも救いようのない終わり方で子供が見たらトラウマになりそう...。あと、このアルバムの音楽性をよく表しているジャケット。百鬼夜行の中に紛れ込んでしまった少女といった趣のダーク・ファンタジーなイラスト。かつてデスメタルから始まった頃から聞いているOPETHファンは最新作『Heritage』での変貌にはウンザリしているファンが多いらしく、自分も遡ってではあるがその頃の音源から聞いているので7th Album『Damnation』でスティーヴン・ウィルソンが深く関わってきた(*3曲目「Death Whispered a Lullaby」の作詞など)時点からミカエル・オーカーフェルト(リーダー兼Vo,gt,key 他)のクリーン・ヴォイスで歌っている割合が増えたので「ん?なんか違くね?」と大がかりな路線変更を心配していたが次作の8th Album『Ghost Reveries』で以前の静と動のデスメタルに持ち直していたので安心した。が、9th Album『Watershed 』になるとまた歌モノ路線に。最新作の10th Album『Heritage』は曲づくりやキーボードのフィーチャーされた70年代のアートロックと呼ばれていた頃のクラシック・ロックっぽいアプローチが目立ち、明らかに初期のOPETHとは全く別モノの音楽になってしまっている。(ちなみに一番好きなアルバムは5th Album『Blackwater Park』)他のバンドにも言えることだが同じ曲、似たような曲ばっか演ってたんじゃや演る方も飽きる。それはよく分かっている。しかし聞く側からするとカッコイイから聞いているサウンド、変わらなくていいサウンドが変わってしまうことが何よりもつまらない事なのだ。はっきり言って自分はOPETHにはこういう変化はしてほしくなかった。最新作で作風が変わってしまってガッカリしたバンドとして他にもTHE HAUNTED、IN FLAMESなども。少し前につまらないバンド、ワースト・バンドを上げているサイト(☆METALSUCKS: http://www.metalsucks.net/2012/05/22/the-worst-bands-of-all-time/ )があったが最近のMETALLICAがやり玉に挙げられている。w話はカナリ反れたが、今回のSTORM COROSION(以下"ストコロ")。上記のとおりOPETHファンならモロにスティーヴン・ウィルソンが深く関わった『Damnation』を思い出す(だろう)が、ストコロは3曲目「Hag」の中間部では多少派手な演奏が見られるが収録時間の大部分はOPETHよりも静かなサウンドスケープであり、何かのサウンドトラックのスコアのような曲で、歌入りの部分は最小限に抑えられている。その歌詞の内容も"負"の要素が目立つ。この暗くてゆったりと揺蕩うサウンドを聞くと元JAPANのメンバー5分の4が参加した伝説のバンド(*JAPANのアルバムとみる向きもあるようだが)、RAIN TREE CROWを思い出す。補足だがスティヴン・ウィルソン率いるPORCUPINE TREEのリチャード・バービエリ(Key)もRAIN TREE CROWにも参加していた元JAPANのメンバー。自分は他のミュージシャンとは感性の異なる天才の二人が一緒になった事で新たなケミストリーがおこり、もっとテクニカルでプログレッシブな曲を期待していた分、物足りなさが残る。少なくともRoadrunner Recordsから出すサウンドではないと思う。ただ、試してみて分かったことだが、このアルバムはステレオで聞くよりもヘッドフォンで密着した状態で聞くことによって二人がこだわった音づくりの繊細な部分は理解できるような気がする。聞く側としては音質よりも曲質の方にこだわってほしかったが...。
2012/05/31
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PENNYWISE 『 All or Nothing 』(2012,10th Album,Epitaph Records)・Song-List:01.All or Nothing02.Waste Another Day03.Revolution04.Stand Strong05.Let Us Hear Your Voice06.Seeing Red07.Songs of Sorrow08.X Generation09.We Have It All10.Tomorrow11.All Along12.United13.We Are the Fallen - *bonus track・Personnel:Zoli Teglas (Vo / ex-IGNITE)Fletcher Dragge (Gt) Randy Bradbury (Ba)Byron McMackin (Dr)3年前にオリジナル・メンバーのジムリンドバーグ(Vo)が脱退した時は「20年も一緒に演ってきてナゼ今?」とガッカリしましたが、新たに入ったVoがあのIGNITEのゾリ・テグラスだということに良い意味でクリビツテンギョーしました。以前にIGNITEをUp(* http://plaza.rakuten.co.jp/blackseason/?func=diary&act=view&d_date=2007-10-03&d_seq=0000&targetdate=201107 )した時から5年も経っていたのにも時の経つ速さに驚きましたが。今回のゾリ加入から新作リリースの情報を聞いてから、DBの悟空バリに「オラ、わくわくしてきたぞ!」と楽しみにしていました。(⇒ 例えが古ッ!)前任のジムの声が好きだった人には申し訳ないけど、アルバム全部持っているし、ライヴも観ましたが正直言ってジムの頃はどの曲も同じように聞こえていたような印象がありまして、大好きなIGNITEのVoだったゾリのハイトーンでメロディアスにも歌えるVocalでPENNYWISEのスピーディーかつノリノリなメロコア(死語?)が聞けることに期待せずにはいられませんでした。実際に聞いてみると期待以上で、最近のアルバムと比べても明るい感じの曲が多く、シンガロングも多く、20代の頃にOFFSPRINGやRANCIDの新作を聞いた頃のように血の滾るような感覚がふつふつとよみがえり、買った日からほぼ毎日最低2・3回は聞くくらいにヘビロテしてます。8月に来日するというウワサがあるらしいですがFRF?SS?どっちでもいいけど是非、来日してもらってライヴ観たいです。OFFSPRINGっぽい「Stand Strong」、明るい感じのNEW FOUND GROLYっぽい「Let Us Hear Your Voice」なんかもカッコイイですが特に気に入った曲は下記のとおりデス。♪Pennywise - Revolution ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=CSxCbyg1YW4&feature=relmfu♪Pennywise - X Generation ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=c16JpgKHxXw&feature=relmfu♪Pennywise - Tomorrow ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=cTT-oqWwVcw&feature=relmfu♪Pennywise - All Along ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Id4S3EVd4Tw&feature=relmfu♪Pennywise - United ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=hqN_Tq2_SPk&feature=relmfu
2012/05/19
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SAINT VITUS 『 Lillie: F-65 』 (8th Album , Season of Mist , 2012)・Disc-1(CD):01.Let Them Fall - 3:5202.The Bleeding Ground - 6:0703.Vertigo - 2:3704.Blessed Night - 3:5905.The Waste of Time - 5:3906.Dependence - 7:3607.Withdrawal - 3:26・Disc-2(DVD): 01. Intro 02. Interviews 03. Song: "Saint Vitus" 04. Song: "The Troll" 05. Song: "White Stallions" 06. Song: "Mystic Lady" 07. Interlude: Wino and Dave talking to the audience + Session before "Born Too Late" 08. Song: "Born Too Late" 09. Outro with audience and band (credits etc.) 10. Bonustrack: "Dying Inside" (YouTube re-edit, with extra camera-views)・Member: Scott "Wino" Weinrich (Vo,Gt) Dave Chandler (Gt,Vo) Mark Adams (Ba) Henry Vasquez (Dr)♪Saint Vitus - Lillie: F-65 (Trailer)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=zI1j9WL5YJg&feature=related2008年にワイノー(Vo,Gt)含む全盛期の編成でリユニオンした時はメチャクチャ興奮したものだったが、まさか新しい音源まで聞けるとは思っていなかった。自分は死ぬまでに見たいバンドがいくつかあるが、そのうちの一つであるDESCENDENTSについては3月末にPUNKSPRING2012で観ることができた。そのDESCENDENTSとかつてのレーベル・メイト(*SST Records)だった本件のSAINT VITUSも是非とも来日してライヴを行ってもらいたい。話は反れたが、新作『 Lillie: F-65 』は自分が期待していたより更にその上をいくドゥーム、ドゥームとは何か改めて認識させられたサウンドだった。ポップさ、キャッチーさは皆無。どこかで聞いたようなメロディも見当たらない。とにかくデイヴ・チャンドラーの愛器、Gibson SGから発せられるフィードバック音が聞く者の不安感を掻き立て、曲全体の音圧が重苦しいばかりに、引きずるような泥濘ドゥーム・サウンド。但し、極端に鈍重な曲ばかりではないが、インタールード的な役割を果たしているワイノー作曲の美しい曲のインスト「Vertigo」を除けば、先行EP『 Blessed Night 』(*Lmtd.7inch)が一番聞きやすい曲であり、普段から粘っこいワイノーの歌声はいつにも増して主張が強い歌声で聞く者を圧倒する。今作にはDVDがついているため、再結成後のライヴ(*2010年のもの)が収録されており、もはやアンセムと言える「Saint Vitus」や名曲「Born Too Late」が聞ける。しかしワイノーはSAINT VITUS以外ではトリオ編成のバンドがほとんどで、ステージ上ではレスポールを掻き鳴らしながら歌う姿が板についているため、手ぶらでマイクスタンドにしがみついて歌う姿がなんとなく違和感を覚える。見ている側がそう感じるくらいだから本人はそれ以上に手持無沙汰を感じていると思う。ただアルバム通して一番目立っているのはSAINT VITUSの化身であり、Doomの擬人化した存在とも言えるデイヴ・チャンドラー(Gt:PENTAGRAMのVo、ボビー・リーブリング似?)から紡ぎだされる狂気リフに尽きる。けっして難しいことをやっているのではないハズなのだが聞く者を暗黒のカオスへと誘う。リズム隊の二人、マーク・アダムス(Ba:*以前から思っていたがDEVIL DRIVERのVo、デズ・ファラーラに似ている)とヘンリー・バスケズ(Dr)も年季の入ったグルーヴィーさを演出し、ズブズブと底なし沼に引きずり込むようなSAINT VITUS特有のドゥーム・サウンドを形成するに不可欠な存在感を示している。今作は特にコンセプト作品とはうたっていないものの、タイトルの"Lillie"という女性の名前、曲の内容、ジャケットやブックレットにある少女の幽霊のようなイラストから自分の死を受け入れられないまま亡くなった少女の霊がこの世を彷徨っているかのような印象を受ける。(オレだけ?)そう、イメージとしてSLIPKNOTの「Vermillion」の世界観に近いかもしれない。あくまで個人的なものですが。とにかく濃いぃ~ドゥームを聞きたい人はとりあえず上記のYouTube上で聞いてみてくだされ。
2012/05/09
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UNISONIC 『 s.t. 』( 1st Album,EarMusic Edel AG/Avalon,2012 )♪UNISONIC (HD) Official Video⇒ http://www.youtube.com/watch?v=2XR65ATnBWI・Track-List:01. Unisonic02. Souls Alive03. Never Too Late04. I've Tried05. Star Rider06. Never Change Me07. The Morning After (Japan-bonus track)08. Renegade09. My Sanctuary10. King for a Day11. We Rise12. No One Ever Sees Me・Member:Michael Kiske (Vo/ex-HELLOWEEN,PLACE VENDOME)Kai Hansen (Gt/ex-HELLOWEEN,GAMMA RAY)Mandy Meyer (Gt/ex-GOTTHARD,ex-KROKUS,ex-ASIA)Dennis Ward (Ba/PINK CREAM69,PLACE VENDOME)Kosta Zafiriou (Dr/ex-PINK CREAM69,PLACE VENDOME)_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/・・・今更かよ!って言われそうなんですが、確かにそうなんですが、今更ですがなんとなく。かつて、当時Voを兼任していたカイ・ハンセンがGtに選任すべく、自らのバンドHELLOWEENに専属のヴォーカリストを加入させようと探し回り、当時18歳の逸材として注目されたマイケル・キスクが加入。その加入後の音源『Keeper of The Seven Keys Part-1』 『〃 2』の連作2枚で日本でブレイクした際、BURRN!誌の(*現編集長の)広瀬氏が"アニメ・ソングのようにキャッチーかつポップなメタル"だという音楽性を"アニメタル"と評したのがアニメタルという語源の由来だと記憶している。昨年のLOUD PARK 2011で聞いたあのライヴでもハイライトの一つであろうUNISONICの演奏した「Future World」~「I Want Out」の流れは昔からHELLOWEENを知っている人間にとっては感涙モノだったのは当然のことながら、恐らく平成生まれと思われる若きメタラー達でもはじめて聞いたのにすぐにノレてしまう(ように見えた)サウンドを生で聞き、キスク&カイの居たHELLOWEENとはこういうサウンドだったのだと改めて感じたのでした。今回のセルフ・タイトルの1stアルバム発売の1か月前に先駆けてリリースされたEP『Ignition』は、ラウパの1曲目でも披露されたバンド名でもあるスピーディーかつパワフルな「Unisonic」をはじめ、同じくラウパでも演っていた曲でジャーマン・メタルというよりHR寄りの曲「My Sanctuary」、イントロと中間部のGtだけ聞くとHELLOWEENサウンドに近いが歌が入るとPLACE VENDOMEっぽい「Souls Alive (Demo Version)」、そしてラウパで収録したと思われるライヴ音源「I Want Out" (Live Version) 」と、アルバムにHELLOWEENのサウンドを期待していいのか、とても迷いました。