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「ニュースウオッチ9」(24日、NHK)は「漁業者の12年」として三春智弘さんを追います。三春さんは 「関係者の理解なしには処分しない、との約束をほごにしたことは頭を下げるべき」 だと怒ります。西村康稔経済産業相がインタビューに答え「国は福島の復興に全力で取り組む」と。しかし汚染水の放出が復興の障害になることは必至。デスクは「汚染水を止めきれなかったことを国と東京電力は重く受け止めてほしい」と話しました。
「報道ステーション」(24日、テレビ朝日系)は、東電前の抗議行動を海外メディアが取材する様子を伝えます。漁業関係者の「損害を補償するというが、どのように補償するのか、具体的にしてから放出してほしかった」との声を紹介しました。23日の同番組は、海洋放出の影響を小さく見せるために、経済産業省が持ち出した各国の原子力施設のトリチウム排出量のデータを報じました。
そんな中、「サンデーモーニング」(27日、TBS系)は、長崎大学・鈴木達治郎教授の 「放出される処理水は通常の原発から排出されているものとは異なる。信頼できる第三者機関を設置して放出プロセスを監視すべきだ」 とのコメントを紹介。スタジオではジャーナリストの青木理氏が「燃料デブリは880トンあるのに事故から12年たった今も1グラムも取れてない」と廃炉計画に疑問を呈しました。 「報道特集」(26日、TBS系)の「タンク内の処理水の約7割は、トリチウム以外の放射性物質を取り切れていない」との指摘も重要です。
地下水の流入を防ぐ手だてや海洋放出以外の代替案など、各局は専門家の声を積極的に報道してほしかったです。
(こすみ・ひさよし=ジャーナリスト)
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