2016/08/26
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【虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 08月26日 】

【社説】中国の権力闘争、火種は金融政策
=The Wall Street Journal、2016 年 8 月 19 日

  中国では次の共産党全国代表大会(党大会)を前に後継者争いが繰り広げられている。 今回の争点はイデオロギー上のスローガンではなく金融政策だ。 その結果は経済成長減速への中国の対応に影響することになる。

 争いの一方にいるのは、国務院(内閣に相当)を通じて政府機構を支配し、経済運営を担っているとされる李克強首相だ。 李氏は経済の健全性とその迅速な成長を維持する必要性を強調している。

 李氏の右腕である張高麗・副首相は3月、1-3月期は「明るい見通し」だとし、一部難題を乗り切って来年は「青空と穏やかな水」が期待できると述べた。 国務院配下の政府関係者は、中国政府が過去の景気減速時にしたように、U字回復に向けてさらに金融緩和を行うべきだと主張している。

 争いの他方にいるのは、党内で経済政策に対する支配権を李氏から奪っている習近平国家主席だ。 5月9日、習氏の筆頭経済顧問である劉鶴氏と思われる「当局者」が、明るい見通しという発言にかみついた。 この人物は、経済はL字基調をたどり、1~2年では回復しないとの予想を示した。 

• 謎の習主席批判に見る中国政治の動揺 : http://jp.wsj.com/articles/SB12495755728542884874804581628430616158552
• 政治優先の中国、影ひそめる現実主義 : http://jp.wsj.com/articles/SB11901099142879894403204581586361697451624
• 中国悲観論が加速、指導部への失望感で : http://jp.wsj.com/articles/SB11865717880025093900504581545463795388884

 予想の背景には、中国経済が金融緩和策と信用拡大に依存しすぎているとの見方がある。 習氏の陣営は、重工業の過剰能力削減と資産バブルの沈静化に向けた「供給サイド」改革の必要性を訴えている。 

   中央銀行に今、思い切った利下げを許せば状況を悪化させるだけだ。 中央銀行が昨年10月以降、インフレ減速にもかかわらず金利を据え置いているのもそのためだ。

 習氏陣営の中国経済の問題点に対する見立ては時に、ジム・チャノス氏ら中国に弱気な米投資家の主張と似ている。 現状は閉鎖が必要な「ゾンビ企業」があちこちにある。 中国国営メディアは長年不動産バブルを否定してきたが、今や価格上昇は持続不可能だと警鐘を鳴らしている。

 しかし、習氏の顧問団は、バブル崩壊ではなく、経済はこれまでより遅いペースながら成長を続け、数年後には堅調さを取り戻すと予想している。 それが合っていようが間違っていようが、習氏には政治的にメリットがある。

 景気が何とか回復した場合は、自らの手柄にできる。李氏を経済知識が豊富で反腐敗運動を指揮する王岐山氏にすげ替えられるかもしれない。

 不良債権がはっきりと露呈し、中国がリセッション(景気後退)に陥った場合は、その責任を李氏のリスク管理の甘さのせいにできる。李氏は胡錦濤・前国家主席と同じ派閥に属しており、債務のほとんどは胡氏の政権時代に積み上がったものだ。

 したがって、李氏とその同朋は危険な経済ポピュリズムを追求したとして粛清される可能性がある。


 習氏は胡氏よりも大きな権力をふるっているが、抵抗に遭っていないわけではない。中国国家発展改革委員会(NDRC)は利下げと預金準備金率の引き下げを勧告した報告書を公表した。 国務院配下にあるNDRCは、報告書をその日のうちにウェブサイトから削除した。
 しかし、大手国有企業もいずれ政府に金融刺激策の実施を働きかけるだろう。 彼らは景気減速に苦しめられている上、その経営者は閣僚級の党幹部だ。

 習氏は今のところ経済改革を推進できておらず、その動機も政治的なものかもしれないが、金融引き締め策は中国経済にプラスの効果をもたらすだろう。 資産バブルと過剰債務は解消される必要がある。 また、ゾンビ企業の破綻は起業のチャンスが増えることになる。

 しかし、いったん信用バブルがはじけると、いつ政策を転換し、金融緩和に踏み切るかを見極めるのが難しくなる可能性がある。 日本では1990年にバブル経済が崩壊したあと、バブル再燃を警戒した日銀が行動に移るまでに数年かかった。

 その結果、流動性のわなに陥り、いまだに抜け出せずにいる。

 習氏とその顧問団は恐らく同じ過ちは犯さないだろう。 しかし、金融政策は今、後継者争いの争点になっている。

 来年開かれる党大会では、2022~32年まで中国を統治する2人の指導者が選ばれることになる。 習氏は金融引き締め策を貫いている。 同氏が迅速な政策変更に苦戦していることは、中国の時代遅れの政治がいかに現代経済の運営を阻害しているかを物語っている。


古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2016/08/26 05:53:16 AM
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