2021/01/15
XML
【Photo of the Day= Tre Cime di Lavaredo = by N.Geoglaphic】

【B.G.M. of the Day= Dave Brubeck - Take Five (1 Hour Version) DVD =】
【 虎子/ココの誇顧/ココ; 彷徨癖者・如水が愛犬のココ(ボクサー犬)の悲嘆・感嘆 / 令和3年01月15 】
​
​ 米議事堂乱入に中国は「狂喜」するが......信じたいアメリカの修復力 =後節=​
= NewsWeek_Column_2021年01月10日 遠藤誉 中国問題グローバル研究所所長/理学博士。


これらは膨大に沸き上がってくる画像と動画とコメントのほんの一部に過ぎないが、少なくとも熱狂ぶりがうかがえるだろう。これが中国大陸ネットの状況なのだ。どの国よりも強烈で熱く激しいだろう。
何といっても中国はトランプ政権から「民主がない」「民主を弾圧している」と非難されて多くの制裁を受けてきたので、「これがアメリカの民主なのね!」と喜ぶのも、わからないではない。

かつて中国では公安関係者が巷での小さな暴動を起こした人に致命傷になるような銃を発砲した場合など「アメリカだったら、足に向けて発砲して逃げられないようにするだけなのに...」と、中国の公安関係者の「非民主性」と「残虐性」を非難し、アメリカに憧れたものだ。中国の若者にとってもアメリは「憧れの民主の砦」だったのだ。しかし、若いネットユーザーたちもアメリカの「民主」の実態を知ってしまった。


アメリカ民主の修復力
それでもなお、アメリカの民主に対する修復力を信じたい。何よりも注目したいのはペンス副大統領の対応だ。ペンスはこれまで最も忠実なトランプ政権の閣僚であったはずだが、それでもこの乱入に関しては毅然として抗議している。日本時間で1月7日に入ってから、乱入者が排除され合同会議が再開されたが、再開に当たってペンスは以下のように述べている。
――アメリカ議会の歴史において暗黒の日になった。ここで起きた暴力を可能な限り強い言葉で非難する。大きな混乱を引き起こした人たち、あなたたちは勝利しなかった。暴力が勝利することはない。自由こそが勝つ。世界の国々は、われわれの民主主義の回復力と強靭さを目の当たりにするだろう。


トランプはペンスを裏切り者と罵ったが、しかし「民主主義は死なず」という印象を与えた。共和党のブッシュ元大統領も「これは政治が不安定な国の選挙結果で争いが起きたときに起きる現象であって、民主国家の私たちの国(アメリカ)で起きることではない」として強く非難した。
アメリカの民主主義への深い魂は、どんなに人種差別や貧富の格差が生まれようとも、粘り強い修復力を持っている。日本のような借り物の民主主義とは違う。自分で勝ち取った民主だからだ。

G7の中で意思表示をしないのは日本のみ
G7の中で今般のアメリカの議事堂乱入に関して非難声明を出していないのは日本だけではないだろうか。



フランスのマクロン大統領は英語でビデオメッセージを出し、「世界で最も歴史のある民主主義の国の一つで、現職大統領の支持者が正当な選挙結果に対して暴力による異議を唱えた。これにより投票という民主主義の普遍的理念が傷ついた」と訴え、イギリスのジョンソン首相は「トランプ大統領が人々に議会に向かうよう促した」と強調して、自由で公正な選挙結果を疑い続けたことが原因だと非難している。

ドイツのメルケル首相は「怒りと悲しみを感じる」と沈痛な面持ちで嘆いた。イタリアのコンテ首相は「暴力は民主主義の権利と自由の行使とは相容れない」とツイッターに書き込んだ。カナダのトルドー首相は「カナダ人は 深く心を乱され、悲しんでいる 。アメリカの民主主義は支持されなければならない」と述べ、「暴力は民意を覆すことには成功しない。アメリカの民主主義は支持されなければならない」とツイートした。

さて、日本は――?
日本の民主主義はアメリカから「与えられた」あるいは「強要された」ものであり、それをありがたく頂きはしたが、自ら命を懸けて勝ち取ったものではない。日本には「民主や自由」といった普遍的価値観の土壌が浸み込んでいないのだろうか。政権与党に忖度をするという「美徳」はあっても、民主や自由のために命を懸けることを尊ぶ魂があるとは思いにくい。

