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半面、低調なのが中道改革連合で、公示前の議席を大きく下回る可能性があるという。新党の立ち上げに際して従来の政策を大転換した旧立憲民主党の判断が裏目に出た格好だ。まだ不確定な要素があるとはいえ、野党を応援したい私としてはガッカリである。
日本では10年に1度くらいの割合で「熱狂型の選挙」と呼ぶべき現象が起きる。2005年、小泉政権下での郵政選挙がそれだった。この時は自公が圧勝した。2度目の安倍時代の自民は国政選挙で6連勝したが、旧民主党から政権を奪取した12年の衆院選、やはり自公が圧勝した14年の衆院選が思い出される。そして今度は高市政権下での大義なき解散総選挙だ。
これら熱狂型選挙の特徴は首相個人の人気が勝敗を决していることだろう。政策も不祥事も無関係な人気投票型の推し活選挙。小泉劇場、安倍1強といった言葉が象徴的だ。逆にいうと、24年の衆院選と25年の参院選で与党が大敗したのは、裏金問題以上に、石破前首相の不人気が敗因だったのかもしれない。
「高市早苗が総理大臣でよいかどうかを問う選挙」だと豪語した高市首相は自ら推し活選挙だと宣言したも同然だ。小泉時代、安倍時代に何が起きたか思い出すとゾッとする。
(文芸評論家)
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