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新しい米中関係のキーワードは昨年九月、ゼーリック国務副長官が中国になるよう求めた「責任あるステークホルダー(利害共有者)」です。本来、企業の存続や発展に利害関係を持つ者を指す言葉ですが、同副長官は経済や安全保障など国際的なシステムに責任を分かち合う者の意味に転じて用いました。
これは中国に世界貿易機関(WTO)に加盟するだけでなく自由貿易の発展に責任を負ったり、六カ国協議を通じた北朝鮮の核問題解決を主導したりすることを求めることになります。三月発表の米国家安全保障報告にも盛られ、首脳会談でブッシュ大統領も口にしました。
米国で「中国脅威論」が強まる中でも中国をパートナーと見なす、この位置付けを中国側も「熱烈」に歓迎。胡主席はそれにとどまらず、「建設的協力者」になると応じました。
ブッシュ政権は2000年に中国を「建設的で戦略的なパートナー」と呼んだクリントン政権を批判して誕生。当初、中国を「戦略的ライバル」と位置付け台湾に対する武器輸出を強化するなど、中国に対するけん制を強めました。しかし、01年の「9・11」事件から「対テロ戦争」を最優先するようになり、中国にも「建設的な関係」を求めるようになりました。
その後、米国の対中政策は目新しいものはなく一種の「空白」状態が続きましたが、中国の急速な経済発展や軍備の拡張に米国内でも期待と懸念の両方が高まり、新たな対応が迫られていました。新政策には中国が国際秩序に対する応分の責任を果たさなければ、責めを負わせる意図も込められています。米中の新たな枠組みが安定するかどうかは、主に今後の中国の出方にかかっているでしょう。
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