今回のアルバムを通して聞くにHELLOWEENの『Pink Bubbles Go Ape』~『Chameleon』やPLACE VENDOMEに近い印象も受けましたが、総括してHELLOWEEN~GAMMA RAYを期待するのはキスク&カイが揃っている時点でファンとしては仕方のない事だけど、HELLOWEENにあったキャッチーさポップさは受け継いでいるもののメタルでハードな曲は期待しない方がいい。メタルというよりはハードロックといった方が近いと思いました。でもこれはこれでアリかなと。HELLOWEENへの過度な期待をしなければ曲そのものはスゴくカッコイイと思う。単純なメタルでもなければメロハーといっても過言ではないくらいにメロディアスな曲もあるし。HELLOWEEN全盛期から25年近く経っているのでキスク&カイも相応に年齢も重ねているわけで当時と同じ事を演ってたんじゃ成長してないってことですよね。2曲目「Souls Alive」で"別の道を見つけないといけない"とか4曲目「I've Tried」の中でも"俺が頑張ってきたのが分からないのか?"と歌っていたり、収録曲を聞くにその辺の葛藤みたいなものは感じられます。ただ、ファンも期待するのは当然で、ライヴではHELLOWEENの人気曲は演ってくれているわけでファンも一定の妥協はしないと。あと、11曲目「We Rise」の中間のGtソロとバッキング(02:28~)でUFO「Lights Out」みたいなGtフレーズが聞こえるのは気のせいでしょうか?Gtの音質までマイケル・シェンカーにソックリなんですが...意図的なものでしょう。更に9月にはUNISONICのGtでもあるマンディーメイヤーがかつて在籍していたGOTTHARDとの来日公演が決定しました!UNISONIC / GOTTHARD・9/6(木)東京 SHIBUYA-AX・9/7(金)東京 SHIBUYA-AX・9/8(土)大阪 大阪国際会議場(グランキューブ大阪)・9/11(火)広島 CLUB QUATTRO⇒ http://www.creativeman.co.jp/artist/2012/09unisonic/新たなVo、ニック・メーダーを加入させたGOTTHARDですが先行曲「Remember It's Me」と「Starlight」の2曲を聞く限りかなりスティーヴ・リーに近い声を持った人物のように感じました。
2012/05/07
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BEASTIE BOYS / L to R:Ad-Rock(Rap、Gt、etc)、MCA (Adam Yauch/Rap、Ba、Key、etc) 、MIKE D(Rap、Dr、etc)ショックです。実は個人的に顔が似ている…らしい。というのも友人に言われて20代の頃は合コンとかで「どうも~BEASTIES BOYSのMCAです!」って言うと知ってる人間にはかなりの確率で「あ~、あ~、似てる!似てる~!」などと言われいい気になっていた頃もありました。 1st Album『 Licensed To Ill 』収録の「(You Gotta) Fight for Your Right (To Party)」をラジオで聞いてファンになり、このアルバムを買ってはじめてRapグループだと知りました。ライナー・ノーツなどを見てSLAYERのケリー・キングが参加していたりAC/DCやBLACK SABBATHのリフをサンプリングしていたりとメタル好きなメンバーの性格も分かったのでその後もアルバム聞いてきました。♪BEASTIE BOYS - (You Gotta) Fight For Your Right (To Party) [PV]⇒ http://www.youtube.com/watch?v=eBShN8qT4lk※最初に聞いて単純にストレートなパンクでカッコイイと思った曲。SKID ROWがライヴ前にテンションあげるために開始直前に会場に流していたことでも有名。♪Beastie Boys - No Sleep Till Brooklyn ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=07Y0cy-nvAg※STEEL PANTHERよりも26年近く前にヘアメタルのパロディをPVで取り入れていたのが分かる。ちなみにギターリフとソロはSLAYERのケリー・キングが弾いている(*このPVでも03:27のあたりで登場してソロを弾いている)。実は90年代初期からRap(*Hip-Hopという言葉は好きではないので以下もRapで通します)もよく聞いていました。その他にもいまだにCD、LPや12inchや7inchを数十枚所有していますが、DE LA SOUL、A TRIBE CALLED QUEST、JUNGLE BROTHERS、N.W.A.、PUBLIC ENEMY、CYPRESS HILL、ICE-T、RUN-D.M.C.、L.L.Cool J、HOUSE OF PAIN、Snoop Doggy Doggなど。その他に印象に残っているのというと日本の都庁前、新宿駅や電車内、秋葉原の交差点などの映像(*許可をとっていないゲリラ撮影だったらしい...)でコラージュされたチープなSF(?)っぽいPV「Intergalactic」が笑える。♪Beastie Boys - Intergalactic ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=qORYO0atB6gその後、音楽性も変わっていき、音楽活動の他にもMCAがチベット仏教の信者であることからも Tibetan Freedom Concert(チべタン・フリーダム・コンサート)を主催し、チベットの中国からの独立を訴えていたり、9.11テロ被害救済コンサートやイラク戦争反対やブッシュ大統領へのアンチ・ソングをリリースするなど政治的な活動もしていた。また、他のアーティストにもインスピレーションを与えており、全く畑違いのジャム・バンドであるPHISHとデスコアのCANCER BATSが同じ曲「Sabotage」をカバーしていたりする。♪Phish 1998-08-16 Sabotage ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=56C2wCR55d0♪Cancer Bats - Sabotage ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=QrlPuveLAAw一昨年のロニー・ジェイムズ・ディオをはじめとしてガンで亡くなるミュージシャンは多いが、他のメンバー2人よりもハスキーで渋い声質の彼の声が聞けないと思うと非常に悲しい。リーダー的な存在だった彼が亡くなったとなるとBEASTIE BOYSの存続はどうなるのだろうか...?R.I.P. MCA (Adam Yauch)。今までRapの良さを教えてくれてありがとうございました。とりあえず後のことは(心配だろうけど)二人に任せて安らかにお眠りください。
2012/05/05
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THE CULT 『 Choice The Weapons 』( 9th Album , Cooking Vinyl , 2012 )・Song-List:Disc 101. Honey from a Knife02. Elemental Light03. The Wolf04. Life Death05. For The Animals06. Amnesia07. Wilderness Now08. Lucifer09. A Pale Horse10. This Night in the City ForeverDisc 201. Every Man And Woman Is A Star02. Embers03. Until The Light Takes Us04. Siberia・Member: Ian Astbury (Vo) Billy Duffy (Gt) Chris Wyse (Ba) John Tempesta (Dr)♪The Cult - Honey From A Knife ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=PDyYnj2G66E&feature=related♪The Cult - For The Animals ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=_NfmdemF28Y&feature=relmfu♪The Cult- LUCIFER⇒ http://www.youtube.com/watch?v=dxGGzL1B-SQ&feature=related♪The Cult- SIBERIA⇒ http://www.youtube.com/watch?v=LJKXOOLy23w&feature=related--------------------------------------------------------------------------------前作『Born Into This』はRoadrunnerからのリリースだったが今作は英インディーズ・レーベルの老舗Cooking Vinyl より。前作はリーダートラック「Dirty Little Rockstar」がシンプルかつカッコイイリフ主体の曲で非常に期待してたんですが、プロデュースを元KILLING JOKEのBa、ユースが行っていたため、楽曲を変にいじくってしまったり、妙なSE処理をするなどいらんことをしていたため、ボブ・ロックのようにもっと楽曲の良さをシンプルに引き出してくれていれば、名盤である『Electric』や『 Sonic Temple 』並みにカッコイイR'n'Rアルバムになったものを台無しにしたような印象を受けました。曲順も変で、リーダートラック「Dirty Little Rockstar」をアタマに入れてドカーンと掴みで入れるべきところを4曲目にもっていってり、そのテンションを下げるような静かな曲「Holy Mountain」をその次に入れたり、似たような曲(に聞こえるように)を続けて収録したりと素人でもおかしいと思えることが多かった。今回のアルバムでは自分の願いが通じたのかボブ・ロックをプロデューサーに迎えており、またストーナー・サウンドの隠れた名匠であるクリス・ゴスも数曲でプロデュースしているというので一体どんなアレンジになるのか今から楽しみです。海外盤はファン・ボックスとかいろんな仕様でのリリースがあるみたいですが日本盤は前作から今作までにチョコチョコ出していた音源4曲をボーナス・ディスクとして付けた2枚組使用となっています。ちなみに自分はiTunesでそのうち2曲「Every Man And Woman Is A Star」、「Embers」はDL済みなので、2010年の5月に新木場コーストで行った1回限りの来日ライヴでの音源とかも収録してほしかったデス...。
2012/05/01
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JOB FOR A COWBOY 『 Demonocracy 』( 3rd Album,Metal Blade,2012 )・song-title:01. Children of Deceit 02. Nourishment Through Bloodshed 03. Imperium Wolves 04. Tongueless and Bound 05. Black Discharge 06. The Manipulation Stream07. The Deity Misconception08. Fearmonger09. Tarnished Gluttony 10. Misery Reformatory 11. Plastic Idols12. Execution Parade13. Signature of Starving Power*10~13 bonus track(*EP『Bloom』)♪Job for a Cowboy "Nourishment Through Bloodshed" (OFFICIAL) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=1luhE5V_e6Q♪Job for a Cowboy "Misery Reformatory" (OFFICIAL)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=BwYPmeMg_FA&feature=relmfu・Member:Jonny Davy(Vo)Al Glassman(Gt)Jon Rice(Dr)Tony Sannicandro(Gt,Cho)Nick Schendzielos(Ba)※ハウリング・ブルからリリースされている日本盤には昨年6月にリリースされた4曲入りEP『Gloom』がそっくりそのままボートラとして収録されているのでお得です。デスコアという言葉が浸透するかしないかの、いわばデスコア黎明期にブレイクしたバンドとしてSUICIDE SILENCEやWHITECHAPELと共に今日まで先頭を切って活躍してきた彼らだが、メンバーチェンジはワリと頻繁にあるものの音楽性にブレはなく所謂HCとメタルのノリの良さを凝縮したサウンドは健在だ。前作『Ruination』からの名プロデューサー、ジェイソン・スーコフ(*Produced:TRIVIUM、ALL THAT REMAINS、AUGUST BURNS RED、CHIMAIRA、WHITECHAPEL etc...)の手腕によるHCを通過したメタルバンドのそれぞれの個性や特性を引き出す力は素晴らしく、毎度のことながら感心させられる。2010年にExtreme Dojoで来日し先輩のBEHEMOTH、GOATWHOREと共に暴れていったらしいが、この5月にも激ロックフェスにヘッドライナーとして再来日し、東京と名古屋で暴れるらしいので行ける方はゼヒ!
2012/04/26
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KREATOR 『 Phantom Antichrist 』(13th Album,Nuclear Blast)♪KREATOR - Phantom Antichrist ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=-wX34_2ufHo・Track list:01. Mars Mantra 02. Phantom Antichrist03. Death to the World04. From Flood Into Fire05. Civilisation Collapse06. United in Hate07. The Few, The Proud, The Broken08. Your Heaven in My Hell09. Victory Will Come10. Until Our Paths Cross Again11. Iron Destiny *bonus-track・Member:Miland "Mille" Petrozza (Vo,Gt)Sami Yli-Sirnio (Gt)Christian "Speesy" Giesler (Ba)Jurgen "Ventor" Reil (Dr)5/30に日本盤はコロンビアよりボートラ付きでリリースされます。 クレジットを見るとユルゲンになっていますが、実際にはスラドミ出演時のドラムソロで観客の度肝を抜くパフォーマンスを見せて(魅せて?)くれた技巧派ドラマーのマルコ・ミネマンが叩いているそうなのでチョット聞きどころが増えたみたいで期待してます。バンド結成30周年にもあたるそうですし、今年はゼヒ同じく先月新作をリリースしたOVERKILLと共にTHRASH DOMINATIONで来日してくれることを期待しています。 っていうか、今年はスラドミあるのかな?
