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2006年01月23日
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テーマ: ニュース(96849)
カテゴリ: ニュース
近隣の国々から会談を拒否されている小泉首相は、今月中旬トルコを訪問し、盛んに日本・トルコの友好関係をアピールしたようですが、それに対して16日の東京新聞コラム「筆洗」は次のようなコメントを書いていました;




 トルコを訪れた小泉首相は、機長だったオズデミルさんと懇談し「功績は両国友好の歴史の中でずっと語り継がれていくだろう」と感動した様子だった。一八九〇年には和歌山県沖合でトルコ軍艦が遭難し、地元の人が救助に尽力した。こんな歴史を互いに忘れないことも友好には大切なのだろう。

 それがずっと近い距離の中国、韓国との関係は冷えたまま。トルコ訪問中に氏は靖国神社参拝を「心の問題。行けとか行くなとか言われる問題ではない」と語った。戦争で倒れた人を追悼する思いは誰にもある。それを「心の問題」と言っているのかもしれない。

 だが、A級戦犯をまつる靖国への参拝は、あの戦争をどう受け止め戦争責任をどう考えるかという指導者の歴史観、哲学が問われることでもある。現実に中韓外交が行き詰まっている。 小泉氏は靖国を総裁選の争点にすべきではないとの考えだが、新総裁の外交の考えを知るうえでも無視はできまい。

 有力候補の安倍氏は、戦争の評価を「歴史家に任せたい」といい、これも首をかしげる発言だ。小泉氏が尊敬するという英国の宰相チャーチルはナチス・ドイツに勝利した後、大著『第二次大戦回顧録』を執筆して、序論で書いている。

 過去を深く省察することが、来るべき日の手引きとなって「将来の恐るべき場面の展開を統御し得ることを切望する」と。歴史を大事にした指導者らしい言葉である。


2006年1月16日 東京新聞朝刊 12版 1ページ「筆洗」から引用

私もトルコとわが国の友好関係が大切でないとは言いませんが、国益の観点からそれ以上に重要であるのが日中・日韓関係です。これらの国々と良好な関係を保つには正しい歴史認識が必要です。今からポスト小泉を目指すという安倍氏が、この期に及んで戦争の評価を『歴史家に任せたい』などと無責任なことを言うようでは、及第点はあげられません。






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最終更新日  2006年01月23日 22時24分01秒


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