2022/04/30
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忘備忘却録 狂貢
◆ チンコ屋のテーマが初演奏される(1900年= 神戸の観艦式=)。 ◆ 昨日、エヴァ・アンナ・パウラ・ブラウンと結婚したアドルフ・ヒトラーが夫婦揃って心中。結婚した二人を労農赤軍がモスクワへ新婚旅行に招待させようとしたが、そうはさせじと遺言によって二人の遺体は徹底的にローストされた(1945年)。 ◆ ポケットに入るサイズのラジオをソニーが発売。ポケットに入らないと言う苦情に対しては、ポケットをラジオに合わせれば良いとした(1960年)。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和4年04月30日 】
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​ 多くの冒険家が「43歳」に命を落とすのはなぜ?
     経験の豊かさと肉体の衰えが交差するとき
=4/4=​

= NewsWeek_Column 2022年4月24日(日) 角幡唯介(ノンフィクション作家 探検家)


四十過ぎになると、その人にしか閃(ひらめ)かない、じつに固有度の高いもの≪思いつき≫になってゆく。その意味で四十三歳で思いつく構想は、確実にこれまでで一番自分らしい最高の行為となるはずである。地道にひとつのことをつづけ、世界を深めてゆき、そしてこの年齢に達すると、どうしてもそういう面白い行為を思いついてしまうのだ。

ところが、その一方で肉体は衰えはじめ、生命体としてのパワーが下降線をたどり、全体的に勢いがなくなり、この過去最高の表現を実現するだけの時間はもうあまりのこされていないとの自覚もめばえる。その結果どうなるか。当然つぎのような発想になる。

今は身体がまだ動くので、なんとかなりそうだ。なら、身体が動くのこり少ないわずかな時間をつかって、この固有度の高い思いつきを実行しなければならない。なにしろ思いついてしまったのだ。思いついてそれをやらなければ、私の人生はそれを思いついたのにやらなかった人生に頽落(たいらく)し、布団のうえで死ぬときにかならず、嗚呼(ああ)オレはあれをやらなかった......と後悔することになる。

過酷な旅への原動力
でも、やれば人生を肯定できる。その機会を逃したくない。だったら今のうちにやるしかない。今やらないと、もう身体が動かなくなり、この思いついた固有の行為を実行するチャンスを永久に逃してしまうかもしれない。もし今年、まったりと家ですごしてワンシーズンを無駄にしたら、そのつぎのシーズンはもっと気力が衰えているだろうから、そのぶん、その自分由来の行為をものにできる可能性は低くなる。今やるしかないのだ――。

四十三歳で多くの冒険家が死亡するのは、たぶん、体力が経験に追いつかなくなることより、むしろのこされた時間が少ないと感じて行動に無理が出るからだ。

南極大陸犬橇横断を最終目標としていた植村直己が、やらなくてもいいように思える冬のデナリにあえてむかったのは、なんでもいいから身体を動かしておかないと、南極が、すなわち彼固有の、彼にしか思いつけない最高の行為が遠のくという焦りがあったからだ。北極点から愛媛の自宅に帰るという旅に出発した河野兵市にも、おなじような焦燥があっただろう。

すくなくとも、二〇一八年三月に私をシオラパルクにむかわせた原動力として、この年齢の焦りは確実に作用していた。私がやりたかったのは、北極で狩りをしながら長期に漂泊することだ。それは今年やらなければ、もう永久にできないことだと思われた。



​荒​ぶる上海の「白衛兵」、厳し過ぎる防疫措置がコロナ以上に市民の命を奪う実態​​
= NewsWeek_Column_2021年04月26日、 Superpower Satire (CHINA)風刺画で読み解く中国の現実 辣椒(ラージャオ、王立銘/中国人風刺漫画家)& 唐辛子(トウガラシ/コラムニスト)

「何カ所も病院を回ったが、どこからも診察を拒否された。どうにもならない」。4月14日、上海の71歳のバイオリニスト陳順平(チェン・シュンピン)は、急性膵炎の激痛と受診できない絶望の中で、自宅マンションから飛び降りた。

4月20日までに新型コロナに感染し亡くなった上海市民は25人。だが、厳しい防疫措置によって死に追いやられた上海市民は、これ以外にも多くいるはずだ。
「コロナの感染死ではなく防疫死」が上海ロックダウンの現実である。2600万人が家に閉じ込められ、工場と会社は休業、学校、病院は封鎖。スーパーと百貨店もシャッターを下ろし、公共交通機関も停止。高速道路も封鎖され、他所からの救援物資もなかなか市民の手元に届かない。

患者は病院で受診できず、お金があっても野菜を買えない。陽性者が出たら「方舟病院(臨時医療施設)」へ強制連行。2歳の子供も例外ではない......。

人類史上前例がない大規模ロックダウンで上海市民の精神的なダメージも大きかった。自殺が続出し、暴力事件も発生。「いつも上品な上海人が今回のロックダウンで台無しになった」と全ての中国人が嘆いた。

1842年に開港した上海は、英米仏など欧米諸国の租界が造られ、「東洋のパリ」として発展した。上海と言えばファッションと品位の代名詞で、中国人にとって特別な存在であり、「上海は中国の上海ではなく、世界の上海」が上海人の自慢だ。経済特区を持ち、香港を上回る経済都市でもある。
常に国際的な視野を持ち、科学的な合理性を唱える上海は、コロナの感染爆発後も防疫の優等生だった。

だが欧米諸国と同じ「ウィズコロナ」という防疫思想は、「ゼロコロナ」を命じる習近平政権の逆鱗に触れた。だから警察の特殊部隊と人民解放軍を含む3万人以上の防疫部隊(最近はその姿と暴力性から「白衛兵」と呼ばれている)が上海に派遣され、厳しすぎるコロナ撲滅運動を展開している。

上海でいま行われているのは、コロナ撲滅運動というより、経済優先やウィズコロナという欧米思想の撲滅運動と言ったほうが適切だろう。どれだけ国際的な大都市でも、五星紅旗を掲揚する上海はやはり社会主義の上海なのだ。

■ ​白衛兵​ / 防疫活動のため上海に派遣された白い防護服姿の警察官や兵士。文化大革命中の紅衛兵にちなむ。有無を言わさず暴力的に強制隔離を実行する映像が次々とSNSに投稿された。



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2022/04/30 05:30:07 AM
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