2012/04/17
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HIGH ON FIRE 『 De Vermis Mysteriis 』 (7th Album , 2012 , E1 Music)・song-list:01.Serums of Liao 02.Bloody Knuckles 03.Fertile Green 04.Madness of an Architect 05.Samsara 06.Spiritual Rites 07.King of Days 08.De Vermis Mysteriis09.Romulus and Remus10.Warhorn 11.Speak in Tongues (*Bonus Track)・Members: Matt Pike (Gt&Vo) Jeff Matz (Ba) Des Kensel (Dr)自分がMost Favorite Doom & Stoner BandはいまだにSLEEPである。なので、2009年に全盛期のメンバー3名であるマット・パイク(Gt)とアル・シスネロス(Ba,Vo)、それにクリス・ハキアス(Dr)で再結成したと聞いた時にはマジで興奮した。ほぼ同時期にSAINT VITUSに再びスコット"ワイノー"ワインリッチ(Vo)が加入したと聞いたときはMarylandでのダブル・ヘッドライナーのライヴか、ドゥームの祭典であるRoadburn Fesを観に渡米しようか本気で検討してしまった。 1998年、SLEEP解散後にいち早くマットが始めたバンド、HIGH ON FIRE 『 The Art of Self Defense 』(2000/2001) はSLEEPのハッパ系のまったりしたDoomから、BONGZILLAにEYEHATEGODを混ぜてMOTORHEADを大さじ一杯加えたような疾走するSludgeに変化を遂げていた。これはこれでカッコよくSLEEPの影響下にあるサウンドではあったのでとても満足していたがアルバムを2nd 『 Surrounded by Thieves 』、3rd 『 Blessed Black Wings 』と重ねるごとに純粋なメタルへ起因するサウンドへの変化が見え始め、ギター誌において今注目すべきギタリスト10名の内の1人に選ばれるなど世間一般のROCKファンからも一目置かれるカリスマ・ギタリストとなりつつあった。そんな中リリースされた4th 『Death Is This Communion 』では明らかにそれまでカテゴライズされてきた"モノ"とは違う"何か"を追求した新たなHIGH ON FIREというオリジナル・ブランドを意識したメタルの1ジャンルを築いたことを証明したサウンドだった。♪HIGH ON FIRE - "Rumors of War" ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=89h-X-tZa_wそして前作である5th 『 Snakes for the Divine 』ではメジャーへの移籍という時期にもあったため、コマーシャルな方向へサウンドのシフトチェンジを心配されたがMACHINE HEADの『 Blackening 』に近い意味での大作志向を感じさせる作風であるものの、サウンドそのものについては特に大きな音楽的変化は見られなかった。ただこれまでよりもPVにお金をかけられているぐらいか。w♪High On Fire - "Frost Hammer"⇒ http://www.youtube.com/watch?v=6mlsUVAbVcM今作6th 『 De Vermis Mysteriis 』はどのような内容化というと、コンセプト・アルバムといってよいのか、オカルト文学好きなら避けて通れないH.P. ラヴクラフト著の「クトゥルフ神話」の一説のタイトルであり和訳すると「妖蛆の秘密」。内容はというとキリストには双子の兄弟いたというフィクションに基づいたものだそうです。ジャケからして聖痕が痛々しいキリストの目から怪光線が出てるのを見てもヤバそうな雰囲気が漂ってきますが。サウンドはというと、ここ最近のドラマチックなイントロやメロディは引き継ぎながらも、1stの頃にあった荒々しさ、激しさが復活しているという風にとれるラフ&ワイルドなテイストでかなりいい感じです。ちなみに彼らは前作リリース後のツアー中にMELVINSと共にニュージーランドのクライストチャート地震に遭ってしまい、その後に“Extreme The Dojo Vol.26”で来日中にも3.11の東日本大震災に遭うという酷い体験をしている。だがまた懲りずに日本でライヴをしてほしいと切に望む。
2012/04/07
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左上から時計回りに・・・DESCENDENTS:カール・アルバレツ(Ba)、ステファン・エガートン(Gt)、マイロ・オウカーマン(Vo)、ビル・スティーヴンソン(リーダー兼Dr)。まず会場である幕張メッセに向かおうと思ってましたが・・・なんと京葉線が強風のため全面ストップ状態...。地方者所以の地理&路線の疎さ、先祖伝来の方向音痴により2時間遅れで幕張本郷に着く。と、駅前に長蛇の列で泣きそうになる。30~40分待って幕張メッセ行きのバスに乗り、何とか幕張メッセに到着。すると大学の入学式やアニコンが開催されており間違えてそちらに行きそうになって慌てて引き返したりと、その時点で既に精神的にも肉体的にも疲れた状態でメッセへ入場。とりあえず昼もとっくに過ぎており腹もすいたので、どこで買って食べてもだいたいおいしいケバブ・サンドをパクつき、オフィシャル・バーできれいなお姉さんに作ってもらったJack&Cokeがチョット濃かったので別に買ったコーラで薄め、流し込む。あと今回は何と!ALL TIME LOW、NEW FOUND GLORY、WE ARE THE IN CROWD、DESCENDENTS、SUICIDAL TENDENCIESの5組はサイン会を行うということで、DESCENDENTSのサイン欲しさにオフィシャルTシャツを購入して応募しました。当選発表はサイン会開始の30分前。とりあえず今回はDESCENDENTSが最大の目標なので体力を温存しつつ、それ以外のバンドは遠くで観ていました。そんでもってDESCENDENTSの前のALL TIME LOWがRed Stageで盛り上がっている頃、その次に始まるDESCENDENTS目当てにじりじりとBlue Stageの前方に迫っていきました...。横目で見ていたALL TIME LOWのメンバーはみんなイケメン揃いでパフォーマンス含めとても爽やかで、曲も実にメロディック・ロックらしい感じでカッコ良かったです。そしていざDESCENDENTSのライブですが、最前列に近い位置で観れたものの、血気盛んな若者衆がクラウドサーフしてて暴れてて、とても落ちついて観れる状態ではなかったですが、非常に満足できるセット・リストだった。が、自分が一番好きなDESCENDENTSの曲である「SOUR GRAPES」を演ってくれなかったのが少々残念でした...。その後のSUICIDAL TENDENCIESについてはDESCENDENTのサイン会が始まるため場所を移動しながらでしたが、超有名曲「Institutionalized」生で聞くことができ感動しました。そして、サイン会の抽選が見事に・・・ハズれてしまいました...。(号泣)泣く泣く羨ましそ~な顔でサイン会の真ん前でもの欲しそうな顔でずっと見てたら、後ろから誰かにトントンと肩をたたかれ後ろを振り向くと、ALL/DESCENDENTSのファン・サイト"ALLROY'S MILO FC"主催者でありイラストレーターでもあるDOT女史でした!まぁ、目印になるようにDOTさんデザインのTシャツを着てたってのもあるんですが、更にそのすぐ後に今回DESCENDENTSを日本に招聘したAMBIENCE RECORDSのヒデさんに7~8年ぶりに会えまして、今となっては貴重な『I Don't Want to Grow Up』アルバムのジャケ・パロディTシャツをその場で着てゲラゲラ笑ったりとDESCENDENTSマニアのディープな時間を過ごしました。そうしているうちに当選者全員のサインが終わった直後、ビルとマイロが何やら話してその後でスタッフに耳打ちをしており、何事かと思ってたら「次のSUICIDAL TENDENCIESのサイン会が始まるまでの間、サイン会延長するそうです!」というアナウンスでした。自分は歓喜の雄たけびと共に礼儀正しく列に並び、各メンバーにいろいろ話したいこともありましたが「Good Show!」と言いながら握手をするのが精いっぱいでした。というわけで念願のメンバー全員のサインをゲットできました!(感涙!)そのサイン会の最中に前方で演っていたNEW FOUND GLORYはキャリアがあるだけに演奏も客の煽りも慣れたものでしたが、終盤の方で誰でも知っているGREEN DAYの名曲「Basket Case」も演ってくれてましたが、あのイントロのギターが流れただけで場内の空気が変わり、一瞬静かになって一斉に「うわ~っ!」とステージの方へ走り出したのは言うまでもなく、とても盛り上がっていました。次のONE OK ROCKは演奏、パフォーマンス、MCどれをとっても最高だった。若くして成功し売れてしまうとテングになるアーティストが多い中、NEW FOUND GROLYとSUM 41という先輩バンドの間に演奏できることの嬉しさ、残念ながら出演がキャンセルとなってしまったCOLDRAINのメンバーを気遣っている内容もあり、謙虚さが感じられとても好感のもてるMCだった。SUM41とOFFSPRINGについては貫禄のステージングでしたが、OFFSPRINGにおいてはさんざんカヴァーもしてたし、何回も観ているので割愛させていただく。出演バンドの大半が好きなバンドだった。全体的にもっと観たいと思わせるような内容でした。
2012/04/01
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CANNIBAL CORPSE 『 Torture 』(Metal Blade/Howling Bull , 12th Album ,2012 )・song-list:01. Demented Aggression 02. Sarcophagic Frenzy 03. Scourge of Iron 04. Encased in Concrete 05. As Deep As the Knife Will Go 06. Intestinal Crank 07. Followed Home Then Killed 08. The Strangulation Chair 09. Caged...Contorted 10. Crucifier Avenged 11. Rabid 12. Torn Through 13. Make Them Suffer (live) 14. Evisceration Plague (live) ・Member:George "Corpsegrinder" Fisher (Vo:Monstrosity, Paths of Possession)Pat O'Brien (Gt:Slayer,Monstrosity,Nevermore,Chastain,Ceremony)Rob Barrett (Gt:Solstice, Malevolent Creation, Hate Plow, Dark Deception)Alex Webster (Ba:Hate Eternal, Blotted Science, Beyond Death)Paul Mazurkiewicz (Dr:Tirant Sin)♪Cannibal Corpse "Encased in Concrete" (OFFICIAL VIDEO) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=_HxV65bn0Zw&list=UUSldglor1t-5E-Gy2eBdMrA&feature=plcp♪Cannibal Corpse "Demented Aggression" (OFFICIAL) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=L1lqGR8UNqI&feature=related♪Cannibal Corpse "Torture" studio video: drum tracking and guitar tones ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=8KZGmujAdao♪Cannibal Corpse "Torture" studio video: guitar and bass tracking ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=OzvQN6dbY0U&feature=BFa&list=UUSldglor1t-5E-Gy2eBdMrA&lf=plcp♪Cannibal Corpse "Torture" studio video: guitar solos and vocals ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=x-LO3Akqbdk&feature=BFa&list=UUSldglor1t-5E-Gy2eBdMrA&lf=plcp3年ぶり12作目(*Voがジョージ・コープスグラインダー・フィッシャーになって8枚目)のアルバム。昔、まだ自分が中学から高校に入って日本のロックから洋楽聞くようになって、徐々にメタル路線に片足突っ込んでいき始めた頃。その当時はYouTubeどころかインターネットなどという便利なものが無かったため、カッコ良さげなメタル・アルバムを選ぶ基準と言えば、"とりあえずガイコツがジャケに出ているヤツ"(*今考えると安易だが...)を選んで買っていたように記憶している。例として挙げるならIRON MAIDEN、MEGADETH、G N’ Rの1st...あながち間違いでなかったかも。ただ、このCANNIBAL CORPSEというバンドのジャケットに至っては、あまりにも凄惨なイラストで手にとるのも憚られるモノばかりで、最初の頃はさすがに「一体どんな神経のヤツがこんなグロいイラストを好き好んでジャケにしているんだ?」と思ってしばらく手を出せずにいた。実際の音を聞いた時点でもそれほどデス~ブラックメタルに慣れていなかったため、やっぱりこういうサウンドだったのかとだいたい想像どおりの音だったのでヤハリしばらくは聞く気にならなかった。それがいつしか平気になり、というかその手のサウンドに興味を持ち始め、やがてどっぷりとハマっていきました。Roardrunner Records関連のフロリダ州出身でスコット・バーンズ氏プロデュースによるデスメタル・バンド、特にその名もズバリのDEATH、OBITUARY、MORBID ANGEL、DEICIDE、MALEVOLENT CREATION、テクニカルなところでSADUS、CYNIC、ATHEST、PESTILENCE、AUTOPSYなどよく聞いた。そんな数あるデスメタル・バンドでいまだにコンスタントにリリースし続けている数少ないバンドの一つがこのCANNIBAL CORPSEだ。当初は初代Voのクリス・バーンズの人間離れした声質というより野獣の咆哮に近いヴォーカル・スタイルはその後のデスメタル・バンド達へ大きく影響を与えたが、クリスがサイド・プロジェクトとして始めたバンド、SIX FEET UNDERに力を入れ過ぎ、本来のメインバンドであるCANNIBAL CORPSEでの活動が困難になってきたため、リーダー兼Baのアレックス・ウェブスターに解雇され、新たにジョージ・コープスグラインダー・フィッシャーが加入した。ジョージはクリスよりも何を歌っているか伝えようと歌っている(のかどうか知らないが)ように聞こえるヴォーカルのため(それでもやっぱり聞きとりにくいが)、クリスの時よりはバンド一体のサウンドとして一定のまとまりのようなものが感じられる気がする。さて、明後日はいよいよ待ちに待った幕張でのPUNKSPRING 2012デス...念願のDESCENDENTSとSUICIDAL TENDENCIESがやっと見られる...このなまりきった貧弱な身体の体力が持つのか心配だ...。
