2024/02/11
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★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 ★
☆ 本日は、国民の祝日に関する法律第2条に「建国をしのび、国を愛する心を養う」と規定された建国記念の日です。建国記念日ではなくて、建国記念の日です。大事なことなので2回言いました!!!?。 ☆ 建国記念の日で疑問を呈された三笠宮崇仁親王に対し、国を憂いた右翼が自邸に押しかけてお叱り申し上げた(1954年)= 3人の兄たち(昭和天皇、秩父宮雍仁親王、高松宮宣仁親王)とは年齢も離れた四男であり、皇位継承の可能性が低かったことから、かなり自由な立場で行動する親王への鉄拳。 ☆ 東側の鉄のカーテンに対抗し、イギリス保守党が鉄の女をボスにする(1975年)。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年02月11日  】

​ 絶望的政治不信の果てに、スリランカの人々の悲しい選択肢 =後節=​

=Wedge_Online 【定年バックパッカー海外放浪記 / 財政破綻国家スリランカを歩く(第1回)
】 2024年2月04日 高野凌( 定年バックパッカー)


経済再建は外国資本への身売りしかないのか
 12月19日。メリッサの漁港で漁協幹部の恰幅がよく威勢のよい御仁が話しかけてきた。曰く、スリランカは政府の無策で経済は過去最悪。舶用軽油(marine diesel)がリッター当たり200円に高騰。インド洋で一週間マグロ・カツオ漁に出漁すると、6トンの燃料を消費する。金額的には120万円。売れる魚の大半は氷詰めにしてコロンボに送るが人件費までカバーできないことが多い。政治家や役人は産業政策に興味がなく専ら私腹を肥やすことばかり考えていると舌鋒鋭く批判。

 現在は義務教育を終えても仕事がない。政府は職業訓練学校への予算を確保して、義務教育終了後一定期間内に就業していない若者を強制的に職業訓練させるという仕組みが必要だ。放置しておけば益々技能のない若者が増加して失業率が高くなるばかりだ。

 スリランカは資源が豊かで植民地時代は紅茶・ゴム・ココナツ・木材・香料など安定的に輸出して豊かだった。無能で汚職まみれのスリランカの政治家・役人に任せていてはスリランカ経済の再建は絶望的と切り捨てた。

 漁協幹部氏の再建構想は外国資本に25年から50年という長期の租借権を与えて業界ごとに地域ごとに産業を再建するというもの。欧米・日本・インドの有力企業に長期利権を保証する代わりに設備投資と経営を任せる方式だ。

 例えば、スリランカ南岸漁港の運営権とインド洋での漁業権を日本の水産会社に与えて数百隻の漁船の操業を運営してもらう方式だ。政治家や役人の介入を完全排除した経営形態で海外投資家を呼び込むためには法的整備も必要だろうと漁協幹部氏は補足した。

スリランカは再度先進国の植民地になるほうが国民は幸せなのか
 メリッサのメインストリートで客待ちをしていた三輪車タクシー運転手のD君は英語のレベルも相当なものであるが、日本語・フランス語・ロシア語などカタコトであるが、客に合わせて話すという多才な好漢だ。アルバイトで運転手をしているが本業は実家のゲストハウスの経営とのこと。



 7年前に訪れたマルタ島の元造船工の老人の言葉を思い出した。「マルタは第二次大戦後に英国が海軍基地を引き揚げてから英国領から独立国家になった。だが小さな島国が経済的に自立してアフリカからの難民や密輸船や海賊に単独で対応することは不可能だ。ロイヤルネイビーに守られて英国経済圏のなかで安心して暮らしていた時代が懐かしいよ」と語っていた。



​​ 中国の債務の罠プロジェクトの現状とインドの微妙な存在感 ​ =前節= ​​
スリランカで影響力を増す中国と歴史的善隣外交のインド
 スリランカを歩いて思い出したのは2017年に訪れたネパール。地理的に中国とインドに挟まれたネパールでは両国が影響下に置こうと政治・経済・文化あらゆる分野でしのぎを削っていた。(東インド・ネパール周遊編『ネパールに見る中国とインドの熾烈な勢力拡大競争』ご参照)

 首都コロンボでは否が応でも中国の浸透ぶりを実感する。コロンボ港をはじめコロンボ市内に林立する高層ビルは中国の融資・投資で建設されている(本編第1回 『財政破綻しデフォルト宣言したスリランカの庶民生活の現実(上)』ご参照)。そして債務の罠に陥ったにもかかわらず筆者は中国案件のコロンボ・ポート・シティー工事が続行されているのを目の当たりにした。他方コロンボではインドは比較的影が薄い印象だった。

 ちなみに外務省によると2022年度のスリランカの貿易相手国は以下の通り:
• 輸出:米国25%、英国7%、インド7%、ドイツ6%……
• 輸入:インド26%、中国18%、マレーシア5%、シンガポール5%…

 他方で2023年6月時点のスリランカの対外債務のなかで二国間債務は109億ドル。内訳は中国46億ドル、日本24億ドル、インド16億ドル……。つまり貿易相手としてはインドが中国より優勢。他方で“一帯一路プロジェクトで中国がスリランカを借金漬け”にしたことが明白である。

中国の露骨な経済協力アピールと巧妙な要人の囲い込み
 11月15日。コロンボの国立病院街。内科、外科、消化器科、循環器科など診療科目別に多数の古びた病棟が並んでいる。一つだけ真新しい近代的ビルが周囲を睥睨していた。中央玄関の真上に漢字・英語で「中国援助・スリランカ国立病院外来病棟」とあり、中に入るとロビー中央に漢字の横断幕があり「建設完成引渡し式典10周年祝賀」と書かれていた。

 後日、政府関係者と話していたら家族に話が及び彼の子息は中国の大学を卒業して技術者となり豪州に移住したという。彼自身も産業視察で招待され中国に行ったことがある。スリランカ国立大学理系学部は超難関なので咄嗟に事情が推測できた。途上国の要人囲い込みの一環として中国名門大学には留学費用免除の友好国要人子弟受入枠がある。彼の子息もその一人なのだ。

エネルギー分野での中国とインド
 ネパールでは首都カトマンズへインド側と中国側からそれぞれ急峻な峠を越えて続々と石油を運んでくる両国のタンクローリーの隊列が印象的だった。
 スリランカで目立ったのはガソリンスタンドの“LankaIOC”のロゴだ。IOCとは(Indian Oil Corp.インド国営石油会社)の略称でありLankaIOCはIOCのスリランカ法人だ。スリランカを歩いた印象ではガソリンスタンドはLankaIOCとCEYPETCO(Ceylon Petroleum Corp.スリランカ国営石油)がほぼ二分していた。
・・・・・・・・明日に続く・・・・・



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
・・・・・・・・・・ 

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Last updated  2024/02/11 06:15:52 AM
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