だからアメリカの政権与党というか、現大統領に対して「民主が死んだ」として非難するような勇気はないだろう。日本の「民主」自体が、存在しているのか否かさえ、疑問なのだから。中国のネットに面白いジョークが載っていた。
――アメリカ人とロシア人が「どっちの国の方が言論の自由があるか」に関して論争していた。アメリカ人が「もちろん我が国に決まっている。アメリカでは大統領の悪口をいくらネットに書いても捕まったりはしない」と言った。するとロシア人が「それは素晴らしいね」と言った。そして「でも、あなたたちアメリカ人はネットで大統領のことを礼賛したりすることができるのか?」聞いた。アメリカ人は黙ってしまった。

今のところ、トランプ大統領のツイートは永久に禁止されているそうだ。これもアメリカの「自由と民主」の一つかもしれない。一民間企業ではあっても、すでに現在の主要な「メディア」となってしまっているプラットフォームに普遍的価値観による判断を下す力を与えてしまっているという「社会の力」が働いているのだから。
時間はかかるだろうが、アメリカはこうして、混沌の中から何かを生み出していく可能性もある。ただ何れにせよ、トランプの登場はアメリカの「深い病」を浮き彫りにしてしまった。民主への修復力は信じたいが、この「病」の根は深い。



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
---------下記の姉妹ブログ 一度 ご訪問下さい--------------
【壺公夢想;紀行・随筆・探検譜 http://thubokou.wordpress.com/ 】
【疑心暗鬼;民族紀行・歴史紀行    http://bogoda.jugem.jp   】
【閑仁耕筆;冒険譜・歴史譜   http://blog.goo.ne.jp/bothukemon 】
・・・・・
スマイル
クリック 宜しく・・ ブログランキング・にほんブログ村へ ・・ 人気ブログランキングへ ・・ 再会を期して, 涯 如水 ・・・・・
​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021/01/15 05:50:04 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Profile

涯 如水

涯 如水

Category

Free Space

※ お願い
下記リンクの移行は本稿(左側⇦)下端部のURL:より

【閑仁耕筆;探検家・挑戦者・登山家の譜講】
・ハインリッヒ・ハラー/オーストリア;- 01~XX節(2014-04-08)
・ジョウジ・マロリー/イギリス;- 01~09節(2014-04-06 )
・ラインホルト・メスナー/イタリア ;- 01~04節(2013-10-29)
・ウーリ=-・ステック/スイス  ;- 01~03節(2013-10-19)
・アナトリ・ブクレーエフ/ロシア ;- 01~06節(2013-10-13)
・探検家フリチョフ・ナンセン博士; - 01~12節(2013-10-13)
・探検家ゼブ・ホーガン博士;- 01~09節(2013-09-28)

【壺公夢想;Home_Page・夢想空間】
紀行随筆
・汗血馬の故郷へ;
・天山南路・歴史紀行;
・天山・草原のシルクロード;
・天山・激動の草原地帯;
紀行エピローグ・写真随筆;
西域人物伝・ティムール;
西域人物伝・ティムールの系譜;
ティムールの系譜“ムガル帝国”;
ジンギスハーンの系譜
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第一部・第一章ジュチ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第一部・第二章バトゥの野望
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第二部チャガタイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第三部オゴデイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第四部トルイ家の覇権
・“アルタン・ウルク/黄金の家”第五部フレグ家の覇権
騎馬遊牧民族
・匈奴の勃興と移動
・欧州・アッチティラの動乱
・ジュンガリア =最後の騎馬遊牧民国家=
絹繡之路(シルクロード)夜咄
・シルクロード夜咄・四駿四狗
・シルクロード夜咄・智謀の将
・シルクロード夜咄・運命の綾
ムガル帝国・建築文化

Calendar

Archives

2026/10
2026/09
2026/08
2026/07
2026/06
2026/05
2026/04
2026/03
2026/02
2026/01

Favorite Blog

スカルノ4 beabea65さん

青空日和 紘子.さん
TOKKOの 詩的な生活 T0KKOさん
しあわせが似合う人 Melody*さん
わたしのブログ 穏やかな海さん
ユーラシア大陸を旅… ユーラシア人さん
気ままにいろいろ NAKA3さん
花*hana*花 *紫陽花*さん

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: