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2021年09月05日
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テーマ: ニュース(96851)
カテゴリ: ニュース
20年間も武力でアフガニスタンを支配した米軍が、撤退を開始した途端に敵対していたタリバンが首都を制圧し米軍に支えられていた傀儡政権は隣国に逃げ出してしまった事件について、文芸評論家の斎藤美奈子氏は8月18日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 みなが恐れるタリバンとはどんな組織なのか。参照すべきは現地で長く活動してきた故・中村哲さんの言葉だろう。

 2001年、米国がアフガニスタンを爆撃した直後のインタビューで中村さんは答えている。

 「日本の論調では、ひと握りの悪の権化タリバンが力をもって罪のない民衆を抑圧するという図式が成り立っていたわけですけど、それはちょっと違うんです」

タリバンはソ連撤退後のアフガニスタンに平和と秩序をもたらした地域集団の集合で、人々は歓迎していた。 そこに英米軍が侵攻してきてグチャグチヤにされた。それが現地の庶民の感覚で、女性に教育を受けさせないといってもカブールには何十もの女学校があって「かなり規制は緩んでいたんです」。西側の報道がいかに一面的か、目が覚める思いがする。

 02年1月号から9回に渡って行われたこのインタビュー記事は、現在ロッキング・オンのウェブサイトで公開されている(「中村哲が14年に渡り雑誌『SIGHT』に語った6万字」)。

 20年後のいまもワシントン発の情報だけで判断はできない。平和を乱したのは誰だったのか。いまこそ考えるべきだろう。
(文芸評論家)


2021年8月18日 東京新聞朝刊 11版 21ページ 「本音のコラム-ほんとの姿は?」から引用

 米軍が20年間居座って指導した現地のガニ政権は、形ばかりの民主的選挙を行なったとは言え、その内実は汚職やその他の不正行為がはびこり腐敗した政権であったために、広範な国民の支持を得ることはできず、米軍の撤退と同時に崩壊することになったようです。世界最強の軍事力をもってしても、一国を完ぺきにコントロールすることはできないことが証明されたわけで、これからの国際社会は何を基軸として秩序を整えるべきか、発想の転換が求められます。





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最終更新日  2021年09月05日 01時00分07秒


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