2012/03/29
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NAPALM DEATH 『 Utilitarian 』(Century Media/Trooper,15th Album,2012)・song-list:01. Circumspect (Instrumental)02. Errors in the Signals03. Everyday Pox04. Protection Racket05. The Wolf I Feed 06. Quarantined07. Fall on Their Swords08. Collision Course09. Orders of Magnitude10. Think Tank Trials11. Blank Look About Face 12. Leper Colony13. Aim Without an Aim (*Bonus Track)14. Everything in Mono (*Bonus Track)15. Nom de Guerre16. Analysis Paralysis17. Opposite Repellent18. A Gag Reflex19. It Failed To Explode (*Japan-Only Bonus Track)・Members:Mark ”Barney” Greenway (Vo)Shane Embury (Ba)Mitch Harris (Gt/Vo)Danny Herrera (Dr)♪NAPALM DEATH - 'Utilitarian' Trailer⇒ http://www.youtube.com/watch?v=rtpHS7liznI※ Utilitarian ( 和訳:功利主義者、功利主義(論)者)最近のNDというと初期のからのハードコア~エクストリーム~グラインドというこの手のアングラ直系のサウンドだけでは飽き足らず(というか、やり尽くした?)、前作から引き続きいろいろと試しては良さげなものはアルバムに入れている、というようなような印象を受けます。今回も3曲目「Everyday Pox」にはNUCLEAR ASSAULT~ANTHRAX~SOD~BRUTAL TRUTHと名だたるバンドでバキバキベースを鳴らしてきたダンリルカ(Ba)作のベースラインを基に肉付けしていった曲にジャズ・サックスの鬼才であるジョン・ゾーン(*人脈的にはNAKED CITY、PAINKILLERでND繋がり)が参加している。NDのサウンドにヒステリックなサックスの不協和音が合っていると思うかどうかはビミョーだが似た曲になりがちな曲へのアクセントにはなっているとは思える。また、5曲目「The Wolf I Feed」と東日本大震災と原発事故を扱った9曲目「Orders Of Magnitude」ではNDでは珍しく緩急のあるノリの曲に、これまでにもあったが、出だしからっていうのは初めてのような気がするミッチ・ハリス(Gt)による発情期の猫のようなヴォーカル(*NDからの派生バンド、GOD FLESHっぽく聞こえる)にデス声と、FEAR FACTORYのバートン・C・ベル(Vo)のような歌い方とを使い分けているマーク・バーニー・グリーンウェイ(Vo)の今までよりも器用な歌唱法による曲もあったり、7曲目「Fall On Their Swords」の中間部で聞けるお経のようなヴォーカル(読経?)と様々な試みがみられる。これらの影響下にはメンバーの課外活動、主にシェーン・エンバリー(Ba)によるものだがLOCK UP、VENOMOUS CONCEPTなどのサウンドをも形成するシェーンのアイデアの引き出しの多さには毎回のことながら感心させられる。♪Napalm Death - the wolf I feed⇒ http://www.youtube.com/watch?v=yci0LNZQX24かつては全部同じ曲に聞こえていたように思える90年代のアルバムよりはよっぽど最近のサウンドの方が表現力の幅も広がり、今作もアルバム通して聞いてても飽きがこないしライヴを観に行きたいと思わせる内容だ。
2012/03/18
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OVERKILL 『 The Electric Age 』( Nuclear Blast / Incubator, 16th Album , 2012)・Tracklist:01.Come And Get It 02.Electric Rattlesnake 03.Wish You Were Dead 04.Drop The Hammer 05.Save Yourself 06.Black Daze 07.21st Century Man 08.Old Wounds, New Scars 09.All Over But The Shouting 10.Good Night ・Member:Bobby "Blitz" Ellsworth (Vo)Dave Linsk (Gt)Derek "The Skull" Tailer (Gt)D.D. Verni - BaRon Lipnicki - Dr*Album "The Electric Age" Making Scene Pt.1 &2⇒ Pt.1: http://www.youtube.com/watch?v=Fj_FVmjxJpc⇒ Pt.2: http://www.youtube.com/watch?v=wpfIFpaA49Y2年前の前作 『 Ironbound 』はキングレコードのリリースだったが、 今作品は日本コロムビア傘下のメタル専門の洋楽レーベル、Incubator(インキュベーター。*キュウベエとは何の関係もありません!)からのリリースとなっている。日本盤のボートラがないのはとても残念だが...。1980年にニュージャージー州で結成し、NYでバンド活動し始めて以来32年間もの間、1回も活動休止することなく活動を続けている。つまりはスラッシュ四天王といわれるSLAYER、METALLICAなどのベイエリア・スラッシュ勢よりも歴史が長く、スラッシュメタルという言葉が世に出る前からのメタルだという事実もスゴいと思う。90年代にはオルタナ/グランジ~モダン・ヘヴィネスの影響からかスピード抑え目のヘヴィ路線の時期もあったものの、現在では以前のスピーディーかつパワフルなスラッシュメタル路線に回帰している。一昨年にはTHRASH DOMINATION 2010にEXODUSとの日替わりヘッドライナーとして出演し、日本のスラッシュ・ファンを狂喜させた。その際にギタリストのデレクが諸事情により来日できなかったものの、もう一人のデイヴが活躍しパワー不足を感じることもなくカッコイイ演奏を披露していた。個人的に細マッチョな体型で見た目にもカッコ良さげだったヴォーカルのボビーがステージ上を走り回っていたもののGtソロなどで自分のパートがヒマになるとステージのソデに行っては煙草をプカプカふかしていた事や、ベースのD.D.がヴォーカルも上手く、見た目がジャン・レノにしか見なかったのが印象的でした。今もなお、後続のスラッシュ・バンドに影響を与え続け、決して立ち止まることなく(立ち止まることすら忘れている?)活動し続けるメタルバンド、OVERKILL。メンバー曰く、前作の延長線上にあるサウンドだという今作。聞ける音源は「Electric Rattlesnake 」のみだがこの曲を聞いただけでもアルバムを期待せずにはいられない。なお、輸入盤のみCD+DVDの限定盤がもリリースされるらしいので映像付きがほしい方はそちらもチェックしてみてくだされ。♪OVERKILL - Electric Rattlesnake ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=l8TiXMAW0dg
2012/03/12
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あの光景を見ると 言葉につまる...声がなくなるまで 助けを呼んだ 悲しすぎる夜繰り返される BAD MORNING 全部このままで 遠くへ行かないで だけど一人じゃいられない 休みの日 青春 を奪われた MY GENERATION あきらめたくない メッセージ いろんな思いを胸に ひとつ抱きしめて明日が来なくても START しよう 歩いていこう いつもここにいるよすてきな夜空 の下で 君が輝きつづけるように ♪JUN SKY WALKER(S) - 明日が来なくても [2007.12.3] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ZmPoW-3gvNo&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - すてきな夜空~MY GENERATION [2007.12.3] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=9uN7jW2pqJM&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - 全部このままで [2007.12.3] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=cWrFFh8IZLs&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - あきらめたくない [2007.12.3] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=mgQ3_BVfJ7I&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - Opening~歩いていこう [2008.5.21] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Ux25mz56eJ0&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - メロディー [2008.5.21] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=hwWARINjQYo♪JUN SKY WALKER(S) - START [2008.5.21]⇒ http://www.youtube.com/watch?v=vienlY92si4&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - いつもここにいるよ [2008.5.21] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ddl6U5LEL1g&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - 青春 [2008.10.26] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=0NJFdeGjXv8&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - BAD MORNING [2008.10.26] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=NKGKfGur2mI&feature=related♪JUN SKY WALKER(S) - 休みの日 [2008.10.26] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=v_YJaIhCokg&feature=related
2012/03/11
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PRIMAL FEAR 『 Unbreakable 』(9th Album , Frontiers Records/King Records , 2012)・Song-List:1. Unbreakable (Part 1)2. Strike3. Give Em Hell4. Bad Guys Wear Black5. And There Was Silence6. Metal Nation7. Where Angels Die8. Unbreakable (Part 2)9. Marching Again10. Born Again11. Blaze of Glory12. Conviction13. Night Of The Jumps14. Born Again (Acoustic-Ver.) *Bonus-Track・Member:Ralf Scheepers (Vo) (1997~)Gamma Ray, Tyran' Pace, Ayreon etc...Mat Sinner (Ba/Vo) (1997~)Sinner, Tribuzy, Kiske/Somerville etc...Magnus karlsson (Gt) (2008~)Starbreaker, Allen/Lande, Midnight Sun etc...Alexander Beyrodt (Gt) (2010-)Sinner , Silent Force , Voodoo Circle etc...Randy Black (Dr) (2003~)Annihilator, Bif Naked etc..."水樹奈々"で検索にヒットした人は残念でした(爆)・・・でも何人かいるんだろうな。他のアルバムでもたま~にありますが、3年前にリリースされた前作『16:6』からもうそんなに経つのかと月日の経過の早さに驚かされる今日この頃です。(⇒ ジジィかっ!?)実際、前作はよく聞いてましたけど結局のところ"16:6"って何の意味だったのかって明かされてないような気がします。16:9だったら、かのレオナルド・ダ・ヴィンチ先生が発見した黄金比率(*ケータイ、PC、TVの画面サイズなどに使われる比率割合)とかだったような気がしたが...実はあまり気にしてませんが。何やら意味ありげなイントロから続くタイトなドラミングが心地よいくらいに疾走するファスト・チューンの2曲目「Strike」からもうメタル魂に火を付けてくれます。初期のJUDAS PRIEASTのごとく疾走するメタル!こんなん聞いたらもう、それはもう見たら引かれるくらいにヘッドバンギングです。もはや、なりふりかまわずデス!そんでもってそこからの数曲もノリノリのメタルがオンパレードな感じですが、7曲目の「Where Angel's Die」、続く8曲目「Unbreakable pt.2」とエモーショナルかつメロディアスな事この上ない楽曲にオイラの不抜けたメタルハートですら感動しまくって汗やら涙やらその他のいろんな体液まで出てきそうな勢いです。毎回アルバムのジャケに出ている"PFイーグル"の鷲爪で文字どおり鷲掴みにされてしまいます。さらに続く9曲目「Marching Again」もブリッジからサビにいく盛り上がり方なんかカイ・ハンセンとマイケル・キスクが在籍していた当時のHELLOWEENの名曲に並びそうなカッコ良さです。ラルフ・シーパーズもハイトーンをバリバリ歌っていますが全然苦しそうに聞こえないところがスゴい!「オレの実力はこんなんとちゃうで、まだまだ高い声出しちゃるぜ!ぐぉわぁぁ~っ!!」とでも言わんばかりに力強く、かつ高すぎなシャウトで張り上げています。とまぁ、自分は決算期によくおちいるノイローゼ一歩手前の状況なんでカナリ文章がイカレていますがPFのアルバムは文句なく素晴らしいメタル・アルバムなので聞いてみてくだせい。♪Primal Fear - Unbreakable - 2. Strike⇒ http://www.youtube.com/watch?v=5EHpPRAiZHU&feature=related♪Primal Fear - Unbreakable - 7. Where Angels Die⇒ http://www.youtube.com/watch?v=52WNvtuXJYw&feature=related♪Primal Fear - Unbreakable - 8. Unbreakable (Part 2) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=2UizOnWfEec&feature=related♪Primal Fear - Unbreakable - 9. Marching Again⇒ http://www.youtube.com/watch?v=50jQRKmJmGc&feature=related
