世界で一番愛する人と国際結婚

日仏カップルの相性


一番気にいった街パリに、いつか住みたいと思っていました。


当時は、ワーキングホリデーにフランスはまだ入っていませんでした。
その為必死でお金を貯めて、日本で3年間フランス語学校に通い、

思い立ってから5年後、

ようやくパリに留学という形で住むことができました。



その後のキャリア・アップに繋げるための留学でもなく、芸術留学でも
ありませんので、まさにプチ・リタイア、趣味の海外滞在。


パリで半年間ほど語学学校に通い、その後、趣味でアートの学校と
お料理の学校にも通いました。

そうして月に一度、一週間くらいはパリを出て、ヨーロッパ中を
貧乏旅行して周る生活を送っていました。



私と同じ日に、同じ飛行機に乗って成田を発ち、パリに降り立った
日本人女性がいました。


私と同じく、一年の予定で語学留学に来ていた、
おとなしくて可愛らしい女性でした。


彼女とは、偶然私と同じパリのフランス語学校で同じクラスになり、
最初の数ヶ月住んだパリの女子寮でも、同じ寮に入っていました。



パリでも似たような生活をしていたのに、
彼女と私の運命が全く違ってしまったのは、その1年後でした。


私がパリを発って日本に帰国する日に、彼女は
フランス人とフランスの市役所で結婚式を挙げたのです。



他にも、私が留学中に知り合った同じ留学生の中で、フランス人と
結婚して、そのままパリに残った日本人女性が3人もいます。


彼女達以外にも、フランス人と結婚している日本人女性には
大勢出会いました。


日本人女性の国際結婚の相手国は、アメリカが一番多いと思いますが、
それは、日本に住むアメリカ人と、アメリカに住む日本人の
絶対数が多いからだと思います。


1~2年程度のアメリカ留学では、アメリカ人と出会って結婚した
という話を、私はあまり聞きませんし、私にもそれは起こりません
でした。


ところが、フランスでは語学留学で1年もいると、フランス人の
彼氏ができ、結婚する確立がとても高い気がしたのです。
結婚まではいかなくとも、私がフランスで出会った日本人女性の
9割近くにフランス人の彼氏がいました。


最短では、1週間のお休みでパリに短期ホームステイをしている
会社員の日本人女性がいましたが、彼女は1週間の滞在中にフランス人の
彼氏ができ、遠距離恋愛の末3年後に結婚したのです。




私が通っていたのは、ソルボンヌ大学の文明講座などではなく、私立の
カジュアルな語学学校でした。でも、中上級クラスにもなると、
日常会話には困らなくなります。その時のクラスメイトは全員が女性、
そして彼女達のほぼ全員(18人くらい)がフランス人男性を
パートナーに持っていました。



その出会った先は、路上でナンパ、カフェでナンパ、
洋服を何度か買ったブティックの店員、髪を切りに行った
美容院の美容師、Language Exchangeで知り合った、等々。


さすがアムールの国です。


これは、決してフランス人男性がEasyだと言っているのでは
ありません。


フランス人は一般的に、歴史のある日本文化への造詣が深く、
親日家も多く見受けられます。日本人女性を求めるフランス人
男性は、アメリカ人男性のそれよりも多いと感じました。


それに、ストレートに分かり易くアタックしてくるのに、
ロマンチックなフランス人男性と、それを有難く受け止めてくれる
優しい日本人女性との相性もいいのだと思います。



かくいう私も、もう少しでフランスでマダムになるところでした。
パリ滞在中にフランス人と電撃婚約、電撃破局をしたのです。


私が、欧米人との結婚を具体的に考えるに最も影響を与えた男、
それがその時のフランス人男性かもしれません。


何かのヒントになるかもしれませんので、その時の思い出を、
L'amour fou ~ 私を最も愛した男 ~ に残しました。


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