2024/02/13
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★忘備忘却録/きょうの過去帳・狂 ★
☆ シャルル・ド・ゴールが、米英ソによる最終兵器の独占に対し、一発打ちかまして挑戦状を叩きつける(1960年=コードネームはジェルボアーズ・ブルー)。 ☆ グリコ・森永の製品に最後の毒物が入れられた日(1985年)。15年後には犯人一味も青天白日の身となり、その結果食べ物に毒物が入ることが珍しくなくなった。 ☆ 青木功がハワイアン・オープンで日本人初のアメリカPGAツアー優勝を果たす(1983年)。 &so 弟が兄を抹殺する現代の権力亡者の悲劇/金正男暗殺(2017年)。
【彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年02月13日  】

​ 中国の債務の罠プロジェクトの現状とインドの微妙な存在感  =後節=​
=Wedge_Online 【定年バックパッカー海外放浪記】 / 財政破綻国家スリランカを歩く(第4回“回) / 2024年2月4日 / 中国の債務の罠プロジェクトの現状とインドの微妙な存在感高野凌( 定年バックパッカー)


頼みの綱のインドも断念したマッタラ国際空港の運営
 マネージャーらしき男性に聞くと昨年からロシアのレッド・ウイング航空が週5便発着している。月曜日と金曜日はフライトがないが常勤職員約150人は朝9時~夕方5時まで勤務。フライトがある日はメカニック、給油要員、入出国管理官、税関職員など約50人が発着時間帯にパートタイム勤務。

 以前インド政府が出資を検討中という報道があったので男性に聞くと何も聞いていないとの回答。

 2013年の開港以来定期便の発着がなく一時期中東のエアラインが週に一便運航していたが採算が取れず撤退。その後長い間空港施設は穀物などの倉庫として使用。経営が不安定で墜落事故も起こしているレッド・ウイングが撤退すれば空港は“高価な倉庫”に戻るしかない。

地元商工会議所もお手上げ
 12月15日。散歩中ハンバントタ商工会議所の看板を見つけたので事務局長に話を聞いた。インド政府との話は現時点では白紙のようだ。エアライン誘致に奔走したが手応えなく匙を投げたという。

 コロンボ空港に発着しているエアラインにコロンボ空港からマッタラ空港への延伸を打診したが採算が取れないとの回答。国営エアランカ、ロシアのアエロフロートなどに打診したがコロンボ空港から20~30分の飛行距離にあるマッタラに発着する追加コストは予想乗客数から逆算すると完全に採算割れと回答。

 マッタラ空港からスリランカ南岸のビーチリゾートまで地方道をバスで数時間。他方コロンボ空港から高速道路で同ビーチリゾートまで2時間半~3時間。つまり時間的に変わらない。

政治家の地元利益誘導の産物
マッタラ国際空港の正式名称はマッタラ・ラージャパクサ国際空港。2005年から2022年まで大統領・首相を歴任したラージャパクサ一族の地元がマッタラなのだ。本来はもっとビーチリゾートに近い候補地があったがラージャパクサ一族の地元であるマッタラに政治決定。

 空港建設費用に上乗せされた政治家一族への莫大な賄賂は請け負った中国の建設会社を通じて一族の海外口座に送金されたと宿のオーナーから聞いた。オーナーは自分たちの税金で中国への借金と賄賂と空港維持費を払うことに憤慨。

99年間の租借地となったハンバントタ港は秘密のベールに


 一般用正門ゲートは港の反対側だが事前に入構許可証が必要で許可が下りるまで数日要するとの説明。入構を断念。港湾管理会社に電話すると何か聞きたいなら日本から書面申請しろと素気無い。中国租借地はガードが固い。



商工会議所のハンバントタ港への熱い期待
 商工会議所事務局長によると大型クルーズ客船が先週寄港して二千人の乗客が上陸して地元観光業者が手配したバス50数台に分乗してゴールの世界歴史遺産やメリッサのホエールウォッチングなどを観光。2023年は15隻寄港。数年先には三倍になると算盤をはじいた。大型クルーズ客船のスケジュールは数年先まで決まっているので現在進めている誘致計画のクルーズ客船が寄港するのは数年先なのだ。

日本の大手自動車会社も本格進出を検討?
 商工会議所が注力しているのが自動車会社の誘致。完成車の積替えの中継港としての価値が次第に認知されてきたという。日本・韓国・中国などから完成車を中東・インド・アフリカに輸出する場合にハンバントタで荷揚げして仕向け先別に保管して最終目的地に船積みするという中継拠点(hub)を目指している。

 日本の某大手自動車会社が何度か視察に来ており専用の保管ヤードを作る計画があるという。さらには港の後背地に自動車組み立て工場(assembly line)建設構想もあるらしい。港湾運営会社のプレスリリースでは2022年の自動車の取り扱いは56万台、2023年は218隻の運搬船が寄港し70万台突破とある。

 さらにプレスリリースによると2023年1~9月の船舶用燃料(重油・軽油)の給油量は50万トンを突破。
 他方で商工会議所によると肝心のコンテナ―ヤードはガントリークレーンが2基しか稼働しておらずパッとしないようだ。

港湾大国中国が運営するハンバントタ港の未来は洋々たるものか?
 ハンバントタ港のあるスリランカ南岸沖合を通過する船は年間約6万隻。2015年に同港へ寄港したのはたった215隻、2017年には251隻。肝心の直近の稼働状況については情報がない。

 国交省の2021年度資料ではコンテナ取扱個数(20フィートコンテナ換算)では世界ランキングトップ10の内で中国の港が(香港含め)8つを占めている。1位上海4700万個、2位シンガポール3750万個、3位寧波・舟山3110万個……9位香港1780万個、10位ロッテルダム1530万個。

 ちなみに日本では京浜(東京・川崎・横浜)787万個で、22位ホーチミン795万個、24位コロンボ725万個の間に位置しており寂しい限り。

 中国港湾の貨物取扱量が世界の半分以上を占めている現状から判断するとハンバントタ港を管理している中国商業港ホールディングスは高度の港湾運営能力を持っているはずである。また断トツ世界最大の荷主・船主である中国企業と中国商業港ホールディングスとの密接な関係を利してハンバントタ港への集荷営業では大きな後ろ盾になると推測する。

 現在は世界ランキングでは後塵を拝するハンバントタ港が意外に早く世界ランキングトップ20入りする日が来るのではないか。そうなれば15%の権益を持つスリランカにとっても貴重な外貨収入源になると思うがいかがであろうか。

財政破綻以前は医療と教育は無償だったスリランカの今 “につづく



古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。 
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Last updated  2024/02/13 05:10:07 AM
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