2012/03/02
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MYSTIC PROPHECY 『 Ravenlord 』 (7th Album , Spiritual Beast/Massacre Records , 2011)・Tracklist:01. Ravenlord (4:07)02. Die Now!! (3:36)03. Eyes Of The Devil (5:23)04. Damned Tonight (3:27)05. Hollow (4:34)06. Wings Of Destiny (4:26)07. Endless Fire (4:32)08. Cross Of Lies (3:27)09. Reckoning Day (3:44)10. Miracle Man (3:16) *Cover: Ozzy Osbourne 11. World Of Emptiness (3:39) *Bonus-Track ・Line Up:Roberto Dimitri Liapakis - Vo (VALLEY'S EVE)Markus Pohl - Gt (SYMPHORCE, WATCH ME BLEED, ex-JUSTICE Inc.)Constantine - Gt (DESCENDING, NIGHTRAGE, Solo)Connie "Connor" Andreszka - Ba (CIRCLE OF PAIN, EVIDENCE ONE etc...)Tyronne Silva - Dr (LOLA ANGST, ORTH)いまやオジー・オズボーン・バンドのギタリストにまで出世した(?)ガス・Gがかつて籍を置き、更には音楽とは関係ないが彼のの義兄弟にあたる人物がヴォーカルを務めているMYSTIC PROPHECY。その義兄弟のヴォーカル、R.D.リアパキスがプロデュースしていることからもわかるとおりこのバンドは彼のバンドであり、サウンドで大きくフューチャーされているのも彼のハスキーかつ太く男らしく歌われるヴォーカルだが、それ以前に随所にスラッシュメタル的な曲づくりが感じられ、特に瞬発力、疾走感といったメタルマニアの喜ぶ要素が含まれていてヘッドバンギングしたくなる曲が多い。そしてガス・Gがこのバンドを去った後に加入したのが、ガス・Gと同郷のギリシャ出身で元NIGHTRAGEという肩書を持つ若干24歳のコンスタンティン。このコンスタンティンもガス・Gに負けず劣らずの技巧派ギタリストで、時折聞けるソロやフレーズには耳の肥えているはずのメタル・リスナーですら「・・・おっ!このギター、かっこええじゃん!!」と思えるほどにカッコイイ音を聞かせてくれる。現在バンドはドイツを拠点に活動しており、ドイツのメタルの祭典として有名なWACKEN OPEN-AIRにはここ数年出演しすっかり常連バンドとなっているようだ。なお、毎回アルバムの最後の方にカヴァーが1曲ずつ入っているが今回はGUS.Gの嫁いだ(?)オジー・オズボーン・バンドにザック・ワイルドが加入して第1作目の『No Rest for the Wicked』収録の第1曲目「Miracle Man」をほぼ忠実にカヴァーしている。
2012/02/28
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BIOHAZARD 『 Reborn in Defiance 』( 9th album / Nuclear Blast / 2012)以前にもUpしたとおり(*BIOHAZARD ~ NYHC,RAP-CORE : http://plaza.rakuten.co.jp/blackseason/diary/200808070000/) EARTH CRISIS、MARAUDER等と同じくNYの治安のあまりよろしくなさそうなダウンタウンはブルックリン出身のHCラップ・メタルバンド。前に挙げた2つのバンドと同じく、ハードコアの基礎の上にラップ・ヴォーカルが加わった サウンドで、例にもれることなくマッチョなオニーサンたちのバンドです。結成は1987年とかなり古く、"バイオハザード"という固有名詞には、もはやゲームか映画の方がメジャーになってしまったものの、それよりもずっと長く演っており、2006年に一回解散するも2年後の2008年には復活。今作『 Reborn in Defiance 』は再結成後のオリジナル・メンバー(と言っても差し支えないでしょう)による第1弾アルバムとなる。しかし中心人物の一人、Ba&Voのエヴァン・サインフェルドはレコーディング後に個人的な事情で脱退してしまったらしい。かれの特徴的な怒りを込めたヴォーカルともう一人の中心人物、ビリー・グラジアディ(Gt&Vo)のラップ系のアジるヴォーカルとの掛け合いがなんとも緊張感のあるサウンドを生み出しているため、エヴァンがいなくなってしまったのはヒジョーに残念でならない。今作の中で特にカッコイイ曲は、3.「Decay」、5.「Killing Me」、11.「Skullcrusher」あたりだがどの曲も小刻みにタテノリで頭を振りたくなるような曲ばかりデス!♪Biohazard - Decay⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ozOnJnLJcrU♪Biohazard - Skullcrusher⇒ http://www.youtube.com/watch?v=0YXmyUZcSxIBIOHAZARDと時期を同じく活躍していたかのHELMETもそうだが、90年代の頃のヴォーカルにはイイ意味での"粗さ"が残っており、それがまた若さやパワーを感じさせたものだが最近の再結成するバンドにはある領域まで達成した感があり、妙に小器用な部分が鼻につくというか・・・そんなこと云うのは贅沢な話かもしれないが、今作を聞いた後にはやはりというか90年代に聞きまくっていた2nd 『 Urban Discipline 』をまた改めて聞き直したくなる。
2012/02/19
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BLEEDING THROUGH 『 The Great Fire 』 (7th Album,Rise Records,2012)・Song-List:1. The March2. Faith In Fire3. Goodbye To Death4. Final Hours5. Starving Vultures6. Everything You Love Is Gone7. Walking Dead8. Devil And Self Doubt9. Step Back In Line10. Trail Of Seclusion11. Deaf Ears12. One By One13. Entrenched14. Back To LifeEIGHTEEN VISIONSのGtだったブランダンがサイド・プロジェクト的に前身バンド、BREAKNECKを結成した1999年から数えて13年も演っている。2年ぶり7枚目のアルバムは、ATTACK ATTACK!やMEMPHIS MAY FIREなど最近ノリにのっている若手のコアなバンドが数多く在籍するRise Recordsからのリリース。現在の時点で日本盤が出るのかどうか不明だが、とりあえず今入手できる輸入盤についてはライヴ映像が収録されているDVD付きで日本盤より安い(と思う)ので買って損はなし。ジャケのセンスが悪すぎたセルフ・タイトルの前作『Bleeding Through』からブランダンの歌い方に彼特有のクセが薄れてきたように思う。Roadrunner Records在籍時の『 Truth 』はB級ホラー・テイスト満載の楽曲でKey担当のマルタ嬢のシンセが冴えわたる佳作で聞きまくった記憶がある。今作にも『 Truth 』っぽいアプローチの曲が見られたりしているのでちょっとヘビロテする予感デス。♪Bleeding Through - Kill To Believe (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Kxtoc2fKHeg♪Bleeding Through - Love in Slow Motion (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=XZHxuXeC9YY※上記2曲は続きものになっていて80年代B級ホラーを意識していると思われる。♪Bleeding Through - Death Anxiety⇒ http://www.youtube.com/watch?v=sGojU1Mmgls※ 『Declaration』収録曲。燃え上がる中でも演奏し、熱唱するメンバー。これ以降なぜかPVが作成されていない。
2012/02/14
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INSOMNIUM 『 One For Sorrow 』 ( 5th album,Century Media,2011 )・song-list:1. Inertia 2. Through the Shadow 3. Song of the Blackest Bird 4. Only One Who Waits 5. Unsung 6. Every Hour Wounds 7. Decoherence 8. Lay the Ghost to Rest 9. Regain the Fire 10. One for Sorrow 11. Weather The Storm * 12. Beyond The Horizon * (*bonus-track) 昨年度の年間ベスト・メタルを今頃になって他の人のをチェックしているうちに海外のメタル・リスナーから支持されているらしく、ちょうど日本盤がボートラ2曲追加でマーキー・アヴァロンから出たので聞いてみました。フィンランド東部の小さな町、ヨエンスーにて結成され、メンバーの中には哲学の博士号や学士号をもっていたり、科学技師、外科医がいたり(*実際、レコーディング後にヴィレ・ヴァンニが外科医として専念するため脱退した)とインテリジェンスな人達らしいデス。肝心の音はというと、1曲目の透きとおった冬場の北欧の冷涼な寒空の情景が目に浮かぶようなクリーントーンのメロディ。ジャケットもそんなイメージでこれにしたのかも知れないけど、自分はもっとツンドラ地帯のような夏でもわずかの日差しの下、雑草しか生えないような、荒涼の大地で大半が雪で覆われていて、空は雲もないけど日も差さしていない白夜のような光景・・・そんなイメージがアタマに広がりました。音楽を聞いて目の前に光景が浮かぶようなサウンドを聞いたのは久しぶりのような気がします。ヨーロッパ、特に北欧のメタルバンド由来のメランコリック、またはセンチメンタルな、そういう風な微妙なセンスのもの悲しさを含んだサウンドっているのはアメリカのメタルには出せないサウンド。そんな叙情的なイントロからあまり早くないテンポでの演奏の上に比較的聞きやすいレベルのデス声ヴォーカルが乗っかって、というこれまでも日本で受け入れられてきた北欧メロデス由来のメランコリーな調べを含んだ北欧メタル。メランコリーなサウンドを聞かせてくれる北欧メタルとしてSENTENCED、AMORPHIS、OPETH、DARK TRANQUILLITY(*ミカエル・スタンネが日本盤のボートラ曲の11でゲスト参加している)なんかを引き合いに出すのは簡単だけど、前に挙げたバンドよりもずっと激しさは抑え目で、かつデスではないノーマル・ヴォーカルも多分に入っているし、早い曲はほとんどなく、全曲がゆったりとしたペースで一部曲が早いと感じても他のバンドでのミッド・テンポ程度で抑えられていて、デスメタルどころかメタルとも言えないようなくらいにこの手のサウンド初心者にはとっつきやすいアルバムです。♪INSOMNIUM - Through The Shadows (PV) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=sZmK2ZWBxQc&feature=player_embedded ♪INSOMNIUM - Weather The Storm (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=xdCSJaQjfXw&feature=related
2012/02/10
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REVOKER (リヴォーカー)・Member (L to R):Shane Phillips (Ba)Jack Pritchard (Dr)Jamie Mathias (Vo&Gt)Chris Green (Lead-Gt)・・・KsEの新Vocalとしてオリジナル・ヴォーカリストのJesse Leach(ジェシー・リーチ)が出戻ってきましたね...。・・・っていうのはとりあえず置いといて!↓『Revenge for the Ruthless』(1st Album,Roadrunner Records,2011)より、♪Revoker - Stay Down (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Z-NJrWCGi6w&feature=related♪Revoker - The Great Pretender (PV) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=shCkfmFk-rM&feature=related前回のLAMB OF GODに引き続いてのRoadrunner Records 続き・・・というわけでもないですが。アルバムのジャケにテンガロンハットを被ったスカル・ガンマンのイラストがあったのでてっきりアメリカ南部あたりのバンドかと思ったら、UKはウェールズ出身のメタルバンドらしいデス。本国UKでは昨年の5月にリリース済みの『Revenge for the Ruthless』ですが、SKINDREDのBenji Webbe(Vo)がプロデュースしており、前座としてこれまでにRob Zombie、Ozzy Osbourne、SEPULTURAなどのサポートも経験し、その実力は前述したビッグネームのお墨付き。またメタルバンドとは記したものの、ハードロックともいえる要素を持っているサウンドで速さを追及したりせずに地面に足のついたミドル・テンポの楽曲が主だが速さに頼らない疾走感が好感持てるし聞いていても大変心地よいデス。フロントマンのジェイミー・マティアス(Vo&Gt)をはじめとして全員イケメン揃い(*↑参照)で女性受けもいいんじゃないでしょうか。そのジェイミーのVocalはBULLET FWOR MY VALENTINEのマット・タックに近い声質にも感じられる。テクがメチャクチャ上手いわけでもなければ、特段の目新しさや派手さはないものの、妙に安心して聞けるメタルを聞かせてくれる。そんな感じデス。♪Revoker - Psychoville (Live at TJs) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Idp8-KkoTZU&feature=related
