2024/10/24
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★ 忘備忘却録/きょう(狂)の過去帳 ★
☆ 神憑りにかかったチョンマゲつけたおっさんたちが熊本県で大暴れ(1876年=神風連の乱)、近代兵器に敵う訳もなく翌日には全滅。 ☆ 集団的な熱狂状態に陥ったウォール街が、突然の大暴落で一挙に現実に目覚めさせられる(1929年)。その後28日・29日と3連続のウルトラショックで一挙に世界大恐慌へ= 暗黒の木曜日=。 ☆ 日本国有鉄道が通勤ラッシュへの手っ取り早い対応策として、乗客を無理やり押し込む要員に学生アルバイト=押し屋=を投入(1955年)。
【 彷徨癖者/如水の愛犬 “ハクとココ”が悲嘆・感嘆 / 令和5年10月24日 】

〈ソ連崩壊に学んだ中国共産党〉
守り続ける3つの教訓と、習近平が恐れていること
Wedge_Online 【世界潮流を読む 岡崎研究所論評集】 2024年10月23日 / 岡崎研究所



 エコノミスト誌10月5日号の解説記事が、今年10月に創設75周年を迎えた中国共産党は、支配年月がソ連共産党のそれを超えたが、指導者の習近平は中国がソ連のように崩壊することを恐れている、と書いている。要旨は次の通り。

 10月1日に中国共産党は創設75周年を迎え様々な記念行事が行われているが、習近平は中国共産党の支配がこの先どれだけ続くのか心配している。1991年にソ連が崩壊した時、ソ連共産党は74年間権力の座にあったが、中国共産党は今やソ連が支配した年月を超えた。

 中国にとってここ数年は厳しかった。まず2022年に習の「ゼロコロナ」政策の突如廃止とそれに伴う混乱があり、それ以降、経済復興の足取りは弱く、成長の回復を狙って派手な景気刺激策がとられた。そうした中、ソ連崩壊を思い出させるメッセージが演説、メディア、党大会で現われるようになった。

 習は22年の5年毎の党大会で、ソ連崩壊は中国エリート層の間でいまだに不安を引き起こしていると示唆、「我々は常に警戒を怠ってはならず」、「中国共産党のような大きな党が直面する特別な課題に覚悟して取り組むことで人々の支持を維持し、長期的な政権党としての立場を強固にしなければならない」と述べた。

 「特別な課題」は23年1月に党中央委員会に対して彼が行った機密の演説の主題であり、内容の一部は今年3月に出版された。「党が大きくなると、ある者は派閥を作ったり、党の団結と戦闘力を弱めるような行動をとる可能性がある」、「要塞が最も簡単に崩れるのは内部からだ。我々を敗北させ得るのは我々だけだ」と彼は言う。

 90年代以降、中国はソ連崩壊に関する膨大な量の文書を出してきたが、強調される部分は習近平の下で変化している。鄧小平の支持者たちは、ソ連の運命を、鄧小平の経済改革をマルクス主義への裏切りと見る党イデオローグに対する反撃の手段として使った。彼らは、ドグマティズムがソ連経済を破綻させて国民の不満を煽り、国の崩壊を早めたと主張する。



 一方、習はソ連共産党のイデオロギー的、組織的規律の喪失に、より注目しているように思える。習は市民社会を粉砕した。中国の学者によれば、西側に支援されたNGOがソ連共産党を瀬戸際から追い落とすのに一定の役割を果たした。

 2010年に中国で出版された書籍、『ソビエト連邦の真実:101の重要問題』は、ソ連の継承争いを分析し、ソ連共産党支配下における指導者の選択は、「酷薄な党内権力闘争で確定、それを決めたのは舞台裏の一握りの長老たちや、あるいは党内クーデターだった」、と述べている。

 しかし習はそこから教訓を引き出したようには思えない。彼は後継者の育成に関心を示さず、望む限り権力の座に留まれるよう任期に関する不文律も変えてしまった。いずれ起きるポスト習への権力移行は、ソ連の動乱の歴史の記憶を再び呼び起こすことになるかもしれない。

                                               *   *   *
総力を挙げた共産党政権崩壊の研究
 この記事は、面白い切り口ではある。ソ連共産党も中国共産党も本質は似た政党であり、中国共産党がソ連崩壊から必至になり教訓を学ぼうとしている点はその通りだ。しかし、記事が言うように、習近平になって学ぶべき教訓の中身が特に変化したとは思われない。

 ソ連崩壊後、中国は総力を挙げてソ連・東欧の共産党政権の崩壊の原因究明を行った。実に膨大な作業であり、調査結果は政策提言とともに党中央の金庫に今も入っているはずである。

 トウ(登+阝)小平は、学ぶべき教訓を次の3点にまとめている。第1は、ソ連共産党が統治を諦めたのが問題であり、何があっても共産党の統治を続けるべし、というものだ。第2は、ソ連は社会主義・共産主義を放棄したから失敗したのであり、イデオロギーは堅持しなければならない、ということだ。そして第3は、米国と正面から力比べをしてはならない、というものだ。



 もし付け加えることがあれば、それはソ連式経済では駄目で、だから中国は改革開放政策を進めなければならない、ということだろう。
 習近平は、1と2は堅持しており、3については、少々軌道を外した感はあるものの、正面から米国と力比べをする気はない。つまり、習近平は、トウ(登+阝)小平の基本は守っているということだ。

 記事が指摘するように、習近平自身が、組織を厳格に管理し、党員を献身的に尽力させなければ、ソ連の轍を踏むという危機感を持っている可能性は排除しないが、客観的に見て経済が崩壊の瀬戸際まで行かない限り、共産党統治が傾くとも思えない。なぜなら「共産党の統治の継続」こそが、党内の唯一のコンセンサスであり、そうなる前に党内で是正の力が働くからだ。

習近平路線の1つの限界
 習近平が行っているイデオロギーや紀律的引き締めは、共産党のガバナンスの体質から来るものであり、引き締めと緩和の関係は実に難しい。引き締めすぎれば組織の自発性は消え、緩和しすぎれば腐敗や「上に政策あれば下に対策あり」が起こる。

 ソ連崩壊直前はいざ知らず、80年代半ばまでソ連は極めて厳格に管理された党と社会であり、現在の中国など足下にも及ばない。習近平による組織管理と精神教育の強化は、すべてを党が指導することを国政の中心に据えた結果、その実施部隊である党幹部と党員があまりにふがいないというので進めている可能性の方が高い。

 しかし現在、党官僚に要求されているスタンダードは高すぎる。客観的に見て、それに合格する人は多くはないであろう。
 習近平路線のかかえる1つの限界でもある。引き締めと緩和の間を行き来しながら何とか対処していくしかない、というのが現実だろう。



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古都 老翁がいた。 翁は愛犬を愛で朝夕の散歩に伴う。 翁は大壺を持ち、夕刻 酒を片手に壺に躍り入る。 くぐもる声で語る傾国の世辞は反響し、翁の安息を妨げ、翁はなす術も無く自笑。 眠りに落ちた。
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Last updated  2024/10/24 05:10:08 AM
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