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私は1937(昭和12)年に茨城県内の小学校に入学し、敗戦まで教育勅語に基づいた教育を受けた。だから、旧制中学3年の夏、敗戦によって国の教育が180度転換した時には、しばらくの間、精神的な混乱に思い悩んだ。
しかし、敗戦による打撃が痛烈だっただけに、新しい憲法や教育基本法が制定されてからは、学校での生活もすごく新鮮で、魅力的なものに変わっていった。
長年の高校教員生活を振り返ると、現在、学校の内外で子供をめぐる事件事故や問題が昔に比べて頻発していると思う。が、これらを戦後教育そのものに原因があるとするのは、短絡的にすぎないか。
それどころか、教育基本法には、これから世界に雄飛し、国際人として活躍する子供たちが、学び、成長していくための基本的な理念が明示されている。日本独自の文化や伝統を学ぶにしても、それを阻害するものはない。法律を改正する理由は全くないと思う。
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