2012/02/06
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LAMB OF GOD 『 Resolution 』(7th Album ,Epic/Roadrunner )♪Lamb Of God - Ghost Walking(video) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=14UBUyF16Nk&feature=player_embedded*最近、決算関係の仕事が忙しいので更新が滞っていて申し訳ないデス!個人事業主の皆さんは3/15の確定申告まであっという間なので、早めに決算書類の提出をお願いしますよ!・・・ってこんなところで改まって言うことでもないことですが...。ブツブツ今作『Resolution』を一とおり聞き終わった後で前作『Wrath』を聞きなおしてみたが、いかに前作の方が曲のつくりがメタルらしく、演奏(テク)ではなく曲構成がストレートで聞きやすかったように感じられた。それくらい今回の方が表現の幅が広がった印象を受けた。まず1曲目の「Straight for the Sun」は、しょっぱなから「ぐぅあ゙ぁ゙~~~っ!!」というランディ・ブライスの絶叫から始まるという今までにないインパクトのある始まり方だが、この曲はそのランディがライヴやPVでもTシャツでよく着ているくらいに大好きらしい、BUZZOV.ENや同系列のSOURVEINに近いバリバリのスラッジ・メタルでカマしてくれてイイ意味で裏切られた。その曲から切れ間なく続く2曲目「Desolation」はファンが求めている「これぞLAMB OF GOD !」とでも言わんばかりのライヴでモッシュ・サークルができるためのようなカッコイイ曲。14曲目「King Me」はある意味このアルバムでは最大の問題曲。ランディの呟きのようなイントロから始まり、そこへ女性コーラスとストリングス主導によるメロディになって、やがてL.O.G.らしい曲に繋がり・・・と今までにないタイプの曲でシメるというのは斬新だったと思う。それにしても前作に輪をかけてランディ・ブライスのヴォーカルは禍々しく、この世の邪悪なるものを全て背負って吐き捨てているんじゃないかと思うほどに邪悪さを増している。演奏陣もMASTODONとは違うアプローチでプログレ的な曲づくりが感じられた。いろんな曲の途中で短くも流麗なギター・ソロ(おそらくマーク・モートンによるもの)を入れてくるところなんかも聞いててニヤっとしてしまうくらいにカッコ良かったりするし、手数・足数(?)の多いドラミング、ギターとユニゾンしないけど上手く曲に絡んでくるベース・ラインとヴォーカル主体でない聞き方をしても十分に楽しめる。L.O.G.というバンドがなぜ大勢のメタル・マニアに聞かれ、支持されているのか、またMASTODONと並ぶ"NWOAHM(New Wave of American Heavy Metal)"をけん引するに相応しいバンドだということを改めて認識させられた。iTunesのみのボートラ「Digital Sands」、「Vigil」(Live)と今回アルバムには収録されなかった昨年の2月にリリースされた「Hit the Wall」もなかなかイイ曲なので聞いてみておくんなまし。
2012/02/02
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R.I.P. Mark Reale 1955-2012 (aged 57)2012年1月26日、リーダーのマーク・リアリがクローン病に伴うくも膜下出血で死亡。USのHMバンド、RIOT(ライオット)のMark Reale(マーク・リアリ)/Gt が1/25、US/テキサス州のサンアントニオ病院にて亡くなりました。バンドのfacebookページ等で報じられているとおり。57歳の若さでした。死因はクローン病の合併症のためと海外メディアが報じています。マークは以前にくも膜下出血で倒れ、その時に肝臓の機能障害により重篤な合併症を引き起こしていたらしく、今年の1/11に倒れ昏睡状態が続いていたそうです。 毎年、有名アーティストが年末年始に亡くなることが多い(昨年のゲイリー・ムーア、フィル・ケネモア(Y&T/Ba)etc...)ですが、新作がとてもよかっただけに来日公演も実現しないまま亡くなってしまったのは残念でなりません...。これからもいろいろもっといっぱいマークの書いたRIOTサウンド聞きたかったけど、マークのGtなしにRIOTの存在はないでしょう。今まで血の滾るようなカッコイイメタルを聞かせてホントにありがとうございました。どうぞ安らかにお眠りください...。♪RIOT - Road Racin' (Monsters of Rock)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Py4hylqol_0※ 一番最初に聞いたRIOTの音源だと思う。鳥肌がたつほどカッコ良かったのは今でも変わらない。♪RIOT - Warrior [Live] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=icBImG2VZlU
2012/01/27
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THE RESISTANCE・Line-Up (L to R): Glenn Ljungstrom - Guitar (ex-IN FLAMES, DIMENSION ZERO) Alex Losback Holstad - Bass (ex-DESPITE, DECAMERON, CARDINAL SIN) Jesper Stromblad - Guitar (ex-IN FLAMES, DIMENSION ZERO) Marco Aro - Vocals (FACE DOWN, ex-THE HAUNTED) Chris Barkensjo - Drums (ex-GRAVE, CARNAL FORGE, GODSIC)この意味深なバンド名を持つバンドは、イェスパーがIN FLAMES脱退後に結成した新たなバンド、THE RESISTANCEデス。DEATH!その第1曲目が昨年7月に解禁になっていたという。(知ってる人たちにとっては今更デスが・・・)♪The Resistance - An Eye For An Eye ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=UrbZsqtYQ0E※ 聞くと思わずタテノリでヘッドバンギングしたくなるようなカッコイイ曲! 昨年の夏に解禁になっていたらしいけど最近知りました...。人間椅子の新譜もそうだったけど、昨年の夏にオレは一体何やってたんだ?昨年リリースされたTHE HAUNTEDの新作『Unseen』も大凡THE HAUNTEDらしくなかったピーター・ドルヴィング(Vo)の歌中心の作風によってもっとハードなものを求めているリスナーを混乱させただけに、かつて2nd『 The Haunted Made Me Do It 』、3rd『 One Kill Wonder 』でVocalを務めたマルコ・アロによるHC仕込みのデス・ヴォイス、かつてIN FLAMESのGtであり、DIMENSION ZEROでもイェスパーと共にツイン・ギター体制を組んでいるグレン・ユングストローム(Gt)など北欧デスメタル~メロデス系バンドの有名どころが一緒になってガツンとカマしてくれる。早く新曲聞かせてくれ~!ってか、今年の初夏にリリースされそうなアルバムに期待せざるを得ない。♪The Resistance - Tempo Joystick @ Club Deströyer ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=56R7_TpZztI※ 2つ目の音源(ライヴ)!
2012/01/13
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DESCENDENTS(ディセンデンツ)・Member (L to R):Karl Alvarez(Ba,Vo)、Milo Aukerman(Vo)、Bill Stevenson(Dr)、Stephen Egerton(Gt)(※以前にもALLでupしましたので詳しくはそちらで↓)・ALL(オール) ~ Fun-Punk From The Blasting Room !⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/blackseason/diary/200709250000/・DESCENDENTS ~ ALLのGt、ステファン・エガートンの豪華なソロ・アルバム!⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/blackseason/diary/201004190000/1978年にバンド結成以来、HC由来の激しさとBill StevensonU(Dr / BLACK FLAG)のセンスによるユニークでキャッチーなメロディとの融合。それに尽きると思う。1982年に看板ヴォーカリストであるMilo Aukermanが加入し、現在まで続くメンバーであるStephen Egerton(Gt)とKarl Alvarez(Ba)の2人が加入したのが1987年。その翌年にはヴォーカルのMiloが大学に専念するため脱退してしまい、DESCENDENTSは活動休止を余儀なくされた。DESCENDENTSの活動休止中に残った3人がDYS~DAG NASTYのDave Smalley(Vo)を加入させ活動をはじめた、そのバンド名はDESCENDENTSの最後のアルバム・タイトルをそのまま使った“ALL”とし、以後ヴォーカリストがScott Reynolds、Chad Priceと交代するものの、そのほかのパートであるGt・Ba・Drの3人は不変のフォーメーション。Miloの時は“DESCENDENTS”のバンド名で、それ以外のヴォーカルの場合には“ALL”という名前で活動する・・・を繰り返している。サウンドにも変化がありまして・・・80年代中期、つまり最初の休止直前までのDESCENDENTSにはHCパンクの要素が強く、歌い方もBLACK FLAG、MINOR THREAT、T.S.O.L.、GANG GREENなんかと近い音楽性だったンですが、90年代頃からは非常に分かりやすいキャッチーかつポップなパンク、つまりはメロコア・ブームのド真ん中を突くサウンドに変化してしまったわけでテクニカルなインスト曲なんかもぐっと少なくなりました。自分は両方とも好きなんですけど後続のパンクバンドに影響を与えたのは初期の硬派な曲が多いように感じます。日本のメロディック・バンドにも多大な影響があることもよく知られていますが、ALLの方については、CAPTAIN HEDGEHOG、ASPARAGUSのブレーン、シノッピ(*木村カエラのプロデュース&楽曲提供&ツアー・メンバーとしても有名)やBACK DROP BOMBのVo、タカや元HUSKING BEEのイッソンなども含めた日本のメロディック界によく知られているアーティストが10組参加した『 It’s gonna be ALLright 』というオムニバスもリリースされ、世界各地で様々なトリビュート・アルバムが出てますが、ALL/DESCENDENTSの公式サイト(*allcentral.com)で唯一販売されていました。(*現在は廃盤のため取り扱い不可。)♪va / It's gonna be ALLright ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=aeUFiageMogちなみにALLとしての来日は2、3回ある(*2001・6/21 渋谷クラブクアトロ ALL Japan Tour ~It's Gonna be ALLright には行きました)もののDESCENDENTSとしてはこれまでに一度もない。(ハズ...)そして、今年3月31日に行われるPUNKSPRING 2012のLINE-UPにDESCENDENTSの名前が!・・・あることを知ったのは、たまに見た年末年始の番組がどれもつまらなかったのでSPACE SHOWERにチャンネル回してボケーっと見ていたら、いろんなLIVE告知のCMが流れててPUNKSPRINGの出演者の中にチラっと映ってたのを見て「えっ・・・今、DESCENDENTSってなかった!?」と一人で大騒ぎしてネットで検索してホントだと知って狂喜乱舞してました。★PUNKSPRING 2012⇒ http://www.punkspring.com/12/index.html 自分がこれまでに聞いたCD、レコード、カセット・テープと枚数的には8万枚以上有り、それこそ何千~何万というロック・バンドを聞いてきましたがその中でDESCENDENTS(*ALLも同一バンドとみなした上で)ベスト3に入るくらいに好きなバンドなので、よほどのことがない限り、もしくは身近な人間が死なない限り行くつもりです!ただ、昨年も東日本大震災のためにPUNKSPRING 2011自体中止になった経緯もあり、またメンバーも気まぐれな人間がいるのでまだ安心はできません。その他のバンドも昨年も出演が決まっていて雪辱を果たす予定のSUICIDAL TENDENCIESの元メンバーには、現METALLICAのBaにまで出世したRobert Trujilloも在籍していたり、80年代にはスケーターパンクと呼ばれ、時を同じくしてクロスオーバーにも属するメタルとHCの融合も見られたりと以前からLIVEを観たいと思っていたバンドデス。今回トリのOFFSPRINGに至っては98年にワリと近いライヴハウスで観た以来なのでこちらもヒジョーに楽しみにしております。あと、以前にUpしたONE OK ROCKにも注目していますよ。モチロン。でもやっぱり最大の目当ては何と言ってもDESCENDENTSに限ります!マジで何があっても絶対見たいバンドなんデス。一番好きな曲は3rd Album『 ENJOY! 』収録の「SOUR GRAPES」(*訳:負け惜しみ)デス。♪Descendents - I Wanna Be A Bear/She's my Ex (ALL) - (Live 1997) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=xZUdkj8y0iE&feature=fvwrel※ '97 Reading-Fes出演時。ALLの名曲「She's My Ex」をDESCENDENTSのMiloが歌っている貴重な動画。♪Descendents "Silly Girl" (Fan rushes stage and gets tackled by security) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=TAg4ZWFDPhc&feature=related※昨年のライヴ映像(その1)。♪Descendents - Sour Grapes, Punk Rock Bowling Las Vegas 05-29-11 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Z4rsOtq75yo※昨年のライヴ映像(その2)。自分の一番好きな曲。ワリとキャッチーで聞きやすいのは最近のアルバム2作品『 EVERYTHING SUCKS 』、『 COOL TO BE YOU 』の2枚ですが、初期の名曲をほぼ網羅しているベスト盤『 SOMERY 』、ALLTODESCENDENTSの両方のライヴが聞ける2枚組ライヴ盤『 Live Plus One 』もオススメです。なお下記は、日本一のDESCENDENTS(&ALL)マニアでありプロのイラストレーター、DOTさんによるファンサイト&ブログ(※ ご本人了承済み )*ALLOYS MILO FC(*非公式ながら充実したDOTさんによるALL/DESCENDENTSファンサイト) ⇒ http://kill-time.org/allroysmilo_fc.html*KILL TIME BLOG(*イラストレーターDOTさんのブログ) ⇒ http://know-your-rights.kill-time.org/
