2016/03/09
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虎子の誇顧 0554_スタンフォード大、集中講義(6)
【 Photo of the Day 】= hampi-star-trail by N.Geoglaphic =
2016.03.09.
【 B.G.M. of the Day 】= Dire Straits - Sultans Of Swing (Alchemy Live) by You_Tube/jp
Click!!!⇒→  https://youtu.be/8Pa9x9fZBtY
≪【 虎子/ココの誇顧/ココ ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆】= 03月09日

 「解決策を100個考えなさい」とティナ・シーリグは言った 
= NewsWeek、2016年2月26日 ; 「独創的なアイデアを生み出すには粘り強さが必要」――米名門大学で教えられている人生を切り拓く起業家精神の教え(6)

講座表紙ー6-1
想像してみてほしい。チームで取り組むプロジェクトで、講師が「課題の解決策を最低100個考えてください」と言う。 10ではなく、100だ。なんとかアイデアを100個考えると、その中から1つ選び、プロトタイプをつくり、ユーザーの意見を集めて 授業で発表するよう求められる。そして発表後、講師がこう言うのだ。「最初からやり直してください」

この講義に一体どんな意味があるのだろうか  ◇ ◇ ◇

 2012年の春、ワーナー・ブラザース・レコードと共同で、「Creativity: Music to My Ears」と題したオンライン講座を開講しました。 講座の課題はすべて音楽をテーマにします。 たとえば、25,000人にのぼった受講者全員に、自己紹介 代わりに自分の人生を象徴するようなアルバムのカバーデザインを考えてもらいました。
他には、身のまわりで聞こえる音をマインドマップにしてもらう課題 や、講座で学んだことを最後に歌詞にしてもらう課題を出しました。

 二週間にわたってチームで取り組むプロジェクトでは、音楽で問題を解決することをテーマにしました。受講者は七人までのチームをつくり、 NovoEdプラットフォームで入手できる共同作業のツールを使います。 なかには異なる大陸の受講者が集まったチームもあり、それぞれが独自の見方を持ちこみました。

各チームは、解決すべき問題をひとつ選びます。 たとえば、パートナーのいびきや、家庭での節電といった問題です。

まずは、選んだ問題につい て、解決策を最低100個考えます。 どれも何らかの形で音楽が関係していなくてはなりません。 多くの受講者は、100個も考えるなんてばからしいと思いま す。 じつは、タイプミスに違いないと思い、クラスのブログに「ティナは10個と書くつもりだったに違いない。 100個なんてハード過ぎる」と書き込んだ受 講生がいました。

講座表紙ー6-4
 私はこう返しました。 「そこがポイントです。 イノベーションはハードワークです。 独創的なアイデアを生み出すには粘り強さが必要なのです」。 そもそもハードな課題なのだとわかると、ほとんどのチームが本気を出し、産みの苦しみを乗り越えて100個以上のアイデアを出してきました。

 この課題を通じて、受講生が発見したことがあります。 いちばん面白いアイデアは、もうアイデアが出尽くしたと思った後に出てくる、ということです。 たとえば、パートナーのいびきを解決する方法としては、当たり前の案が出尽くした後に、大きないびきを癒しの音楽に変換するフェイスマスクをつくる、という画期的なアイデアが出てきました。



講座表紙ー6-3
 オンライン講座では、インスピレーションを高めてもらおうと、ジョシュ・グローバンやジェイソン・ムラーズ、リンキン・パークのマイク・シノダ ら、ワーナー・ブラザース所属の有名アーティストのインタビュー動画も配信しました。 共通のテーマとして、曲づくりの過程と、完成した楽曲をファンに届ける過程で、どんな苦労があるかを話してもらいました。

彼らの曲は、細部まで作り込まれています。 何度となく曲や詞を書き直し、何か月もかけて制作されているのです。

ジョシュ・グローバンは、こう言っています。 「思いどおりの曲ができると今日は良い日だ、と思う。 でも、思いもかけない良い曲が できたりすると、今日は最高だと思うんだ」。 ほんとうに革新的なものをつくろうと何時間も集中し、壁を乗り越えたからこそ、そうしたことが起きるのだと、 ジョシュは知っています。
ツアー中は、毎回二時間の公演を最高のものにすることに集中し、時間も心もそれに捧げる、とも語っています。

 スタンフォードでも、学生自身が考える限界を乗り越えるような課題を出して、チームで取り組んでもらっています。 まず、三週間かけて100個のア イデアを出し、一番気に入ったものを選んでもらいます。プロトタイプをつくり、それに対する意見や感想をユーザーから集め、気づいたことを授業で発表して もらいます。 その後で、もう一度、最初からやり直すよう命じるのです。

講座表紙ー6-2


一通り最後まで経験したことで、第一弾の アイデアは出揃っていますし、ユーザーからの貴重なフィードバックも手元にあります。 振り出しに戻ることで、さらに良いものにするチャンスを手にしている のです。 こうして学生はもう一度、課題に没頭します。 そして二週間後には、アイデアもプレゼンテーションも各段に良くなっているのです。

 やり直しを命じられて最初はしぶしぶ受け入れていた学生も、二回目が終わる頃になると、やり直せてよかったと思うようです。 アイデアもプロトタイ プもプレゼンテーションも、最初のものは詰めが甘く、まだまだ改良の余地があることを心のどこかでわかっているのです。

コースの終了時には、一番楽しかっ た課題として、やり直しさせられたこの課題を挙げる学生が少なくありません。 自分ができたと思う時点で満足せず、最高の成果を追い求めることの大切さを学んだ、と学生は言います。

コースの期間がもっと長ければ、私はおなじ課題を何度も繰り返して出すでしょう。 繰り返すたびに、波のように新たなアイデアやひらめきが湧いてきて、より良い成果につながるのですから。
◇ ◇ ◇

 無から有を生み出すクリエイティブな行為である起業には、不屈の精神――すなわち粘り強さ――が必要だと、シーリグは言う。 「前例のない大胆なア イデアは徹底的に叩かれ、死の寸前まで追い詰められるもの」であり、それに屈することなく「長期にわたってやり続けられるイノベーターだけが、成功するこ とができる」というのだ。

講座表紙ー0

古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2016/03/09 06:30:18 AM
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