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2021年12月09日
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テーマ: ニュース(96856)
カテゴリ: ニュース
国民が公文書の開示を請求したときに当該文書を黒塗りにして「開示」するのは実質的に「不開示」であり、違法であると総務相の情報公開に関する審査会が結論づけたことについて、前文科官僚の前川喜平氏は11月21日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 雅子さんが開示請求をしたのは2年以上も前の2019年9月だ。人事院は同年12月、約70ページの文書を「開示」したが、大部分を具体的な理由を示さず黒塗り(つまり不開示)にした。これに対し雅子さんが審査請求を行い、総務省の情報公開に関する審査会が今年9月「不開示は違法」と結論づけたため、人事院は黒塗り部分の開示に応じたのだ。

 問題は、そもそもなぜ人事院は19年当時大部分を不開示にしたのかだ。不開示の理由がないことは人事院も十分承知していただろう。 それでも不開示にした背景には当時の安倍官邸との関係が疑われる。人事院側か忖度(そんたく)したのか、官邸から指示されたのか・・・。

 人事院は3人の人事官(うち一人が総裁)からなる合議制の独立機関だ。内閣の所轄の下にあるが、内閣の指揮命令は受けない。それは人事行政の政治的中立性を確保するためだ。しかし 人事院が独立性や中立性を失っていることは、20年2月に人事院が国家公務員法の解釈を曲げ、黒川東京高検検事長(当時)の勤務延長を認めた時に露呈した。 今回の文書開示の経緯も、近年の人事院の堕落を示す一事例と言えるだろう。
(現代教育行政研究会代表)


2021年11月21日 東京新聞朝刊 11版 21ページ 「本音のコラム-人事院の堕落」から引用

 人事院がまともに機能していないことは、この記事が述べる通りである。人事院がどのような経緯で赤木雅子氏に開示する文書を「黒塗り」にしたのか、メディアは調べて報道するべきであり、問題点を明らかにして、国会が再発防止策を講じるべきであるが、新聞もテレビも「今まで黒塗りだった部分を開示した」と小さく報じただけで、問題の所在については一切口を閉じたままで、いまだに誰かを忖度している模様である。メディアが本来の「使命」を果たさなくなれば、社会の腐敗は一層進み、生産性は低下し、結果的に国力の衰退を招く。国民は考え直すべき時点にさしかかっている。





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最終更新日  2021年12月09日 01時00分05秒


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