2012/01/04
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CHIMAIRA※マーク・ハンター(Vo : 左から3人目)も含め全員が凶悪な面構えデス。 CHIMAIRA 『 The Age of Hell 』 (*Import)♪Chimaira - Year Of The Snake ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=trSCOOQ9EXM※ ロードランナーを離れてからあまりパッとしなかったが久しぶりにキレのあるメタルを聞かせてくれた。既に解散しているBLOODSIMPLEにも似ているような気がする。 HATE ETERNAL 『 Phoenix Amongst the Ashes 』(*Import)♪Hate Eternal - The Eternal Ruler ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=0Y7Xvov80gs&feature=related※ 中心人物エリック・ルータン(Vo&Gt)が以前に加入していたMORBID ANGELの再結成アルバムも良かったが、こちらの方がよりフロリダ産デスに近く、とてもトリオ編成とは思えない極悪サウンド。 PREMONITION 13 『 13 』(*Import)♪Premonition 13 - Deranged Rock 'n' Roller⇒ http://www.youtube.com/watch?v=TbrWz0Kzbbs※ 生けるドゥームメタルの伝説、ワイノー(Vo&Gt)による新たなプロジェクト。どこで演っても自分のカラーに染めてしまうアクの強さは健在だが、似たような楽曲にならないのは流石の一言に尽きる。 GATES OF SLUMBER 『 The Wretch 』(*Import)♪The Gates of Slumber - Bastards Born ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=L-J2aivoqno&feature=related※ これまでの適度に疾走するHRから一気にドゥーム色の濃い作品になった。重く引きずるようなリフ、ザラついた演奏には最初期のBLACK SABBATHに通じるものがある。このフォーキーかつアーシーな演奏が好きな人なら必ずハマるだろう。 sHEAVY 『 The Golden Age Of Daredevils 』(*Import)♪sHEAVY - For Those Who Choose To Stay ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=BrU7h0GfA60&feature=related※ オジー・オズボーンにそっくりな声質を持つスティーヴ・ヘネシー(Vo)は相変わらずな歌いっぷりに思わず笑ってしまいそうになるが、ギターの音質もアイオミばりに乾いたリフが妙に堂々としていて妙にサマになっている。曲づくりには彼らなりのオリジナリティも感じられる。 THE ATOMIC BITCHWAX 『 The Local Fuzz 』(*Import)♪The Atomic Bitchwax - The Local Fuzz⇒ http://www.youtube.com/watch?v=wOb--90a2nE※ SLEEP『Dopesmoker』は1曲で1時間を超える大作だったが、TABwはそれほど長くなく1曲44分のほぼジャム演奏。小気味良いRockを車でBGMとして聞くには十分な心地よさ。 OMNIUM GATHERUM 『 New World Shadows 』(*Import)♪Omnium Gatherum - New World Shadows ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=GJyK_88Ljy4※ 予備知識なしに聞いたが、近未来的な演出やエフェクトを駆使した演奏はまんまFFだが演奏がさほどクドくない分爽やかに聞こえがちだが、Voが下水道系デス声(*クリーン・コーラスもあり)で危うい均衡を保っている。 SKELETONWITCH 『 Forever Abomination 』 ♪Skeletonwitch - "Choke Upon Betrayal⇒ http://www.youtube.com/watch?v=V1NGjJUGZgQ&feature=related※ 1作目からさほど変化の見られないが実はある程度サウンドを確立していたのだとも言える。シンプルに突き詰めた故のサウンドなのだと。でもナンかVoがアンジェラ・ゴソウみたく聞こえる...。 AMARANTHE 『 Amaranthe 』♪Amaranthe - Leave Everything Behind ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=PrgkZo736FE&feature=related※ LOUD PARK 11でも実際に観たがポップかつキャッチーな楽曲で、初めて聞く人でも思わず聞き入ってしまうような魅力があると思う。女性Voメタルでも一番良かった。 YES 『 Fly From Here 』♪Yes - We Can Fly⇒ http://www.youtube.com/watch?v=AKJwXLCnBKs※ 中心人物の一人、ジョン・アンダーソン(Vo)の不在に不安を感じたが、過去のジョン不在時の唯一のアルバム『Drama』とほぼ同じ布陣による爽やかなプログレを聞かせてくれた。ライヴ盤もおススメ。 既に何人からか「なぜ〇〇〇〇が入ってないんだ?」とかいろいろ言われまくっていますがUpした時に思い出せなかっただけだったり、本人もすっかり忘れているアルバムがあったり、聞きすぎて飽きてしまった(w)のもありますんで、その点はご理解いただきたいと思います。
2012/01/02
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EVILE★Blackseason's Best 20 HM/HR(+α) of 2011※2010年以前の聞き残しやSHM-CDや紙ジャケの買い直し等含め250枚ほど聞きました。下記は思いついた順。(よって順不同) 改めて日本盤少ないのがよく分かります。YouTubeは特に気に入った曲をup。※ 掲示容量の都合上、前半の分を下記に。残り半後半分を次回upします。EVILE 『 Five Serpent's Teeth 』(*Import)♪EVILE - Five Serpent's Teeth ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=mhmJ3rkOaXc※ フツーのオーセンティックなメタルって実はあまり出回らなくなったんで聞きたくても聞けなくなってきたんですが、ヤッパリ聞くとかっこいいなぁと改めて感じました。ドレイクのVoがジェイムズに激似なのはご愛嬌...。 RIOT 『 Immortal Soul 』♪Riot - Sins Of The Father ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=rEdo1WUnxoI&feature=related※ マーク・リアリ(Gt)の曲づくりとトニー・ムーアのヴォーカルで全盛期だった頃のRIOT節を聞かせてくれた。速い曲だけでなくミドルテンポでもRIOT然とした楽曲、演奏ともに素晴らしいデス。 VICIOUS RUMORS 『 Razorback Killers』♪Vicious Rumors - Right of Devastation ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=4ZevSYpc1iY※ 選んだのはRIOTとほとんど同じ理由。ジェフ・ソープ(Gt)のザクザクしたGtリフとの相性も抜群なハイトーンも歌えるブライアンのヴォーカルも聞いてて気持ちがいい。 WARBRINGER 『 Worlds Torn Asunder 』(*Import)♪Warbringer - Future Ages Gone⇒ http://www.youtube.com/watch?v=lydHFkjUMVk※ EXODUSのゲイリー・ホルトがプロデュースした前作もカッコ良かったが今回は更にキレが良い。マニアックなBATHORYのカヴァーも原曲に忠実ながらソレ以上にカッコイイ。 FLOTSAM AND JETSAM 『 The Cold 』♪Flotsam and Jetsam-Blackened Eyes Staring ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=79lTeymqmUs※ 歌えるヴォーカリスト"であるエリックの良さが活きたスラッシュが聞ける。突出した派手さはないにしても安定した燻し銀のスラッシュを聞かせてくれている。 LEGION OF THE DAMNED 『 Descent Into Chaos 』♪Legion of the damned - Holy blood, holy war ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=KZJrHmMORos&feature=related※ 前身バンドから数えて20年以上になるオランダ産のデスラッシュ。ドイツのSODOM同様にメロディではなくリフ主体によるブルータルなデスラッシュはいつ聞いてもカッコイイ。 EXHUMED 『 All Guts No Glory』♪Exhumed - Necrotized ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=HbSFprgp-Uk※ 8年前のメンバーは中心人物のマット・ハーヴェイ(Vo&Gt)だけで、サウンドの変化に心配していたが、不変のオールドスクールのスラッシュ(ゴアメタル?)がカッコイイ。 MERCENARY 『 Metamorphosis 』(*Import)♪Mercenary - Through The Eyes Of The Devil ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=3cXdcPEIMzo※ これまであまり聞かなかったが、メロデスとメタルコアのイイとこどりなサウンドでミックスも良いせいかカナリ聞きやすく聞けた。洗練されたスクリーモともとれそうなバンドだ。 DARKEST HOUR 『 Human Romance 』♪Darkest Hour - Purgatory ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=_5CPqBDyfTc※ VoにこそHCの名残が感じられるものの、演奏陣はすっかりメタルサイド。メイン・ソングライターの入れ替わり後、メロディの叙情性による曲の盛り上げ方が上手くなった。 DEVIL DRIVER 『 Beast 』♪DevilDriver - Blur ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=XH_7BfWEm1w&feature=related※ デズ・ファラーラ(Vo)の前のバンドからは想像もつかないくらいにちゃんとしたメタルを演っていて今回は特にカッコイイ!演奏が上手くデズの特徴的なVoと相性もイイ。
2011/12/30
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EXMORTUS 『 Beyond the Fall of Time 』 (2011,2nd Album,Spiritual Beast/Heavy Artillery Records)・Lineup:Daniel Duarte - Bass Mario Moreno - Drums Conan - Guitars,Vocal Sean Redline - Guitars ♪EXMORTUS - kneel before the steel [Live] ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=CrTJeJ75_kE♪EXMORTUS - Black XIII [Live]⇒ http://www.youtube.com/watch?v=iYiChOEcvNk&feature=related前作『In Hatred's Flame』(2008)を聞いたマニアから「早弾きのGtソロが超カッコE~スラッシュメタルだ!」と絶賛されたEXMORTUS。その2ndが先月に日本盤(*ボートラにはデモ2曲)でもリリースされましたが、前作のスピード感や迫力がやや弱く感じられます。そもそも前作でVo&GtだったBalmoreが抜けてしまい、前作ではGtに専念していたConanがVoを兼任し、新たにもう一人のGtと専任のBaを加えた事が前作に比べてサウンドが弱まった原因の一つか。決して悪くはない。前作にはラフでスピーディーな突進力とでも形容するようなガムシャラなスピードスラッシュメタルな感じがカッコ良かった。彼らは少なくともルックスも含めて総合的にこういう垢抜けなさ、B級らしさがプンプン匂ってくるようなダサさとカッコ良さの入り混じった80年代を思わせるスラッシュメタル・サウンドに、Gtソロを聞くと「インギーかよ!?」というくらいにピロピロ聞こえる早弾きのソロなんか弾き倒していたりと、いい意味で期待を裏切られます。今作の1曲目の不穏な空気を漂わせるインスト、4曲目の中近東っぽいインストなんかを差し込んでくるセンスや、9曲目のフラメンコなイントロから始まり物憂げに吠えるVoから盛り上がる展開などは聞いてややテンションを下げるんじゃないかなぁ~と思われがちですが、実はストーリー性を含ませる意味でもいいアクセントになりつつ次曲への繋ぎとして上手く活かされているのがよく分かります。前作の速さや破壊力はやや劣るが速いだけでない曲としてサウンドの幅が広がっているし、メンバーの演奏力も上がっているように感じられる。Voも前任者に比べると確かに弱いかもしれませんが、ヘタなりに一生懸命にガナっているところは無骨な男らしささえ感じます。個人的には変に色気を出さずにこのまま続けてほしいと願うばかりです。★1st『In Hatred's Flame』収録曲(↓)♪Exmortus - War Gods [Live]⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Dcd9v9pqVSA♪Exmortus - Fimbulwinter ⇒ http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=02Juhuf3niU&feature=endscreen♪Exmortus - Onslaught⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ZjlJQ9yM3wk&feature=related1st『In Hatred's Flame』(2008,Heavy Artillery Records)・Lineup:Conan - Lead/Rhythm GuitarsBalmore - Vocals, Lead/Rhythm Guitars, BassMario - Drums ★ 次回、2011年の年間ベスト**を発表したいと思います。う~ん、どうしよ・・・。
