彼女には飛び抜けた才能があった(そして、デヴィッド・ギルモアはそれを見通していたのだろう)。デビュー数年で単なるシンガーからアーティストへと変貌を遂げていく。それが顕著に現れた1枚が1980年の本盤『魔物語(Never For Ever)』だったように思う。初めてプロデュースに関与(ジョン・ケリーとの共同プロデュース)し、本人の述べるところでも満足のいく作品に仕上がったとのこと。ジャケットのデザイン(絵画)も幻想的かつ印象的である(ついでに付け加えておくと、本人が舌を出して飛ぶ裏ジャケも要注目)。
2. Delius (Song of Summer) 3. Blow Away (For Bill) 4. All We Ever Look For 5. Egypt 6. The Wedding List 7. Violin 8. The Infant Kiss 9. Night Scented Stock 10. Army Dreamers 11. Breathing