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2006年05月30日
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テーマ: ニュース(96861)
カテゴリ: ニュース
A級戦犯分祀論が再浮上してきたとのことで、22日の東京新聞は何が問題なのか問答形式の解説記事を掲載しています;




 A級戦犯は戦没者ではないとは、どういう意味なのか。

 文字通り、A級戦犯は戦場での「戦死者」ではないということだ。A級戦犯は、敗戦後の極東国際軍事裁判(東京裁判)で「平和に対する罪」を問われ、刑死などしたが、実際の戦地で亡くなったわけではない。

 それがなぜ、分祀の理由になるのか。

 靖国神社は本来、戦争で亡くなった人たちを祭る神社だという考え方からだ。古賀氏は提言の中で、「戦没者ではない一部の英霊を分祀することも検討の対象」とするとの言葉を盛り込んだ。「一部の英霊」は、A級戦犯を指している。
 小沢氏も4月の代表就任直後に「A級戦犯というわれる人は、戦争で亡くなったわけではない。(靖国神社は)戦争で亡くなった人の御霊を祭る本来の姿に戻すべきだ」と主張している。ただ、小沢氏は分祀するとは言っていないのが、古賀氏とは異なる。

 古賀氏の提言は、A級戦犯が戦争犯罪人なのかどうかは別問題として、分祀しようというわけだね。

 そういうことになる。中国、韓国はA級戦犯が戦争犯罪人であることを理由に、首相の参拝が戦争を正当化する行為だと反発してきた。分祀論もこれまで、戦争犯罪人の分祀という側面が強かった。ところが、靖国神社側や遺族会は、A級戦犯を戦争犯罪人とは認めていない。だから、分祀を認めれば、戦争犯罪人として認めることにつながると反対を貫いてきた経緯がある。

 分祀が進む可能性はあるの?

 そう簡単ではない。もともと、遺族会はA級戦犯について、「国内法的には、戦争裁判による死亡者も一般戦没者と同様、「公務死」と認定されている」との立場だからね。神社側も「神道の信仰上、(一度祭った神霊の)分祀はあり得ない」との主張は変えないだろう。ただ、ポスト小泉候補たちの靖国問題への対応は自民党総裁選の焦点の一つになるだけに、遺族会会長を務める古賀氏の分祀論は、それなりの意味を持つだろう。


2006年5月22日 東京新聞朝刊 12版 2ページ「政治ここが知りたい-『戦争犯罪』の当否触れず」から引用

一宗教法人がどんな突飛な教義で信者を集めようと勝手ですが、国際社会に通用しない主張を教義とする宗教施設に、一国を代表する者が参拝したりするから、こういうややこしい問題が出てくるわけです。小泉首相とその後継を目指す方々にはよく考えていただきたいものです。






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最終更新日  2006年05月30日 20時28分32秒


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