2017/04/16
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【虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 04月16日 】

米中首脳会談、中国はどう受け止めたか?=後節= /

米中首脳会談は「大成功!」と中国国内報道
米中首脳会談に関する中国国内における報道は、きらびやかさに満ち、ただひたすら中国の外交勝利を讃えるものに貫かれている。 まず初日の晩餐会に関しては習近平国家主席夫妻とトランプ大統領夫妻が、「いかに互いを尊重して円満な雰囲気の中で行なわれたか」を讃えた。

たとえば中国共産党の管轄下にある中央テレビ局CCTV-1のニュースやCCTV13をご覧いただきたい。 ≪ http://tv.cctv.com/2017/04/07/VIDEJzfCitadzCVgtJx7jJIw170407.shtml & http://tv.cctv.com/2017/04/08/VIDEb4QHH6aeqEiV0BqFTwdd170408.shtml ≫

そこでは概ね、以下のような説明をしている。 ―  習近平は「トランプ大統領と非常に有意義な会談をおこない、中米関係に関して重要なコンセンサスを持つに至った。 われわれは相互尊重と互利互恵の基礎の上に立って、貿易投資や外交安全、サイバー・セキュリティ、人文交流など広範な領域において協力を遂行していくことを確認し合った」と語り、一方、トランプは「習主席の指導のもと、中国が際立った発展を遂げたことを、世界中の人が尊敬し注目している。 習近平主席とは初めて会談したが、さまざまな意見を交換することができて、実にすばらしい話し合いを持つことができ、友情深い関係を築くことができた」と述べた。

このように、やたら「晩餐会は実に友好的に雰囲気に溢れていた」と褒めそやした。 CCTV13にあるトランプ大統領の5歳の外孫(イヴァンカさんの娘)が『茉莉花』(モア・リー・ホワ)という歌を中国語で歌った場面は、新華社が特に報道したため、他の多くのメディアが転載した。 たとえば「鳳凰網( http://news.ifeng.com/a/20170407/50902201_0.shtml )」や「捜狐( http://news.sohu.com/20170408/n487112991.shtml )」などがある。

この歌は中国人民解放軍専属の歌手だった彭麗媛夫人が歌ったことでも有名で、習近平国家主席がまだ浙江省の書記をしていた2005年の春節の宴で歌った映像も残っている(「春節の宴」は日本の「紅白歌合戦」に相当するようなCCTVの恒例行事)。 イヴァンカさんは自分の子供たちに中国語を覚えさせ、今年のワシントンにある中国大使館で春節の催しが開かれたときには、子供たちを連れて中国大使館に行ったこともある。 彭麗媛夫人はそのことを最大限に利用して、「夫人外交」を展開した。

習近平国家主席のこのたびの外訪は、フィンランド訪問を含めて専門のウェブサイト
「出訪Visit」(新華網 http://www.xinhuanet.com/world/cnleaders/xijinping/xjpcfmf1704/index.htm )などが作成され、大々的に「外交勝利」を謳っている。


中国にとって「勝利」ではなかったはず ―― 共同記者会見もなく
二日目(現地時間7日)の実務的会談や二人だけの散歩に関しては、多くのメディアが「新華網」の写真などを転載している。 たとえば前出の「中華網」などがあり、動画ではCCTV13で観ることができる。
 いずれも「習近平・トランプ」の緊密さと中国の「外交勝利」を讃えるものばかりだ。 ―― しかし共同記者会見さえなかった首脳会談が、「勝利」だとは、とても思えない。 結果的に米中間で、おおむね以下のような方向性が確認されたようだ。

●貿易に関しては100日間かけて両国間で協議解決する。 / ●北朝鮮に関しては米中とも北の暴走を食い止めることでは一致しているが、方法論に関しては平行線。 中国はあくまでも米朝が対話のテーブルに着くことを要求し、アメリカは(シリア同様)、いざとなったら軍事攻撃をとることを選択肢の一つとする。 同時に北と関係を持っている中国企業を個別に叩いていく。 これに対して習近平側は、明確な回答を避けている(後者に関しては、黙認したとも受け取れる)。

では、今後中国はどうするのか?
これに関しては、筆者の推測だが、中国はいま、以下のような可能性を考えているのではないだろうか。

○アメリカがシリアを攻撃したことにより、北朝鮮がさらに核・ミサイル開発を加速させる危険性がある。 / ○アメリカがシリアに力を注がなければならなくなった分、北朝鮮には、それほど大きな力を注げなくなる可能性がある。 だから、ひょっとしたら逆に北への武力攻撃は抑制するかもしれない。 / ○アメリカはロシアを完全に敵に回したので、北への攻撃がしにくくなる。 全面戦争になる可能性が高まるから、決断を延期するかもしれない。 / ○あるいは逆に5月9日になると、韓国に親中・親北朝鮮・反米の政権が誕生する可能性があるので、その前に北への武力攻撃を断行するかもしれない。 事実アメリカは8日、韓国に核兵器を配備するかもしれないと発表した。 となれば朝鮮半島における戦争が現実味を帯びてくる。 / ○いずれにしても中国へのプレッシャーは高まり、中国としても北への圧力を強化するしかない。 中国への圧力という意味では、シリア攻撃と首脳会談は一定の効果を発揮した。

日本は?
まだまだあるが、長くなり過ぎた。 少なくとも日本としては日米韓の同盟が強化できるよう、日韓関係を修復しなければならないだろう。 しかし韓国は自国の安全よりも慰安婦問題を重視し、それによって選挙民の心をつかもうとしている。 この≪愚かな≫現状を、日本は打破できるのか。

そして武力攻撃が始まったら(始まらなくともその可能性はあるが)、北が最初に狙うのは在日米軍基地であることを肝に銘じなければならないだろう。 アメリカによる北への武力攻撃は、ひとごとではない。 いかにして日本国民を守るか、真剣勝負が目前に迫っている。


古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2017/04/16 06:00:04 AMコメント(0) | コメントを書く


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