2020/01/08
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【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 01月08日  】
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プーチンの成績表:巧みな情報工作で外交は大成功、でもロシアは腐敗した「泥棒の国」に

= NewsWeek_Column_2019年12月27日、CIAが視る世界 グレン・カール
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はここ数年、アイスホッケーに挑戦中だ。アリーナを埋めた1万7000人の観衆が、ホッケー界のオールスターとプレーする指導者に歓声を送る。この貴重なゲームは全国中継され、アナウンサーは息を弾ませてプーチンのゴールを報告した。

ロシアのアイスホッケーは華麗で美しく、驚くほど芸術性が高い。ただし、プーチンのスケートは未熟な3歳児のよう。試合での活躍は茶番だが、やや強引なカメラワークでそれらしく見せている。

プーチン体制自体も、見掛けを取り繕った「はりぼて」の部分が多い。私はCIA時代の経験から、ロシアの外交政策と情報工作の多くは場当たり的で不正まみれ、矛盾だらけだと断言できる。それでもプーチン政権とロシアの情報機関は忍耐と勤勉さ、並外れたスキルを発揮した。

外交政策は大成功だが
プーチンは戦略的集中と機を見るに敏な対応を武器に、世界におけるロシアの影響力を高めてきた。内政でも同様に成功を収めた。だが長期的な国力の基盤となる経済の面では、これまでの実績は惨憺たるものだ。

プーチンのロシアは、アメリカ主導で形成された戦後の国際秩序に代わり、複数の大国の「勢力圏」が併存する国際秩序の確立を目指した。この体制のほうが、より強大なアメリカに対抗してロシアの影響力を(特に中・東欧の近隣諸国で)強化できるからだ。同時にロシアの民主化や、法の統治に基づく社会と経済の民営化を求める欧米の圧力を阻止する役にも立つ。

さらにプーチンは、天敵アメリカを弱体化させるため、アメリカ人の民主主義への支持を低下させて互いに争わせようとした。米欧の引き離し、EUの弱体化、イギリスとヨーロッパ大陸の引き離し工作も進めてきた。
いずれもロシア外交の行動の自由を拡大することにつながる戦略だ。中東でも旧ソ連時代以来、久々に影響力強化に乗り出した。

プーチンは以上の全てで成功を収めた。ロシア情報機関は米民主党のヒラリー・クリントン候補をおとしめ、共和党のドナルド・トランプ候補を支援し、アメリカ社会の緊張を高めて民主主義への信頼を損なうことで、2016年の米大統領選挙に干渉。選挙結果に影響を与えた。これは歴史上、最も成功した秘密工作活動の1つだ。



プーチンのロシアはウクライナからクリミアを併合しただけでなく、事実上、ウクライナ領土の3分の1も奪った。ここでもロシアの情報機関が積極的に動いた。彼らは親ロシアの候補を支援し、親欧米の候補をおとしめることで、ウクライナへの内政干渉にかなりの程度まで成功した。

ロシア情報機関はブレグジット(イギリスのEU離脱)も後押しした。NATOがフランスのエマニュエル・マクロン大統領の言う「脳死」状態に陥ったのも、アメリカとその他の加盟国間の不和を広げようとするプーチンの動きが大きな原因だった。
プーチンのシリアへの介入はバシャル・アサド大統領の体制を救い、ロシアはアメリカに代わってシリア国内で影響力を競い合う無数の勢力の最終的な調停者となった。

現体制の持続性に疑問
プーチンは非の打ちどころがない情報工作と果断な軍事作戦の組み合わせによって、これらの戦略目標を達成した。

だが、プーチンがロシアへの手痛い制裁の引き金を引いたのも事実だ。プーチンの「傀儡」であるトランプも、欧米でプーチンのペテンに対する怒りが高まり、厳しい反応が出る事態を止められなかった。長期的に見れば、いずれプーチンは個々の細かい局面では賢明だが、大きな戦略を見誤った愚か者だったと証明される可能性は十分ある。

プーチンはロシア国内の政治状況を操作することにも成功した。偽情報の流布、メディア支配、宣伝工作、警察と情報機関を使って政敵を排除し、幅広い支持を獲得した。
プーチンの下手くそなアイスホッケーの中継や、上半身裸になってシベリアで狩りに興じるマッチョな映像は、英雄を求めるロシア人気質によく合うようだ。脚色された英雄像だが、この分かりやすい演出はうまく機能してきた。

だが経済面では、プーチンは無能なリーダーだった。ロシア経済の構造改革については、ほとんど何もしていない。民営化は遅々として進まず、経済構造は石油と天然ガスの輸出に依存する第三世界型経済のままだ。資源産業と経済活動の大半を新興財閥オリガルヒが支配している。



ロシアはプーチンの下で、経済破綻の社会主義国家から、非効率で腐敗した「泥棒の国」に姿を変えた。最悪なのは、それが意図的な選択だったことだ。プーチンは汚職の拡大を権力強化の手段に利用し、法と私有財産権に基づく経済発展をないがしろにした。

長期的には、3歳児並みのアイスホッケーと巧みな政治宣伝、目覚ましい外交的成果と硬直した経済の組み合わせでは、現体制を維持できなくなるかもしれない。プーチンが72歳になり、大統領の任期が切れる2024年が最初の関門になりそうだ。

習近平の成績表:毛沢東以来最強の指導者、国家分断の懸念もあるが国内世論の支持は強い /前節
= NewsWeek_Column_2019年12月27日、メリンダ・リウ(北京支局長)
外から見ると、中国の習近平(シー・チンピン)国家主席は多くの難題を抱えているように映る。

奇跡とも言われた経済成長は、すっかり減速。新疆ウイグル自治区のイスラム教徒の扱いは、外国メディアに批判されている。香港はもう半年も抗議デモに揺れ続け、外交面ではアメリカとの熾烈な貿易戦争から抜け出せない。

だが習に批判的な諸外国の面々さえ、「習大大(シーターター)」(「習親分」「習おじさん」の意)がその強権的な政治手法によって、非常に大きな存在になったことは認めている。
習は中国で毛沢東以来最強の指導者だ。2013年に国家主席に就任すると、驚くほどの速さと猛烈な勢いで政治的統制を強化し、大方の予想を上回る実績を上げてきた。

習の下で中国政府は、先進技術を活用して国民の監視も強化。インターネットの検閲システムも築き上げた。温和そうな外見とは裏腹に、「習親分」は国を統制するために激しい闘いを繰り広げてきた。腐敗撲滅の名を借りて多くの政敵を排除し、自分に近いテクノクラートや軍人を要職に就けてきた。
・・・・・・明日に続く




古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2020/01/08 05:50:06 AM
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