2017/04/04
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【虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 04月04日 】

王毅外相「日本は『心の病』を治せ!」――中国こそ歴史を直視せよ
=NewsWeek_Column_2017年3月29日、遠藤 誉(1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士)

日本は"心病"(心の病)を治せ! ―― 王毅外相、記者会見で
王毅外相は先般の記者会見で、日本の記者からの「今年は日中国交正常化45周年だが、日中間の歴史問題を乗り越えるために何か良い方法はあるか?」という質問に対して、おおむね以下のように答えた。 中国共産党の機関紙「人民日報」の電子版「人民網」が伝えた。

――今年はたしかに中日国交正常化45周年記念だが、同時に"盧溝橋事件"80周年の年でもある。 一つは平和への道であり、もう一つは戦争と対抗への道だ。 80年前、日本は全面的に中国を侵略し、中国やアジア各国の人民に甚大な災難をもたらし、最終的に日本自身が失敗の深淵への道をたどることとなった。 45年前に日本の指導者は歴史を反省したはずだが、しかしこんにちに至るもなお、日本には歴史の逆行をもくろむ者がいる。

われわれは日本との関係を改善したいが、そのためには日本がまず"心病"(心の病)を治さなければならない。 そして中国が絶え間なく発展振興している事実を、理性的に受け入れなければならない。(ここまで引用、以下略: http://world.people.com.cn/n1/2017/0308/c1002-29131795.html ) なんという傲慢さ。 中国共産党自身が自らの歴史の真相を隠蔽していることを、国際社会がいつまでも知らずにいるとでも、思っているのだろうか?

中国共産党の歴史の真相を隠蔽している中国
拙著『毛沢東 日本軍と共謀した男』にも詳述したように日中戦争(抗日戦争)中、中共軍を率いる毛沢東は、中共軍が日本軍とまともに戦うことを許さず、中共スパイに指示して、蒋介石が率いる国民党軍の軍事情報を日本側外務省系列(の岩井公館)に高く売りつけ、日本軍が国民党軍兵士をやっつけやすい状況を創り出していた。 国民党軍の軍事情報は、1936年末に起こした西安事変により1937年に入ってから始まった国共合作によって入手できた。

そして、1937年7月7日に盧溝橋事件が起きて日中戦争が本格化すると、同年8月、毛沢東は洛川会議を開いて、「中共軍の兵力の10%しか抗日のために使ってはならない。 70%は中共軍拡大のために使い、残りの20%だけ、国民党軍と妥協するために(あたかも国民党軍と合作しているかのごとく装うために)使え」と命令している。


この70%の中には、岩井公館からせしめた高額の情報提供料(外務省機密費)によって中共軍を強大化させる資金が入っている。 この資金は武器購入以外に、主として民衆を中共側に惹きつけるための(虚偽の)思想宣伝費に使われた。中国共産党というのは「(偽の)宣伝」によって拡大してきたようなものだ。そして昔から「宣伝力」だけは、実に巧みだ。 この「70%、20%、10%」という割合は、「七二一方針」という専門用語として戦史にも載っている。

その死により天安門事件を惹起した胡耀邦・元総書記は、改革開放(1978年12月)後、真実を語ってもいい時代が来たと思ったのか、1979年2月にスピーチの中で「もし中国人民がわれわれ(中国共産党)の歴史の真相を知ったならば、人民は必ず立ち上がり、我が政府(中共政府)を転覆させるだろう」と言ったことがある。 
   胡耀邦・元総書記が語った「われわれの歴史の真相」とは、まさに筆者が『毛沢東 日本軍と共謀した男』に書いたことであり、その中にはこの「七二一方針」が含まれている。

習近平政権指示――中共の歴史的過ちを語ってはならない
習近平政権が誕生してから言論弾圧が激しくなったことは今さら言うまでもないが、2013年に出された「七不講(チー・ブージャーン)/七つの語ってはならないこと」の中には、「中国共産党の歴史的過ちを語ってはならない」というのがある。 

互いに話をしてもいけなければ、特に教育機関で「絶対に教えてはならない」ということになっている。そのため大学の教室には、いくつもの監視カメラがあり、教師が何を語ったかをチェックするようになっているという。


もし、中国共産党が「知られては困ること」をしていなければ、何も「中国共産党の歴史的過ちを語ってはならない」などという「禁止令」を発布する必要はなく、監視カメラで教員を監視する必要もないだろう。 「知られては困る、建国の根幹に関わる嘘」を抱え込みながら、「中国共産党が如何に偉大で」「抗日戦争時代、いかに勇猛果敢に日本軍と戦ったか」「だからこそ、中華人民共和国が誕生したのだ」などという虚偽の思想宣伝を強化しているからこそ、ますます言論弾圧を強化しなければならなくなっていくのである。

筆者のかつての教え子たち(元中国人留学生)の多くは、すでに中国の大学の教授クラスになっているが、彼らもまた監視の中にあり、絶対に中共政権に批判的なことや懐疑的なことを言うことはできない。 もちろん文化大革命とか天安門事件などに触れてはならず、ましていわんや、抗日戦争中に中共軍が日本軍と結託していたなどということなど、おくびにも出してはならない。 即刻、逮捕投獄されるだろう。

経済学の授業で「国家資本主義」という言葉を使ってしまった元教え子は辞職に追い込まれた。 このように、ついうっかり言った者でも拘束されるし、真実を語りたい者は逮捕投獄を覚悟するか、投獄を逃れて海外に逃亡して、海外で発信するしかないのである。

ラージャオ氏:日本はなぜ「中国こそ歴史を直視しろ!」と、主張しないのですか?  =遠藤 誉氏との対談の一部を明日記載=

たしかに――。 中国人民は自分からは叫びにくい。 中国人民が叫んでこそ説得力があるという側面はあるが、国内で叫べば逮捕投獄される。 虐げられている中国人民に手を差し伸べてあげることこそ、真の"友情"であり"思いやり"であり、"国際的責任"でさえあるという側面も見落としてはなるまい。


古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2017/04/04 06:00:03 AM
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