2022/01/05
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忘備忘却録 狂貢
◆ 天声人語の第1回が大阪の朝日新聞で掲載され(1904年)、試験のネタ作りに悩まされていた先生などから好評を得ることに。 ◆ ドイツ・ミュンヘンでオカルティストたちが団体を作るが(1919年=共産主義団体のスパルタクス団が蜂起、一方でドイツ労働者党/ドイツ労働者党)、15年くらい経ってドイツを支配する独裁政党と化した。 ◆ 韓国で34年ぶりに夜遊びが公認され、家庭を守る主婦に午前様を待つ負担が増える(1982年)。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年01月05日 】
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​ 冷戦思考のプーチン、多様性強調のバイデン 米欧露が迎える新局面とは?
 =後節=​

= NewsWeek_Column_2021年12月28日、パリの欧州・EU特派員今井佐緒里


ロシアがクリミア半島を占領した2014年以降、米国はウクライナに25億ドル以上の援助を提供してきた。米国防総省は3月、ウクライナの領海防衛を支援する武装巡視船2隻を含む、1億2500万ドルの軍事支援パッケージを発表した。10月末には、対戦車防衛システム「Javelin」30基が納入された。「Wall Street Journal」によると、以前アフガニスタンで使用されていたMi-17ヘリコプターの話もあるという。ウクライナは、海だけではなく、防空システムも希望しているという。

「ウクライナ人が攻撃されたときに、自らを守るための訓練と装備を整えることを、我々は支援しているのです」と語るのは、2017年に米国のウクライナ特別代表に任命されたカート・フォルカー氏だ。現在は、欧州政策分析センタ(CEPA)の研究員である。

「バイデン大統領は、クリミアの併合、グルジアの一部の占領、選挙妨害、ナワリヌイ氏の毒殺(未遂)、ヨーロッパでの暗殺や毒殺など、多くの問題でロシアを追及しないことを選択したのです」
「モスクワとの二国間関係において、より安定した、予測しやすい関係を作りたかったのでしょう」
「ウクライナ側には、法の支配や司法、汚職問題、NATOとの相互運用性など、もっと実行すべき改革があるはずです」

確かに、民主主義サミットを主催するバイデン大統領は、9月にウクライナのゼレンスキー大統領がワシントンを訪問したとき、NATOの加盟問題にあまり踏み込まず、ウクライナの汚職や統治(ガバナンス)の問題に苛立ちをもっていると報道されていた。

さらにフォルカー氏は「ウクライナがNATO加盟の準備ができておらず、アメリカが加盟を積極的に推進していないからと言って、この見通しを永久にテーブルから外すべきということにはなりません」とも語る。
ウクライナやジョージアなど「これらの国は、安全保障の方向性を選択する権利を持つ独立国です。たとえNATO加盟国になる準備が出来ていないと判断されても、彼らの権利は維持されるべきです」ということである。

責任逃れの証拠残し
次に、今一番米欧が気をつけているのは、ロシアに攻撃の口実を与えることだ。だから言動には注意を払う。バイデン大統領の発言は、もし本当にプーチン大統領が侵攻を決断した場合、「私たちが悪いのではない」「ロシアのせいでこうなったのだから、こう対処せざるを得なかった」と明言できるような、責任逃れの証拠残しであるように見えると分析される。

その点は、ロシア側も同じである。バイデン大統領が弱腰を見せたから、プーチン大統領がありえない要求を叩きつけたとは見られていない。プーチンの側も、「このように正式に要求したのに、相手はちっとも聞こうとしなかった」「だから、こう対処せざるを得なかった」という、責任逃れの証拠作りに見えると言われる。

また、クレムリンに近いとされるアナリスト、フョードル・ルキアノフの雑誌『Russia in Global Affairs』は、「最後通牒を思わせる」と述べているという。つまり最初から、状況は変わっていないように見える。プーチン大統領の最終目標は不明なままである。国が経済制裁で壊滅的な打撃を受けてでも、ウクライナに侵攻するか否かという問いがあるままだ。



ロシアはもはや地域大国でしかなく、往年の面影はない。ロシア経済は、長年の制裁で、瀕死状態と言われている。クリミア半島と黒海という戦略上重要な領土のためなら、ウクライナ領の南と東を目的とする可能性が高い。さらに、もし「ロシア発祥の地」とされる首都キエフを取り戻すためなら、さらに戦火は大きい恐れがある。

一方で、このままこう着状態が続く可能性や、取りあえずは外交的妥協が生まれる可能性もある。「取りあえず」というのは、米欧がロシアの要求をそのまま飲むとは、全く考えられないからだ。

1月の交渉はどのように運ぶのだろうか。ロシアは自国の安全保障に今、10年後ではなく今、確約を与えることを繰り返し要求している。そして、今まで無視し続けた欧州とのコンタクトを、除外はしなかったという。直接なのか、欧州安全保障協力機構(OSCE)の枠組みなのかは、まだ不明である。

プーチン大統領の心の内は誰にもわからないが、なぜ今この事態かというのなら、ゼレンスキー大統領のアメリカとNATOへの接近、当人の年齢(69歳)だけではなく、唯一話ができる相手と言われてきたメルケル首相(67歳)の引退も関係あるかもしれない。

東ドイツ出身で、ロシア語を話したメルケル前首相。二人で会話するときは、彼女がロシア語、プーチンがドイツ語を話していたという。そんな世代の二人と異なり、現在、EU加盟国の首脳の平均年齢は、50代と若い。特に、東欧よりも西欧が若い。

若いのは、民主主義が上手くまわっているだけではなく、EUのことが理解できる世代でないと、政治ができないからだろう。彼らにはもはや、プーチン大統領とは共通の基盤がほとんどない。欧州では冷戦は終わったのだ。別の新しい時代が到来し始めている。でも、まだ残されている課題がある。それが、ソ連を構成していた国々で、東欧よりもっと東の国々である。

プーチン以降はロシアの民主化は必然と思われ、アメリカも主要な軍事的関心をもはや欧州には示さないなかで、ウクライナが途上に残されているのだ。次はモルドバ(と沿ドニエストル共和国)かもしれないが......。

やっと1月から交渉のテーブルは設けられることになったが、ロシアに「無視された」状況に置かれ続けた欧州は、いま何をして何を考えているのだろうか。ロシアは、NATOの対話の呼びかけもほぼ無視して、アメリカとだけ話していたが、特にEUと欧州の首脳に与えた心理的影響は大きいだろう。EUの今後の方向性に、このことがきっかけとなり、歴史的な影響を与えるのではないかとさえ感じる。

この問題は、また稿を改めて書きたいと思っている。



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2022/01/05 10:38:22 AM
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