2022/04/21
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忘備忘却録 狂貢
◆ デイリー・メール紙が某外科医の撮ったイタズラ写真をネッシー出現!と大々的に報道(1934年)、世界はトリック写真であったと撮影者が白状するまでの60年間騙された。 ◆ 特捜検察は政府の都合がいいことしか捜査してはならない、と言うことを一般国民に知らしめた日(1954年=造船疑獄で犬養健法務大臣が指揮権を発動)。 ◆ 任天堂によって、新型兵器『ゲームボーイ』が発売される(1989年)。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月21日 】
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​ ウクライナ情勢の裏で着実に進む中国の東南アジア進出  =中節=​
= WEDGE REPORT 《チャイナ・ウォッチャーの視点》 2022年04月17日 樋泉克夫 (愛知県立大学名誉教授)


   2013年以降の中国の展開をみると、胡錦濤政権を襲った習近平政権は「中華民族の偉大な復興」「中国の夢」を掲げ、「一帯一路」をテコにしてユーラシア大陸の全域を海上と陸上で繋げようという大構想をブチあげた。「大風呂敷」との批判を浴びながらも、以後、その実現に向け着々と動いていることは改めて説明するまでもないだろう。

 ここで見過ごすことが出来ないのが「安倍ドクトリン」のうちの「3.自由でオープンな、互いに結び合った経済関係の実現」の項目で言及されている「メコンにおける南部回廊の建設など、アジアにおける連結性を高めんとして日本が続けてきた努力と貢献は、いまや、そのみのりを得る時期を迎えています」との主張だ。それというのも「メコンにおける南部回廊」こそが、中国による〝熱帯へ進軍〟のメインルートだからである。
 かねてから日本は、メコン流域のミャンマー、ラオス、カンボジアなどの流域諸国の貧困救済のために多くの予算を投入してきた。またアジア開発銀行(ADB)を通じてメコン流域の経済社会開発に投入された多額の援助もまた、その一環と見なすことが出来る。それを導いたのが財務省であり、黒田東彦ADB総裁(現日銀総裁)だった。その〝努力〟の甲斐あってか、21世紀に入って以降、たしかに「そのみのりを得る時期を迎えて」はいた。

 だが結果として「そのみのりを得」たのは日本ではなく、中国だったのである。現実を直視するなら、カンボジアにせよラオスにせよ、ましてやミャンマーであっても、それらの国々において急拡大した中国の存在感に比べ、日本のそれが希薄であることは言うまでもないだろう。であるなら、なんのための援助だったのか。

 90年代後半だったと記憶するが、財務省で行われたメコン流域開発援助に関する会議に参加し、中国の南進戦略の歴史的経緯を報告したことがある。その際、メコン流域を地政治学的に捉えることも、この地域が経てきた歴史を振り返ることなく、ましてや日本が国家としてメコン流域諸国とどのように向き合うかという基本構想を持たないままに行われる「円の投入」は、ADBという国際機関を介在させるだけに、中国の〝熱帯への進軍〟を正当化するばかりか、却って後押しかねない。結果として日本とメコン流域諸国、ひいてはASEANとの関係にとってマイナスにしかならないと意見を加えた。

 すると意外にも財務省側からは、「日中友好の立場から、中国がこの地域における日本の外交努力を無にすることはない」「万に一つ中国を利したとしても、この地域の貧困情況が最終的に改善されるなら、それは日本の政府開発援助の精神に合致している。我が援助外交の成果として前向きに評価できる」との反応が返ってきた。この地域の国際環境の変化に疎すぎると同時に、「福田ドクトリン」の悪しき後遺症と痛感したことを四半世紀程が過ぎた現在でも鮮明に記憶している。

すでにバブル経済が破裂してはいたが、世界第2位の経済大国としての影響力を維持していたわけだから、メコン流域への援助など、当時の日本の財政規模からいえば小さかったに違いない。いわば、ドブに捨てたところで惜しくない、といったところだったろう。



 一方、香港返還を目前に控えていた中国は経済成長路線に密やかな自信を秘め、「ノーと言える中国」などという論調が起こり始めていたものの、依然として経済的には日本の後塵を拝していた。

 そして現在である。世界経済に占める日中両国の立場は逆転し、メコン流域に投入された「円」が稔らせたであろう果実の多くは中国にもぎ取られ、極論するなら雲南省を突破口とする彼らの〝熱帯への進軍〟の地ならしを果たしたに過ぎなかった。それでもなお、「メコンにおける南部回廊の建設など、アジアにおける連結性を高めんとして日本が続けてきた努力と貢献は、いまや、そのみのりを得る時期を迎えています」と〝自画自賛〟を繰り返そうとでも言うのか。

 民主党政権(2009~12年)が進めたベトナム向けの新幹線売り込み工作にしても、さらには11年のタン・シュエ軍事政権崩壊を機に「アジアに残された最後のフロンティアー」と歓迎し官民共にミャンマー進出に前のめりになったことも、その後の顛末を振り返れば、この地域の現実を直視する努力を怠っていた好例として上げておきたいものだ。

軽視はできない一帯一路
 習近平は第二次安倍政権発足直前の12年11月に中国共産党総書記に、「安倍ドクトリン」が明らかになった直後の13年3月に中華人民共和国国家主席に就任し、文字通り中国のトップに立った。

 その年の9月、訪問先のカザフスタンで「一帯一路」の原型とも言える「シルクロード経済ベルト」構築を呼び掛けた。1年後の14年11月、北京で開かれたアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議において、中国を起点にユーラシア大陸を東西に結ぶ「シルクロード経済ベルト」(「一帯」)と中国沿海部を起点に南シナ海、インド洋、アフリカ東岸を経てヨーロッパまでを海路で繋ぐ「21世紀海上シルクロード」(「一路」)――周辺国を一帯一路で結んだ国際的な社会経済圏建設構想――を打ち上げたのである。
・・・・・・明日に続く・・・



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2022/04/21 05:30:06 AM
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