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2021年04月21日
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テーマ: ニュース(96853)
カテゴリ: ニュース
埼玉県議会で議長を務めたこともあるベテランの自民党議員は、かつては選択的夫婦別姓に反対の考えを持っていたが最近は考えが変わって、今は別姓制度に賛成の意見を持っている。そのことについて7日の東京新聞は、次のように報道している;



(奥野斐)


――かつては選択的夫婦別姓に反対だった。

 制度が導入されると、「家族に影響がある」と思い込んでいた。私の家庭も親戚にも離婚した人がなく、親子が同じ名字なので、深く考えてこなかった。立場を聞かれれば反対と答えていたが、当事者の困りごとを想像できていなかった。制度導入で、例えば(別姓になれることを理由に)「おまえなんかこっちの家に入れないよ」といった逆差別が出る懸念も感じていた。


――なぜ賛成に転じた。

 当事者の声を聞いたからだ。私もそうだったが、導入反対の人は「家族や子どもに影響がある」と決めつけている人が少なくない。


――いつ考えが変わった。

 昨年8月、鈴木馨祐(けいすけ)衆院議員(自民)から紹介された市民団体「選択的夫婦別姓・全国陳情アクション」の井田奈穂事務局長の話を聞いて、選択的夫婦別姓制度を導入しても「家族に影響がない」と納得した。結婚時に夫婦同姓を強制しているのは日本だけ。別姓の制度の国で家族や子どもが不幸なわけではない。

 日本でも、離婚や子連れ再婚によって、親子で姓が違う場合がある。子どもに影響があると決めつけるのはおかしいと考え直した。その後も関連する論文を読んだりして勉強した。いかに自分の反対論には基盤がなく、稚拙だったか。反証できなかったのが大きい。



――選択的夫婦別姓制度は、自民党以外の政党はおおむね賛成の立場だ。

 自民党内の問題だ。私宛てに来た文書には反対派の国会議員50人の名前があった。文書の内容からは理解不足と差別思想を感じた。賛成派には、反対派の人たちを一人一人口説いていただきたい。私もYouTube(自民党埼玉県連青年局のチャンネル)などで発信している。


――反対する議員に伝えたいことは。

 別姓の制度を望む当事者の声を聞いてほしい。 私はこの問題だけはなぜか、要望に来る人をシャットアウトしていた。ジェンダーや男女共同参画を履き違えていたのかもしれない。 申し訳なく思っている。

 この問題は、結婚している人の半分は姓を変えていないので、当事者は必然的に少数者になってしまう。その切実な気持ちに寄り添うのが政治の役目。基本的人権として尊重すべきであるし、制度を導入しても誰も困らない。制度を求める人の意見に反証できるのか、真剣に考えてほしい。


 たむら・たくみ 1971年生まれ。衆院議員秘書を経て2007年から埼玉県議。 20年3月から1年間、県議会議長を務めた。日本会議会員。


2021年4月7日 東京新聞朝刊 11版 6ページ 「『反対』稚拙だった私」から引用

 結婚した二人が同じ姓を名乗るか別姓にするか、という問題は当事者が決めるものであって、選択的夫婦別姓制度に「反対する」ということは、端的に言うと「あの人たちが自分と違う考えを持つことは許せない」という意味になり、実にもって理不尽な話です。上の記事に登場する埼玉県議会の田村議員はその「問題」に気がついて、考えを改めたものと思われます。自民党議員で日本会議の会員でも、このような合理的な考えを持つに至ったと知って私は驚きましたが、考えて見れば当たり前のことですから、驚くほうが実は普通ではないのかも知れません。これからは自民党にも田村議員のような議員が増えて、自民党が名実ともに自由で民主的な政党になることを願います。





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最終更新日  2021年04月21日 01時00分05秒


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