2011/12/23
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CIPHER SYSTEM 『 Communicate The Storm 』(2nd,2011,Nuclear Blast)♪CIPHER SYSTEM - Communicate The Storms ALBUM PREVIEW ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=AeHVhHWgkxI※ 表裏ともにグロいジャケで少々損をしているような気がするが...結成したのは1996年に前身バンドが結成されていたらしいが、未成年だったことやレコード契約に縛られていたらしく7年ぶりの2nd Albumがやっとリリースされたという。スウェーデンのイエテボリのメンバーを中心に結成・・・と聞けば、すぐにIN FLAMESが思いつくと思うが、中期のIN FLAMESに近いような気もするが、もっと何かあったような気がして、しばらく頭の中の記憶を辿っていくうちに思い出したのがSOILWORKだと気づいた。もっと細かく言うと、IN FLAMESやSOILWORKのメロデスにUSのメタルコアっぽさが加わった感じ。メロディアスとポップなキャッチーさが足された曲に、普通の人がこういう風に歌ったら絶対血を吐くぞ!と思えるような吐き捨てデス声によるカールによるヴォーカルがのっている。ギター・ワークは特に良いと思うが全体的にもよくまとまっていて、Gt兼クリーン・ヴォーカルのヨハンのコーラスやハーモニーに「おっ!!」と思わせるところがあり、メロディやGtソロもカッコイイし、Keyがデジタル~スペーシーな部分を上手く取り入れていて上手いと思います。ちなみにミックスはかのフレデレック・ノルドストーム氏が行っている。BURRN!!誌ではあまり評価が高くなかったデスが、自分の耳で聞く限りカッコイイし好きなサウンドです。♪CIPHER SYSTEM - "Communicate The Storms" Track-By-Track Part 1 ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=KgDks3CZ3kY&feature=relmfu♪CIPHER SYSTEM - Behind The Scenes Of Video Shoot ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=kOU2zE0CPks&feature=relmfu
2011/12/20
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ATTILA 『 Outlawed 』(2011,2nd Album,Artery Recordings)・song-list:01. Outlawed02. Light Me Up03. Nothing Left To Say04. Another Round05. Nasty Mouth06. Smokeout07. Holler At Ya Boy08. Sex Drugs & Violence09. White Lightning10. Payback♪Attila - Outlawed - Full Album Preview (2011, HD) ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=oeogVgLtlks♪Attila - Payback [PV]⇒ http://www.youtube.com/watch?v=tUYSOtNfzm8&feature=related♪Attila - Smokeout [PV]⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Q3XdWa4dKmI&feature=relmfuこのバンドもワリと話題にはなっていて自分は最近聞いたばっかなんですけど、新たなジャンルで"パーティー/デスコア"っていうらしいデス。メタルコア、デスコアときて今度は"パーティ・デス"っていう流れは想像つかなかったデス。パーティっていう言葉の語感からSTEEL PANCERがデスコアやってるっていうイメージでしたが遠からずな印象を受けました。w一聴するとSUICIDE SILENCE、BRING ME THE HORIZONと同系列に聞こえるんですが、まずメンバーのルックスがいかにもギャル男っぽい感じのカルそうな髪型と服装でホントーにチャラい感じで、サウンドはというとノリがよいキャッチーなリフやメロディがはいりつつ、ヴォーカルはデスコアよろしく絶叫系なアジる感じでたまに早口でまくしたてるような部分もあり、演奏陣はワリとテクニックがあり、ドラミングもブラストやタメを効かせるなどギター&ベースと合わせて変調子やブレイクが入るなど一筋縄ではいかない(聞かせない)センスがあります。・・・って、やっぱりSUICIDE SILENCE、BRING ME THE HORIZONと同系列のサウンドなのか?これまでアルバムは2枚出てますが、収録曲が毎回10曲でトータル・タイムも30分ほどで、やや物足りなさを感じるが、こういうバンドはこれくらいの方がいいのかも知れない。ちなみに自分は1st『RAGE』と2nd『Outlawed』を1枚に焼いてます。これだと一般的なバンドのアルバム収録時間としてはちょうど1枚分くらいになるので。前作『RAGE』の方がもっとPopな感じがもっと出ていてノリは良かったように思えますが、売れてくるとヘヴィになっていくパターンって言えば、最近はあまり情報がないCANCER BATSもそうでしたね。最初のアルバムはストーナーっぽいノリの良さも感じられたのがだんだんとヘヴィで激しいサウンドに変化が見られた。ただ個人的な好みで言えば初期の方がハッチャけている雰囲気も伝わってきて聞いてて面白いなっていうのが実は良かったんですけど。ATTILAのメンバーもカルそうな見た目は計算の内なのかも知れませんが、ヘタに真面目ぶるとかえって面白くなくなってしまうのかもしれないですね。♪Attila - Rage (official music video)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=8NyRG3M9dgc&feature=related※ 前作からのPVだがこの頃の方がノリは良かったの分かると思う
2011/12/13
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ALL SHALL PERISH 『 This is Where it Ends 』 (2011,4th Album,Nuclear Blast)♪ALL SHALL PERISH - There Is Nothing Left (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=sQ5-NbE09voデスコアというカテゴリーされているバンドの一つですが、標記のとおり4作目にしてやっと日本盤が出るぞと。今年になって自分でも聞いてみて良い作品がリリースされている割には日本盤が出ていないのが目立ちます。例えば、EVILE 『five serpent's teeth』、HATE ETERNAL 『Phoenix Amongst the Ashes』、WARBRINGER 『Worlds Torn Asunder』、CHIMAIRA 『Age of Hell』、NILE 『Worship the Animal』EP、CRISIUN 『The Great Execution』、HATESPHERE 『The Great Bludgeoning』、ATTILA 『Outlawed』以上は日本盤が出ないので輸入盤またはDLにて購入しました。実際はこれよりありますが、あげていけばきりがないほどにこのアルバム良いのになんで日本盤出さないの?と思うことが多い。あと、半袖社長の宮本氏の立ち上げたレーベル、Trooperからの日本盤はリリースが異様に遅いのでこの前のLOUD PARKのブースで会った時に直接聞きましたが、ガン無視されてしまいました。ちなみに宮本氏にこういう対応されたのは3回目デス。周りのスタッフはその後でステッカーくれたり、「すみませんねー」とフォローしてくれたり感じがよさそうな人たちだったのに宮本氏には非常にがっかりさせられました。もとい、そんな中でよく日本盤出たな!?(出せたな?)というバンドも目立ちました。いや、出してくれてありがとうという意味ですよ。あくまでも。例えば・・・WATAIN、EXMORTUS、FLESHGOD APOCALYPSE 、INSOMUNIUM、ANTERIOR、CIPHER SYSTEM、そして今回のALL SHALL PERISHがソレです。METALLICAのKirk(Gt)やMACHINE HEADのRob(Vo&Gt)も絶賛しているというこのバンドの名前を訳すと・・・「みんな死ぬ」というシンプルさ。 カテゴリーの分類的には個人的にどうでもいいと思っていますが最初に聞いた時の印象というと、デスコア云々というよりはUNEARTH、いやヴォーカルのHermanのヒゲモジャな感じから見ても少なくともルックス的にはBLACK DAHLIA MURDER(w)に近い感じに聞こえた。ただし、Vocalのテンションが異様に高く最初にアルバムを最後まで通して聞いた時は、どっと疲れが出るくらいにハイヴォルテージで暴力的にパワフルな印象を受ける。音源だけ聞いている以上に動画で見るとよけいに、想像もできないくらいにテクニカルなプレーをしていることを改めて認識させられる。収録曲は2分台から7分台まであり、このジャンルにありがちな、ただウルサく突っ走るだけのバンドとは違い、例えば3曲目のメロウなイントロ、6曲目のイントロで聞けるトリッキーともいえるテクニカルなギター・プレイ、緩急自在に巧みなドラミングの凄さ、やや長尺な7曲目と12曲目は特に最初と最後でのピアノによる静かなメロディを聞かせる演出や中間部での激しさとも相まって“静”と“動”をうまく展開させる構成の見事さには他のバンドには見られない非凡さを感じる。今のままでも十分だとも思いますけど、ヴォーカルの表現力がもっと幅が広げられればもっと広い層のメタル・リスナーにも受け入れられそうな気がします。♪All Shall Perish - In This Life Of Pain ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=YmvL0eFm8GQ&feature=related♪All Shall Perish - The Past Will Haunt Us Both⇒ http://www.youtube.com/watch?v=s-uHrViJuag
2011/12/11
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MERAUDER performed by Jorge Rosado(Vo) ・Discography:Master Killer (1996, Century Media)Five Deadly Venoms (1999, Century Media)Blutality (2003, Century Media)God is I (2009 , Regain Records)*Master Killers: A Complete Anthology (2007, Century Media)前回のEARTH CRISISと同じくNY出身で、結成時期もほぼ同時期。だが、MERAUDERはEARTH CRISISほど硬派すぎるバンドではなく、酒もたばこも自由でスラッシュ~デスをHCスタイルのサウンドの中にとり入れ、両方の良い部分だけが融合したカッコよさがあった。特に90年代初期のオルタナ~グランジ・ブームの台東によりHM/HRが衰退しつつある中、よりハードな音楽を求める者にとって重要な存在だったハズ。実際こちらの方が聞きやすい。自分の記憶が確かなら"Metal-Core(メタル・コア)"という単語は本来、MERAUDERのようなメタルとHCの融合されたサウンド(メタリック・ハードコア)に対してカテゴライズされるべきワードだったような気がする・・・?結成後に数々のデモやEP、Splitを出しつつ、満を持してのリリースとなった1stアルバム『Master Killer』(1996)は、NYHCとメタルサイド双方のファンに名盤とされている。アングラな存在ではあったがその後のHATEBREEDやTERROR、HEAVEN SHALL BURNなどのフォロワーにも多大な影響を与えている。2006年にはメイン・ギタリストのSob(Javier Carpio:ex-SUBZERO)がドラッグのオーバードーズにより33歳急逝してしまう悲劇に見舞われたが、メンバーチェンジを経ながら活動を継続。2008年には、1999年以来の来日を果たし、Murder They Fall(名古屋)・Olympik(東京)・Freestyle Outro(大阪)という日本三大HCイベント含む東名阪(+山口・福岡・鳥取)ツアーも行い好評を得ていた。♪Merauder "Master Killer" live in Osaka ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=Tyvrg1U5KDo&feature=related*Merauder "Master Killer" live in Osaka Japan at the Freestyle Outro 5 Festival.帰国後にリリースされた4thアルバム『God Is I』(2009)もファンの期待を裏切らない「これぞマローダー!」なカッコイイアルバム。♪Merauder - God Is I⇒ http://www.youtube.com/watch?v=ofXn3fNxBJ8♪Merauder - Until (PV)⇒ http://www.youtube.com/watch?v=-GllVfsD74w&feature=related♪Merauder - Never Surrender ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=5zinkzSIkvE&feature=related♪Merauder - Hell Captive ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=9hYVCcDhy2k&feature=related♪Merauder - Forgotten Children ⇒ http://www.youtube.com/watch?v=tLmprJ4Hm4w&feature=relatedまた、それ以前にリリースされた3枚については『Master Killers: A Complete Anthology』として全曲が安価で入手可能なので是非聞いてみて下され。スラッシュなリフやメタリックなソロ。ミディアム・テンポでの重厚感のあるタイトなリズム隊、そして何よりフロントマン、ジョージの極悪なヴォーカルがとにかくカッコイイです。
2011/12/03
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